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子どもの治療記録
娘の経口負荷試験の記録

ここでは、娘の除去解除の履歴を記録しておきたいと思います。症状の回復が少しずつ認められた生後10ヶ月頃から、大豆・大豆製品および小麦は、栄養士の先生の指示のもと、自宅で徐々に解除をはじめました(除去開始、約半年後)。1歳の誕生日を迎える頃には皮膚状態が良くなってきていたので、本格的に除去解除をはじめることになりました。

本格的解除をする際は、まず最初に、クリニック内で食べさせました。食べる前にアレルギー症状を抑える薬(インタール:消化管の通過亢進能力を抑制する薬)を服用する試験と、服用しない試験の2種類があり、その2回をクリアーしたら、今度は自宅で食べられる量をアップする試験を行いました。この試験はクリニック内と同様の手順で行います。除去解除試験の詳細は、こちらを参考にして下さい。


1.鶏ささみの経口負荷試験
第1回目の院内試験(インタール服用有り)では、口周りにゆで汁を塗ったときは問題がありませんでした。しかし、1gを食べたあとに、右のほっぺに少し赤い部分が2箇所ほどできましたが、すぐに消えたので、試験は続行され、その後はなんの問題もありませんでした。第2回目の院内試験(インタール服用なし)では、まったく何の問題もなく、クリニック内での試験は終了し、次回から自宅での試験となりました。4回の各試験も無事に何の問題もなく終了しました。ただ、冬は風邪のため、咳・嘔吐・下痢を繰り返していた我が娘。その隙間をぬっての試験でした。もう少し落ち着いて、のんびりと試験をした方が良かったのですが、はじめての経口負荷試験で、周囲からの情報や知識がない私は除去解除への気持ちが焦るばかりで、今となっては少し反省をしております。あと冬場は湿疹が出やすいようで、この試験終了後、約1ヶ月は経口負荷試験が中止となりました。 

(2001年12月18日(1歳0ヶ月)〜2002年1月21日(1歳1ヶ月)試験実施)

2.卵黄の経口負荷試験
第1回目の試験(インタール服用有り)は無事にクリアーをしました。この試験後、また風邪を引き、ほぼ治った頃に、第2回目の試験(インタール服用なし)を行いました。でも、1/32個を食べたあと、背骨の上あたりに少し発赤ができたので、診察を受けました。呼吸に変化がないので、試験を続行し、あとは問題なくクリアーをしました。しかし、この後の自宅での試験では立ち止まりが多かったです。風邪を何度かぶり返していたことと、一時帰省が原因です。最終的には微妙な判定ですが、少しはアレルギー症状が出ている可能性(大便後に少しおまたが赤くなる)があるけど、一応OKと言うことでした。ちなみに、途中で再試験が何度かあったのですが、すべて遅延反応でした。試験中・試験直後は異常がないのに、夕方頃からお腹やほっぺに湿疹ができたり、首の後ろや脇腹をかゆがったりしました。湿疹はすぐにおさまるものもあれば、4−5日治らなかったこともあります。

4月になって暖かくなったことと(2002年は暑いくらい)、体の抵抗力が強くなったこともあり、最後の試験になるほど、湿疹は出なくなりました。でも、試験日の夜もしくは翌日の大便後におまたが少し赤くなることが多かったです。うちの子供は便数が多くて赤くなることが多いので、便数が原因なのか、卵黄が原因なのか、それとも両方が原因なのか、判断しづらい面も多少ありました。しかし、卵黄の遅延反応が多少出ている可能性はあるけれども、湿疹が出なくなるほど、体の抵抗力がアレルギー反応の強さよりも増してきたので、一応OKということになりました。お腹の湿疹については、体調が良いと思っても出ることもあるし、その日に食べた他の食品(例えば、市販品や小麦など)との兼ね合いもあるように思います。でも、抵抗力がつけば、一気にその問題も解決します。少しかゆみは残るかもしれませんが… あとは、どのくらいの量(〜1個まで)を週に2度コンスタントに食べられるか、様子を見ていくことになりました。

(2002年2月25日(1歳2ヶ月末)〜2002年4月26日(1歳4ヶ月末)試験実施)

これは余談ですが、その後、卵白の試験開始までに1度卵黄(約1/2個)を食べさせました。大便後におまたが少し赤くなってしまいました。やはり、駄目かなと少し気落ちしました。普通なら翌日には治るのに、まったく治らないのです。むしろ、どんどん広がっていくのです。約1週間様子を見て、皮膚科に行くと、「カンジダによる皮膚炎」と診断されました。ただでさえ、皮膚はあまり強くないのに、急に暑くなり、おむつが蒸れるようになったことと、おむつの交換回数の減少とおむつ交換ごとのお湯拭きを少しさぼりぎみだったことが原因だったようです。どうもカンジダ炎は通常のおむつかぶれ(もしくは卵黄摂取による赤み)に併発したようです。治るのに、さらに約1週間かかりました。とほほ話です。

