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ステロイド外用薬(strongest〜strong)

<はじめに>
1.商品名に関して
最初に販売された先発品(商品名の前に☆)および後発品について掲載(添付文書で確認できたもののみ)しております。同一成分・同一薬効でも、製薬業者が異なるため、商品名が異なっておりますので、実用書などを読んでも、医師処方の薬品名が該当しない場合はこちらを参考にして下さい。
2.剤形(商品名のあとの括弧の中)
簡略化のため、記号で示しました。軟膏(O=Ointment)、クリーム(C=Cream)、ゲル(G=Gel)、ローション(L=Lotion、ソリューションも含む)、スカルプ(Sc=Scalp)、ゾル(Z=Zol)、スプレー(Sp=Splay)、貼付剤(T=Tape、プラスターも含む)、坐剤(Su=Suppositories)
3.ステロイド外用薬全般に共通の副作用や使用上の注意点などは、説明の項を参照にして下さい。ここでは、その外用薬に特記事項がある場合で、主なもののみ列記します。副作用に関しては、その程度が強い場合には使用を中止し、医師に相談をして下さい。
(2006年2月上旬現在)


<実際に処方されるステロイド外用薬>
T.Strongest(SG:最強)
一般名 酢酸ジフロラゾン
商品名 ☆ダイアコート(O・C)、ジフラール(O・C)、アナミドール(O・C)、カイノチーム(O・C)、サコール(O・C)、テオロップ(O)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎(アトピー性皮膚炎、脂ろう性湿疹なども含む)、蕁麻疹、乾癬、虫さされ、紅皮症、紅斑症、ケロイド、円形脱毛症など
副作用 局所的副作用(皮膚萎縮、ステロイド紅潮など)が特に生じやすいので、吸収率の高い部位(顔面部、頸部、陰部など)に使用する際は、必ず医師の指示を守り、自己判断による使用中止を絶対にしないこと。中止により、症状が悪化します
一般名 プロピオン酸クロベタゾール
商品名 ☆デルモベート(O・C・Sc)、グリジール(O・C・Sc)、ソルベガ(O・C・G)、デルスパート(O・C)、デルトピカ(O・L)、マイアロン(O・C・L)、マハディー(O・C・外用薬)、エンチフルゾン(O・C)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎、蕁麻疹、乾癬、虫さされ、紅皮症、ケロイド、円形脱毛症など
副作用 局所的副作用(皮膚萎縮、ステロイド紅潮など)が特に生じやすいので、吸収率の高い部位(顔面部、頸部、陰部など)に使用する際は、必ず医師の指示を守り、自己判断による使用中止を絶対にしないこと。中止により、症状が悪化します

