アレルギー・アトピー

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子どもの治療記録
娘の食物アレルギーがわかるまで…

<現在までの簡単な経緯>
まさか自分の子供が食物アレルギーだとは思っても見ませんでした。旦那がアレルギー体質で、アレルギーが遺伝する可能性があることを薄々感じていたものの、旦那が幼少の頃に煩った小児喘息にはなりませんようにという思いだけでした。

産後退院してまもなく、おむつかぶれがひどくなりました。最初は育児に無我夢中で、工夫というものがわからず、産院で教えてもらった方法のみでお尻を拭くだけでした(市販のおしりふきで拭くのみ)。その後、お湯で拭くことや使用している紙おむつが体質にあわないんじゃないのと言う周りの意見を参考にいろいろ試しましたが、一向によくなりません。その上、顔にも湿疹が出るし、頭にも黄色いふけがどんどんできました。それらは乳児湿疹と脂漏性湿疹と呼ばれるもので、皮膚科でも1歳になる頃まで治らない(治りにくい)よと言われました。もちろん、おむつかぶれは「おむつをしている限りは避けて通れないですよ」と言われました。

そんな中、桶谷式の先生(助産師)に「心配なら、卵と乳製品を除去してみたら?」と言われましたが、母乳育児による食事制限の上に、さらにアレルギーによる食事制限と思って、とても辛くなったことがありました。引越先の桶谷式の先生が耳切れを見て、アレルギーの可能性が高いからと、食物アレルギーに詳しい小児科を紹介をしてくれました。早速、受診をしてみると、卵白と埃のアレルギーが見つかりました。そこから試練の日々が始まりました。最初はアレルギーのある卵だけの除去ですむものだと考えていたのですが、一向によくなりません。それで、乳製品、肉類など除去する項目がどんどん増えていきました。母乳育児での制限の上に、アレルギーのための除去、食べられない精神的辛さで禁断症状を招いたことすらありました。

でも、慣れれば、これが普通の生活になってしまったのが不思議なくらいです。そのおかげで、これらの皮膚症状は生後7ヶ月をすぎる頃から、除去食の効果が現れはじめ(除去食開始3ヵ月後)、お誕生月を迎える頃には顎の下以外は随分と良くなっていて(たまにおむつかぶれはします)、他の人から見ても、どこがアレルギーというところまで改善をしていました。そして、断乳をした頃(1歳3ヶ月頃)には顎の下もすっかりときれいになっていました。でも、関節と首の後ろは一進一退なところもあります。関節は断乳ストレスでかきまくり、化膿までしてしまいました。アレルギー体質の子は関節の皮膚は弱いそうです。

4歳10ヶ月現在、主な除去食解除を終え、3歳でアレルゲンとわかったゴマと乳製品・卵製品の一部、生肉・生魚を除去している以外は、ほとんど普通食です(園では、牛乳除去)。少し体調が悪かったり、鮮度が悪い牛乳・乳製品など、まだまだ体質に合わない食材を口にすると、腹痛・下痢・湿疹や痒みが出ますが、除去食を開始した当初よりは、はるかに免疫がついたのか、ほとんど症状が出なくなりました。今後は、小学校給食など、まだ乗り越えなければならない壁はあると思うので、道のりは長いですが、頑張っている日々です。


<小児アレルギー科受診までの詳細な経緯>
1.皮膚トラブル(おむつかぶれ・湿疹)の発生(新生児期)
うちの子は生後まもなく(生後9日目)からおむつかぶれ(おまたが赤くなる)の症状がではじめました。産後の体調がすぐれない上、最初の育児で何もわからず、おしりふきのみでふいていたのが原因だったようです。そこで、生後11日目からは、おむつ交換の度に、お湯(入浴するくらいの温度、38度前後)で必ずお尻をふくことにしました。お湯でふくことにより、その症状が改善はするものの、少し気を抜くと、すぐにまた赤くなり、ひどいときはただれるほど。私たちが幼少の頃、汗疹やおむつかぶれにはシッカロールをよくつけていたらしいので、試すものの効果が認められません。助産師の先生に相談すると、シッカロールは尿やうんちで固まり、細菌繁殖の原因となるので、最近では使用しない方がいいとのこと。どうも、おむつかぶれは、皮膚が過敏なことと、便数が多いこと(便秘をして困るという赤ちゃんもいるのに、うちの子供は授乳ごとにうんちをしていた)が原因だと考えられました。

1ヶ月検診のときもおむつかぶれの症状が一進一退の状態だったので、軟膏を産婦人科でもらいました。さらに、その頃には、顔の湿疹(乳児湿疹)と頭の黄色いふけ(脂漏性湿疹)もすでに併発していました。それ以外に目の周りや耳にも湿疹があり、相談にのってもらった助産師の先生に、「軽いアトピー性皮膚炎の可能性があるかも…」と言われました。ただ、アトピー性皮膚炎は生後3ヶ月以降にならないと正確に診断できないようで、どうしても心配なら、「牛乳と卵(卵そのもののみ除去:練り製品など加工品はOK)、大豆製品を控えめにしたら?」と言われました。当時は母乳育児のための食事制限もはじまっており、母乳育児で体も完全に復古していないことから、私の体が倒れないことを優先し、はっきりと診断を受けてから、そういう食品の除去をすることにしました(この当時の私は、アレルギーに関しては、まったくの無知です)。