3.全卵(卵白がメイン)の経口負荷試験
<固ゆで卵>
全卵を用いた卵白の試験は、意外とあっさりすべて合格でした。卵黄を食べた後に、おまたが赤くなっていたので心配をしていたのですが、1度も赤くなることがありませんでした。暖かく(暑く)なり、湿気も多くなったことから、呼吸器系の調子も良く、上記の2つの試験のように、風邪の合間をぬってということはありませんでした。開始前に咳風邪にはなったけど、試験中は咳がまったくなしの状態でした。体調が非常に良いことと、アレルギー反応の強さよりも抵抗力がさらにパワーアップしたのだと思います。あとは、どのくらいの量(〜1個まで)を週に2度コンスタントに食べられるか、様子を見ていくことになりました。栄養士の先生にはなるべく1個を早く食べられるようになって、週に一度はオムライス、オムレツや卵焼きなどのごちそうを食べさせてあげましょうと言われました。また、医師にはクリニック内での経口負荷試験が合格した時点で、「お母さん、長い間よく頑張ったね」と笑顔でほめられ、とても感激しました。

(2002年5月27日(1歳5ヶ月末)〜2002年6月17日(1歳6ヶ月)試験実施)

<全卵+調味料の組み合わせ>
油は菜種油+亜麻の実油、もしくは単品を用い、砂糖はきび砂糖もしくはフラクトオリゴ糖、醤油は稗醤油を用いました。最初に油の試験を行い、OKだったので、次回からはそれに砂糖、醤油をそれぞれくわえたもの、さらに全部くわえたものを行いました。塩のみに関しては、ほとんど使用することがないと思い、試験をしていません。稗醤油に塩が入っていることもあります。時期は夏でしたが、試験は順調に進みました。体調は夏風邪を1度引いたのみで、免疫力も強くなったように思います。

(2002年7月16日(1歳7ヶ月)〜2002年8月28日(1歳9ヶ月)試験実施)

<二次食品への挑戦>
上記の卵+調味料をしばらく続けて、体調に変化が出ないことがわかれば、いよいよ卵を含む食品に挑戦です。小麦+卵+調味料や加工食品などに挑戦できます。お好み焼きやホットケーキ、天ぷらなどです。この際、注意をすることは、卵の食べる量です。1日約1/2−1個(子供が食べられる範囲で)程度を週に2回ということです。しかし、卵の二次食品は多数あるので、週に2回というのは難しくなります。そこで、1週間トータルで約1−2個程度の範囲内であれば、毎日食べてもOKということにします。食べた量にもよりますが、例えば、天ぷらなら約1/5個というふうに大体の目安でカウントしていけばいいと思います。それを継続的に食べて問題なければ、卵をほぼクリアーしたと考えても良いと思います。あとは成長に従って、どの程度食べる量が増やせるかの問題となります。

(2002年11月2日(1歳11ヶ月)〜)

<プリンへの挑戦> 
プリンとマヨネーズは最後の挑戦と言われ、4歳夏より挑戦をはじめました。選んだプリンは、どこでも出てきそうなグリコのプッチンプリン(乳製品・カラメルシロップ・砂糖・植物油脂・牛乳・コーンスターチ・卵黄粉・食塩・ゲル化剤(増粘多糖類)・香料・乳化剤・酸味料・カロチン色素・V.C )。はじめてのプリンの負荷試験(インタール有り)は、ほんの少し→(15分)→ほんの少し(約2倍量)→(15分)→ティースプーン1さじと与えてみました。トータルでティースプーン1.5さじ弱くらいだと思いますが、即時的な症状はありませんでした。ただ、1〜2時間後に、「へその辺りが少し痒い」と言ってましたが、ひどくはなさそうです。そのため、本人は「プリンが原因、あまり食べたくない〜、パパが食べる…」と言っていました。これ以外の症状はまったくなく、腹痛・下痢・嘔吐などが起こらなくて、ホッとしました。その後、徐々に増量しました。時々、上記と同様、へその辺りの違和感を少し感じたようです。

1個食べる試験では、1回目で、夜に腕の内側に少しぶつぶつができて、痒いらしく、左足の内側にも中央が少し盛り上がった丘疹が数個できていました。2回目は少し風邪気味だった影響もあり、皮膚症状はありませんでしたが、寝る前と夜中に少し咳込んで、翌日は朝起きることができず、幼稚園も休みました。3回目は、OKでしたが、ここまでくるのに、約2ヶ月かかりました。体調を甘く見れません。そして、次は、卵黄粉から作ったプッチンプリンではなく、生協で購入した卵と牛乳で作った本格的なプリンを試すことにしました。インタールなしで、1個与えてみました。即時型の反応はありませんでしたが、へその周囲のお腹の痒みが、いつもより少し痒いのか(掻き毟るほどではない)、気持ち良くないらしく、もうプリンはしばらくいらないとのことです。そのため、誤食レベルでは問題なく、万が一、私の目の届かないところで食べても、体調さえ良ければ、痒み程度ですむだろうということがわかっただけでも良かったと思います。無理に与える必要性がないものですから… 