U.Very Strong(VS:とても強い)
一般名 フランカルボン酸モメタゾン
商品名 ☆フルメタ(O・C・L)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎、蕁麻疹、虫さされなど
副作用 刺激感を感じたり、接触性皮膚炎や感染症などを生じることがあります
特記 局所抗炎症作用と副作用(皮膚萎縮および全身作用)との解離を目的として合成された外用薬
一般名 酪酸プロピオン酸ベタメタゾン
商品名 ☆アンテベート(O・C・L)、アンフラベート(O・C)、サレックス(O・C)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎(脂ろう性湿疹なども含む)、蕁麻疹、乾癬、虫さされ、紅皮症、紅斑症、ケロイド、円形脱毛症など
副作用 刺激感を感じることがあります
特記 局所抗炎症作用に優れ、全身性作用が弱い(全身性の副作用を回避するため、皮膚から吸収されると、すぐに弱い構造のステロイドに変化してしまうように設計されているため)
一般名 フルオシノニド
商品名 ☆トプシム(O・C・L・Sp)、☆トプシムE(C)、グリコベース(O・C)、シマロン(O・C・G)、ソルニム(C)、ハケロン(O)、ビスコザール(O・C)、ベスタゾン「ガレン」(O・C)、メドレキシム(C)、ルーフル(O・G)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎(アトピー性皮膚炎、脂ろう性湿疹、接触性皮膚炎などを含む)、蕁麻疹、乾癬、虫さされ、円形脱毛症など
副作用 刺激感を感じたり、感染症、湿疹(発赤や腫脹、びらんを含む)などを生じることがあります
一般名 ジプロピオン酸ベタメタゾン
商品名 ☆リンデロン−DP(O・C・Z)、ダイプロセル(O・C)、ディーピーポロン(O・C)、デルモゾール−DP(O・C・L)、ヒズボット(O・C)、フロダーム(O・C)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎、蕁麻疹、乾癬、虫さされ、紅皮症、ケロイド、円形脱毛症など
副作用 感染症や皮膚萎縮などを生じることがあります
一般名 ジフルプレドナート
商品名 ☆マイザー(O・C)、サイベース(O・C・L)、シフナール(O・C)、スチブロン(O・C・L)、ソロミー(O)、ナルタール(O・C)、フルナート(O・C)、プラパスタ(O・C)、トリホモン(O・C)
効果・効能 紅斑、接触性皮膚炎などを生じることがあります
副作用 局所抗炎症作用は、プロピオン酸クロメタゾール(strongest:デルモベートなど)とほぼ同じで、副作用は吉草酸ベタメタゾン(strong:リンデロンV)とほぼ同じ
一般名 アムシノニド
商品名 ☆ビスダーム(O・C)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎、蕁麻疹、虫さされ、乾癬、紅皮症、円形脱毛症など
副作用 刺激感を感じたり、感染症、湿疹(発赤や腫脹、びらんを含む)などを生じることがあります
一般名 吉草酸ジフルコルトロン
商品名 ☆ネリゾナ(O・C・L)、☆ネリゾナユニバーサル(C)、アフゾナ(O・C・L)、アルゾナ(O)、アルゾナユニバーサル(C)、テクスメテン(O)、テクステメンユニバーサル(O・C)、ユートロン(O)、ユートロンユニバーサル(C)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎、蕁麻疹、乾癬、紅皮症など
副作用 刺激感を強く感じたり、湿疹(発赤や腫脹、びらんを含む)などを生じることがあります
一般名 吉草酸ジフルコルトロン+リドカイン
商品名 ☆ネリプロクト(O・Su)、ネイサート(O・Su)、ネリコルト(O・Su)
効果・効能 痔核に伴う症状(出血・疼痛・腫脹)の緩和
副作用 痒み、刺激感、下痢、蕁麻疹、出血
一般名 酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン
商品名 ☆バンデル(O・C・L)、イトロン(O・C・L)、デートニン(O・C)、ハーユロン(O・C)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎、蕁麻疹、乾癬、虫さされなど
副作用 刺激感を感じたり、ざ蒼や感染症などを生じることがあります
特記 全身的影響が弱い。全身性の副作用を回避するため、皮膚から吸収されると、すぐに弱い構造のステロイドに変化してしまうように設計されているため