2.はじめての皮膚科受診(生後1ヶ月)
皮膚科の診察を受けたのが、生後53日目のことでした。診察して一言、「これはひどいね…」、単なるおむつかぶれだけではなく、ただれもあったからです。本当は早く皮膚科に連れていきたかったのですが、年末年始と私の乳腺炎などがあり、結局生後2ヶ月近くになってしまいました。

お尻とおまたの治療のために、希釈したステロイド軟膏(ロコイド)と化膿止め(抗生物質入り軟膏:ゲンタシン)を処方してくれました(1日2回)。また、顔の湿疹にはステロイド軟膏(コルテス)、 脂漏性湿疹および乾燥部分には保湿剤(プロペト軟膏)を処方してくれました。薬も大切ですが、石鹸で顔などをよく洗うことも重要だそうです。また、「現時点では、アトピー性皮膚炎の心配はないが、乳児湿疹や脂漏性湿疹は1歳頃まで症状を繰り返すよ」と言われました。

2週間後に経過観察のため、皮膚科を再受診しました。おしりとおまたのただれはほぼ治まりましたが、便数が多ければ、すぐに赤くなることから、 ステロイド外用薬と化膿止めはしばらく続けることになりました。さらに毎回のおむつ交換ごとに、非ステロイド外用薬(アンダーム軟膏とアズノール軟膏の混合)を処方してくれました(皮膚保護のため)。顔の湿疹は落ち着き、ステロイド外用薬を常用せず、保湿剤だけを乾燥部分にぬれば良くなりました。

【参考:ステロイド外用薬】
「ステロイド外用薬の副作用が怖いから…」と薬の使用をためらうお母さんがよくいます。炎症の程度に応じて、薬の種類などをお医者さんが決めてくれるわけですから、自分の独断で薬をぬったり、やめたりでは、かえって症状を長引かせたり、悪化させる原因となりますので、指示通りに使うことをおすすめします。特に、強めのステロイド外用薬を処方された場合、自己判断でやめると、症状が悪化する場合がほとんどです。強めのステロイド外用薬の場合は、症状が軽減した時点で、一段階弱いステロイドに変更し、その後、症状の改善次第で、非ステロイド外用薬に変更したり、休薬期間をおきながら…というような段階を踏む必要性があります。

お母さんも辛いですが、一番辛いのは赤ちゃんのはずです。指示通り使用して、かゆみや痛みを少しでも早くなくしてあげたいものです。ステロイド外用薬は薬効の強さによって、一番強い群(T群:STRONGEST)から弱い群(X群:WEAK)まであります。赤ちゃんには弱い方のV〜X群が処方されるようです。上記のロコイドはW群(MILD)、コルテスはX群(WEAK)です。ステロイド外用薬の詳細については、ステロイド外用薬()を参照のこと。

3.アトピー・アレルギー症状の疑い(生後2ヶ月)
生後2ヶ月も終わる頃、ようやく便の回数がそれまでの半分になりました(平均9回くらいが5回くらいに)。腸の働きが強くなったのでしょうか… そのおかげで、おまたもきれいになってきました。しかし、生後3ヶ月になると、耳の付け根がよく切れて、時々出血をし、耳の後ろ側も赤くなっていることが多くなってきました。いわゆる、 耳切れです。特に、授乳時や眠たいときは、すぐに耳に手をあててこすったり、かいたりするようになりました。かゆみも出てきたのだと思います。本を見ると、「耳切れはアトピーの時によく起こる」と書いてあり、とても不安になりました。

そんな中、引越が決まり、引っ越し先を見学に行ったり、引越の準備(ほとんど業者任せですが)がはじまったりと大変でした。いざ、引越をすると、環境の変化により、おっぱいの飲みが悪くなるなどの問題も出てきて、耳切れを気にする余裕すらありませんでした。さらに、その頃、顔の湿疹は落ち着いてはいるものの、 私が卵を食べた翌日には、どうも肌が赤くなっているような気がしてなりませんでした。旦那には「気のせいじゃないの?」と言われましたが、私の脳裏から、どうもそのことが離れませんでした。そんな矢先、引っ越し先で新たにお世話になる助産師の先生から、「耳切れはアトピーの可能性が高いから」と、アレルギー治療に信頼性が高く、食事療法を中心に治療している先生二人を紹介してくれ、そのうち同じ区内の先生に診てもらうことにしました。

4.はじめての小児科(食物アレルギー専門)受診(生後3ヶ月)
小児科(食物アレルギー専門医)の最初の受診は、生後3ヶ月の終わり頃でした。問診と採血がありました。血液検査(埃・ダニ・ミルク・卵白・ジャガイモ・小麦・羽毛・大豆・ゼラチンのRAST)では、アレルギー陽性反応が認められませんでした。しかし、それよりも感度が高いとされる皮内テスト(ミルク・埃・ミカン・卵白・ネコ)で、埃と卵白に陽性反応が出たため、 埃と卵に軽いアレルギーがあると診断されました(検査結果は、こちら♪)。これ以外に肝機能の異常、貧血傾向が見つかりました。アレルギーは軽度と診断されましたが、その治療のために、厳しい食事制限という過酷な日々がはじまったのです。


◇「食物アレルギーと診断されて…」に続く


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