アレルギー・アトピー

HOME TOP 掲示板過去ログ 母乳育児 レシピ集 ショップリスト

腸内環境改善
イーストコネクション(米アレルギー)予防

私たちの腸管には、カビの1種であるカンジダが常在しています。通常は、ビタミンB群などを私たちに供給してくれていますが、ある原因により、このカンジダ菌や病原性細菌である大腸菌などが増えすぎると、毒素を出して、アレルギー・アトピーの原因となったり、便通が悪くなるなど、多くの疾患や症状に関与してくるそうです。

腸内環境を整えることは、アレルギー・アトピーの場合はもちろんのこと、妊娠中・授乳中のママにも重要で、これがアレルギー・アトピーの予防の基本となるようです。また、赤ちゃんの腸内環境は生後まもなくは乳酸菌などの善玉菌が大部分を占めているようですが、外から口に入るものによって、その比率が低下し、カンジダなどの菌が増えていくようです。そのため、腸管が未熟な離乳期では、カンジダが増えすぎると、腸の表面(腸管粘膜)が荒れてきます。腸管粘膜がただれると、そこから大きな分子のままアレルゲンとなるタンパクが吸収されるため、食物アレルギーを起こしやすくなります。さらに、このカンジダ自体にもアレルギー反応を起こすことが知られており、一旦、カンジダがアレルゲンになると、交叉反応といって、似たものにアレルギーが起きることがあり、カンジダととても近い親戚にあるイースト菌や酵母などにまで症状を示すようになり、これらを用いたパンを食べると、症状が出るようになります。

このカンジダが餌とするのは糖質系ですが、この糖質のうち、特に甘いものを好むそうです。白砂糖、果物などに含まれる果糖などの糖類、甘いお菓子やジュース、アルコールなどです。そのため、カンジダの増殖を予防するには、これらを極力控えることが重要となります。また、カンジダは麦や米などの糖質をもエネルギー源として生きているそうです。だから、このカンジダが増えることで、腸管にダメージを与えられるだけでなく、米や麦などの穀物アレルギーを起こす原因となったり、カンジダ自体に対するアレルギーも起こすようです。そのため、この甘いものやイースト(酵母)などの摂取を極力減らすと、米アレルギーの改善が早まるというデータもあるようです。もちろん、タンパクそのものをアレルゲンとしている場合は、これに該当しませんが、糖質系への影響も考えて、穀物アレルギー(特に、米)を伴う場合は、カンジダ(カビ)対策が重要となります。これは食生活のみならず、環境対策においてのカビ対策も重要となることはいうまでもありません。

カンジダは甘いもののうち、白砂糖や果糖を餌とするそうですが、オリゴ糖を餌とはしないそうです。このオリゴ糖は善玉菌となる乳酸菌の餌となるそうで、善玉菌と悪玉菌(カンジダなど)のバランスをたもつためにも、糖類を摂取するなら、このオリゴ糖をとると良いそうです。また、食物繊維が豊富な素材は、腸をきれいに掃除をしてくれ、オリゴ糖とともに、腸の免疫機能を高めてくれるようです。以下に、食生活および食生活以外の観点から、腸内環境改善のためのポイントをまとめてみました。

<食生活で注意すること>
◇オリゴ糖(ラフィノース・フラクトオリゴ糖・ビートオリゴ糖など)の摂取
◇悪玉菌を増やすような食事をしないこと(油脂類・糖分などの多い食事などをしないこと)
◇善玉菌に良いとされる食事をすること(和食中心・食物繊維が豊富な食材をたくさん食べること)
◇カビの仲間である胞子を含むキノコ類を控えること、特にキノコ類がおいしい秋は要注意!
◇パンの天然酵母・イーストもカビの1種なので、パン食を少なくして、なるべく和食を心がけること
◇味噌・醤油・鰹節・清酒・焼酎などはコウジカビを利用しているので控えること。鰹節・チーズの一部などはカビをまぶしてあるそうです。ただし、味噌や醤油は日本古来からの発酵食品であるため、適度にとるのはOKだそうです
◇ビール酵母などもカビの仲間に入ります
◇食品添加物やアルコールなども腸内細菌のバランスを崩します
◇加工品をなるべく控えること
◇料理への酒やみりん類の使用も控えること
◇なるべく料理の作り置きをしないこと