V.Strong(S:強い)
一般名 プロピオン酸デプロドン
商品名 ☆エクラー(O・C・L・T)、アロミドン(O・C)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎(脂ろう性湿疹なども含む)、蕁麻疹、紅皮症、紅斑症、乾癬、虫さされ、円形脱毛症など
副作用 刺激感を感じたり、感染症、湿疹(発赤や腫脹、びらんを含む)などを生じることがあります。テープやプラスターを使用の際には、接触性皮膚炎や皮膚萎縮などを生じることがあります
一般名 プロピオン酸デキサメタゾン
商品名 ☆メサデルム(O・C・L)、ヒフメタ(O・C)、プロメタゾン(O・C)、メインベート(O・C・L)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎、蕁麻疹、乾癬、虫さされ、紅皮症、紅斑症、ケロイド、円形脱毛症など
副作用 刺激感を強く感じることがあります
特記 局所残存時間が長く、局所抗炎症作用に優れる
一般名 ハルシノニド
商品名 ☆アドコルチン(O・C)、サワスチン(O・C)、ムタヤイン(O・C)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎、蕁麻疹、乾癬など
副作用 感染症などを生じることがあります
一般名 吉草酸デキサメタゾン
商品名 ☆ザルックス(O・C)、☆ボアラ(O・C)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎、蕁麻疹、乾癬、虫さされなど
一般名 吉草酸ベタメタゾン
商品名 ☆リンデロン−V(O・C・L)、アイン−V(O)、アスデロゾン(O・C)、イジロンV(O)、インファナル(T)、カラミラデロンV(C)、ケリグロール(O・C)、デルモゾール(O・L)、トクダーム(T)、トチプロベタゾン(O)、ノルコット(O・C)、ベクトミラン(O)、ベトネベート(O・C)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎、かゆみ、蕁麻疹、乾癬、紅斑症、紅皮症、熱傷、ケロイド、虫さされなど
副作用 刺激感を感じたり、感染症を生じることがあります
一般名 吉草酸ベタメタゾン
+硫酸ゲンタマイシン(抗生物質)または△印のみ硫酸フラジオマイシン
商品名 ☆リンデロン−VG(O・C・L)、デキサンG(O)、デキサン−VG(L)、デビオンVG(O)、デルモゾールG(O・C・L)、ベトネベートN(O・C)△、ベストフラン(O・C)△、ベトノバールG(O・G)、ホルメゾンVG(O)、ルリクールVG(O)
効果・効能 湿潤・びらんなどがある、または細菌による二次感染を併発している、多くの湿疹や皮膚炎(脂ろう性湿疹なども含む)、乾癬、熱傷など
副作用 ◇刺激感を感じたり、皮膚炎や潮紅などを生じることがあります。また、感作される可能性があるので、充分に観察を行い、万が一感作された兆候(かゆみ、発赤、腫脹、小水疱、丘疹など)が認められたら、すぐに使用を中止すること
◇湿潤・びらんなど、または細菌による二次感染の症状が改善した場合は、すぐに使用を中止し、抗生物質を含有しない薬剤にかえてもらうこと
一般名 プロピオン酸ベクロメタゾン
商品名 ☆プロパデルム(O・C)、デーエム(O・C)、ベクラシン(O・C)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎、蕁麻疹、乾癬、虫さされなど
副作用 全身性作用が少ない
一般名 フルオシノロンアセトニド
商品名 ☆フルコート(O・C・L・Sp)、フルゾン(O・C)、フルベアンコーワ(T)、フルポロン(O・C)、ポリシラール(O)
効果・効能 多くの湿疹や皮膚炎、蕁麻疹、かゆみ、乾癬、虫さされ、薬疹など
副作用 刺激感を感じたり、感染症や症状の悪化を生じることがあります
一般名 フルオシノロンアセトニド+硫酸フラジオマイシン(抗生物質)
商品名 ☆フルコートF(O)、デルモランF(O)
効果・効能 湿潤・びらんなどがある、または細菌による二次感染を併発している、多くの湿疹や皮膚炎(脂ろう性湿疹なども含む)、乾癬、熱傷、かゆみ(陰部・肛門部)など
副作用 ◇刺激感を感じたり、分泌物の増加、乾燥感などを生じることがあります。また、感作される可能性があるので、充分に観察を行い、万が一感作された兆候(かゆみ、発赤、腫脹、小水疱、丘疹など)が認められたら、すぐに使用を中止すること
◇湿潤・びらんなど、または細菌による二次感染の症状が改善した場合は、すぐに使用を中止し、抗生物質を含有しない薬剤にかえてもらうこと

次のランクへ続く

<参考文献>
医薬品医療機器情報提供ホームページ:添付文書情報、独立行政法人医薬品医療機器総合機構
◇中川武正、詳しくわかるアレルギーの薬、p124−130&148−149、法研、2003年
 (この著書の感想はおすすめの本内にあります)
アトピー性皮膚炎治療ガイドライン2005


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