(2005年8月22日(4歳8ヶ月)〜11月8日試験実施)

4.ヨーグルトの経口負荷試験 
<ペプティーヨーグルト>
このヨーグルトの前段階として、自宅で低アレルゲン化したヨーグルト(ペプティーヨーグルト)の負荷試験を行っています。1さじからはじめ、1個までを食べられるようになっています。その後、週に2回、ヨーグルトの試験がはじまるくらいまで、コンスタントに食べさせるようにしていました。

(ペプティーヨーグルト:2001年12月17日(1歳0ヶ月)〜2001年1月29日(1歳2ヶ月)試験実施)

<プレーンヨーグルト>
ヨーグルトを試験する頃は、以前と比べて、体が丈夫になっていることを実感していました。そのため、安心して試験に臨むことができました。風邪を良く引く体質でしたが、軽い鼻水程度ですんだりしました。ヨーグルトの負荷試験終了後、まもなく下記の牛乳の試験に入りました。その試験の終了を待ち、牛乳との兼ね合いを考えながら、継続的にどの程度食べていくことができるか判断をしようと考えました。

(2002年9月2日(1歳9ヶ月)〜2002年10月7日(1歳10ヶ月)試験実施)

5.牛乳の経口負荷試験
牛乳の試験も割りとスムーズに進みました。ただ、開封して日が経った牛乳(鮮度が落ちたもの)では、湿疹ができました。そのため、我が家ではグリコ幼児牛乳(100ml/パック)が1度で飲みきる量なので、飲むたびに開封するようにしました。100mlを何度か試し、200mlに挑戦する頃に風邪を引いたので、すべての試験を終了するための期間は2ヶ月かかりました。ところで、試験には、温めない牛乳を用いたのですが、今後コンスタントに飲ませる場合は、温めてあげた方が良いそうです。水道水も湯冷ましであげた方が良いのと同じことだそうです。また、加熱することで牛乳のたんぱく質も変性するので、抗原性が落ちることから良いのだと思います。

(2002年10月15日(1歳10ヶ月)〜2002年12月17日(2歳0ヶ月)試験実施)

6.チーズの経口負荷試験(すべて我が家)
冬の割には体調が良く、ひどい風邪も引かなかったので、チーズの解除試験はインタール服用なしで行いました。喜んで食べてくれたし、お尻なども赤くなることなしに、スムーズにクリアーできました。ただ、娘の場合、牛乳は血液&皮膚検査のいずれも陰性でもあるにもかかわらず、先生のアレルギーが出るかもしれないという判断で除去していたからできたことで、陽性または擬陽性の場合は、なるべくインタール服用の有無両方で行った方が安心だと思います。

(2003年1月27日(2歳1ヶ月)〜2003年2月21日(2歳2ヶ月)試験実施)

7.生クリームの経口負荷試験(すべて我が家)
牛乳、チーズとスムーズにクリアーできていたので、ある程度安心感をもって、試験にのぞむことができました。チーズと同様、インタールの服用をせずに、すべての試験を行いました(理由は上記を参照)。娘も喜んで食べてくれたし、まったく症状がでることなく、クリアーできました。これで、いよいよ牛乳・乳製品の本当の最終試験である、これらが含まれた二次食品の除去解除に挑戦することができるようになりました。

(2003年3月13日(2歳3ヶ月)〜2003年4月1日(2歳4ヶ月)試験実施)

8.かつお節の経口負荷試験 
インタールなしでの院内試験はかつお節パックを1袋でした。本当は、その場で削るものが良いけど、現実問題、それを使う予定はないので… 一番だしを唇に塗り、様子を見た後、1g(気持ち少なめ)、1g、1g(気持ち多め)と試験をしました。即時型症状は出なくて、ほっとしました。以前の症状は膝裏関節がざらざらとなり、夜中に痒みで寝れなくなり、遅延型反応の方が強いアレルゲン。夜、おまたが少し赤く、鰹節の影響が少し出ているのかもしれません。翌日も鰹節を食べたことによる遅延型反応はありませんでした。膝裏関節もざらざらにはならないし、夜中痒みで泣くこともなく、おまたも治っています。肛門もOK。ということで、あれだけ症状が出ていたかつお節もクリアーできました。ちなみに、本人はふりかけご飯もしくはとろろ昆布ご飯弁当に、醤油をかけた鰹節がとても気に入り、負荷試験中も「魚もっとちょうだいよ〜」と何度も言っていたし、除去解除後も喜んで食べています。お好み焼きにかけるのも好きなようですが、これで症状が出ることはなくなりました。といっても、1パックを1回に食べることもありませんが、食べる直前に開封した鮮度のよいものを与えるようにしています。

(2004年9月10日(3歳9ヶ月)試験実施)


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