<食生活以外に注意をすること>
◇ストレスをためないこと
◇抗生物質の服用を必要最低限にするか、控えること。どうしても服用せざるを得ない時は、整腸剤を同時に服用することが望ましい。通常、抗生物質と同時に処方されると思いますが、処方されない場合は、薬局などでミヤサリン散(乳酸菌製剤)もしくはラフィノース(オリゴ糖)などを購入して、なるべく乳酸菌が減らないような対策を心がけると良いと思います。
◇部屋のカビ対策もしっかりと行うこと(お掃除・換気・洗濯槽内のカビ取りなど)


ところで、最近の子どもは甘いもの(果汁・果物・ジュース・お菓子など)・加工食品・体質に合わない食品(牛乳・乳製品など)の取りすぎにより、腸内細菌のバランスが乱れていることが多いそうです。これは私たちの時代が利便性を追求したり、早期から果汁や離乳の開始をすすめられてきたことなどが原因のようで、これが食物アレルギーの増えた原因の1つとも考えられています。上記でも書きましたが、この腸内環境のバランスを乱す原因の1つであるカンジダを巡って、いろんなものが連鎖するイーストコネクションという考え方により、米アレルギー(糖質)のある場合はもちろんのこと、その予防においても、離乳期からきちんとしたカンジダ対策が必要になってきているそうです。下記に、離乳期・幼児期の対策法をまとめたいと思います。妊娠中のママの腸内環境が、子どもの腸内環境へも影響するようなので、妊娠が判明した時から、授乳が終えるまでは注意をした方が良いそうです。

<離乳期の予防法>
◇果汁や果物は最低生後6ヶ月までは与えないこと
◇麦や米アレルギーの症状や疑いがある場合、1歳をすぎるまでは果物・砂糖類の入ったものを与えないこと
◇離乳は早期から開始をしないこと
◇加工食品はなるべく使用しないこと
◇抗生物質の服用は必要最低限にすること
◇パン類(酵母やイースト使用)を早期から与えないこと
◇体調が悪い時、キノコ類は避けること
◇環境整備:カビ対策

<幼児期からの対策&妊娠中・授乳期の対策>
上記に+@して、
◇甘いお菓子系やジュースをなるべく控えること
◇和食中心で、食物繊維が豊富な素材をたくさんとること
◇体をしっかりと動かすこと
◇生活リズムを整えること
◇ニンニクやお茶(緑茶・ウーロン茶・紅茶など)はカンジダ予防効果があるそうなので適度に取り入れること。しかし、ニンニクは食べ過ぎると、アレルギーの原因となります
◇日本本来の乳酸菌発酵食品(漬物・納豆・たくあんなど)を食べること。納豆のとりすぎは大豆アレルギーの原因となります。大豆アレルギーの場合はやめましょう!
◇ヨーグルトは体質にあわない場合があるので、無理をして与えないこと。取りすぎは、牛乳・乳製品アレルギーの原因となる場合があります。牛乳・乳製品を多く食べるようになったのは、最近です。そのため、本来の日本人にはそれらの分解能力が低いため、症状が出やすくなります。
◇味噌・醤油・鰹節などはカビを利用してできていますが、日本本来のものなので、症状に関与しないのであれば、栄養面からも適度な摂取はOKだそうです。


<参考>
◇角田和彦先生のHP、「腸内細菌とアレルギー

<関連項目>
米アレルギーが増えた原因
米アレルギーの原因と対策(体験談)
アレルギー・アトピーにやさしい玄米の炊き方
低アレルゲン米の種類と調理法、離乳の進め方の参考例など
米アレルギーとイーストコネクション(掲示板過去ログ)


Copyright(c)2005− おでびびはうす All rights reserved.
Templates by 0407