アレルギー・アトピー

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注意すべき薬物
(牛乳アレルギーがある場合)

<はじめに>
剤形(商品名のあとの括弧の中)は簡略化のため、記号で示しました。
錠剤(T=Tablet)、細粒(FG=Fine Granule)、顆粒(G=Granule)、微粒(GP=Granule Powder)、粉末・散(P=Powder)、ドライシロップ(DS=Dry Syrup)、液(So=Solution)、カプセル(C=Capsule)と略して表記します。

(2005年4月上旬現在)

<タンニン酸アルブミン製剤>
牛乳に含まれるタンパクで、アレルギーの原因と考えられるものは、カゼインやラクトグロブリンなどの乳性たんぱく質です。このタンニン酸アルブミンはタンニン酸とアルブミンを結合させたものですが、現在はそのアルブミンの代わりに、カゼインが用いられています。そのため、牛乳アレルギーがある場合にはアナフィラキシー症状などを含む過敏症状をひきおこす可能性があるために、服用禁忌となっております。

薬効 整腸剤(下痢止め)
商品名 タンナルビン(P)、タンニン酸アルブミン(P)


<カゼインを含む製剤>
添加物の中に牛乳の成分であるカゼイン・カゼインナトリウムが含まれておりますので、牛乳アレルギーがある場合にはアナフィラキシー症状などを含む過敏症状をひきおこす可能性があるために、服用禁忌となっております。

薬効 制酸剤(胃炎、胃・十二指腸潰瘍、上部消化機能異常(胃下垂症、胃酸分泌過多症)における制酸作用と症状改善)
商品名 ミルマグ(T)
薬効 抗生物質
商品名 メデマイシン(C)、メイアクト(T)
薬効 滋養強壮剤(経管栄養剤)
商品名 アミノレバンEN(P)、エンシュア・H(So)、エンシュア・リキッド(So)、クリニミール(P)、ハーモニック−F(So)、ハーモニック−M(So)、ラコール(So)
薬効 高血圧・狭心症治療剤
商品名 エマベリンL(C)
薬効 代謝異常症特殊粉乳
商品名 雪印新低メチオニンミルク(ホモシスチン尿症用)
薬効 肝型糖原病・特殊粉乳
商品名 GSDフォーミュラD明乳、GSDフォーミュラN明乳
薬効 遺伝子組み換え型インターフェロンγ製剤(注射製剤)
商品名 ビオガンマ、イントロンA
注意 製造工程で、カゼイン分解物を使用していますが、禁忌とはなっておりません
薬効 疼痛、スモン後遺症状、アレルギー性鼻炎・そう痒(注射製剤)
商品名 ノイトロピン特号、ノイトロピン特号3CC
注意 製造工程で、カゼイン分解物を使用していますが、禁忌とはなっておりません

<注意>
カゼイン、カゼインナトリウムは、薬局で販売される市販薬にも含まれています。市販薬を購入の際は、充分に成分名を調べて下さい。わからないときは、薬剤師に相談して下さい。参考までに、下記の製品には、カゼイン、カゼインナトリウムが含まれておりますので(確認できたもののみ)、服用禁忌となっております。また、製造工程で、カゼイン分解物を使用しているものは、注意事項に明記されませんので、ご注意下さい。

◇市販薬
商品名 バイランCa (カルシウム剤:日水製薬)


<乳酸菌・酪酸菌製剤(整腸剤)>
乳酸菌・生菌製剤は、製造過程における凍結乾燥の際、菌の安定化のために、脱脂粉乳を使用しているため、牛乳アレルギーがある場合にはアナフィラキシーなどを含む過敏症状をひきおこす可能性があるために、服用禁忌となっております。

薬効 整腸剤(抗生物質などの服用時に生じる腸内細菌叢の異常に伴う諸症状(軟便・下痢止めなど)の改善)
商品名 アンチビオフィルス(FG)、エンテロノン−R(P)、エントモール(P)、コレポリーR(P)、ラックビーR(P)、ビオスリー(P・T)
◇ラックビー(P・GP)は2005年6月より牛乳由来成分不使用になったため、牛乳禁忌ではなくなりましたが、薬局に旧製品の在庫がある場合は、処方される可能性もあるので、ご注意下さい。また、ラックビーR(P)は上記の通り、牛乳由来成分は含まれていますので、牛乳禁忌です。

<注意>
服用禁忌となっているのは、上記に示す製剤だけですが、製造工程中における菌培養の際に、培地の成分にペプトンなどの牛乳由来の成分を使用している場合があるようです。ただ、上記と比較すると、牛乳由来成分がごく微量であるために、禁忌にはなっておりませんが、症状が強く出る方は注意をして下さい。参考までに、含まれている可能性が高い乳酸菌・酪酸菌、ビフィズス菌製剤を下記に記述しておきますので、服用の際はご注意下さい。

◇製造工程中に使用したペプチド化(低アレルゲン化)された脱脂粉乳
商品名 ビオラクチス(P)
注意 上記は、製造工程中に使用したペプチド化(低アレルゲン化)された脱脂粉乳が含まれています

◇牛乳由来成分を含む可能性があるもの
商品名 ビオスミン(P)、ビオフェルミン(P)、ビオフェルミンR(P・T)、ラクボン(P)、レベニン(P)、レベニンS(P・C)、ビオジアスミンF−2(P)、ビフラミン(P)、ラクトミン(P)、ラクスパン(P)、ラックメロン(P)、ミヤBM(FG・T)、強力アタバニンラクトニン(P)、ビフィスゲン(P)

乳成分をまったく含んでいない乳酸菌製剤はビフィダーですが、流通は少ないかもしれません。一般的に牛乳アレルギーがあっても、よく処方されるのは、上記のうち、ミヤBM細粒、ビオフェルミン、ビオフェルミンR、レベニンだそうです。レベニンは乳由来成分は乳糖のみですが、この4つの中では最も微量で、上記の禁忌となっている製剤に比べて、乳成分含有量が約1/10〜1/40だそうで、副作用は少ないそうです(参考)。しかし、重症の場合は、要注意だと思います。また、これらは処方薬ばかりではなく、市販薬として流通しているものがあるので、ご注意下さい。

◇市販薬
商品名 ミヤサリン(=ミヤBM)、新ビオフェルミンS細粒など多数


<その他の乳由来成分を含むもの>
上記は一般的に知られているものですが、それ以外にも製造工程で乳由来成分を含んだものがありますので、ご注意下さい。トリプチケースソイブロス、トリプトン、ペプトン、ポリペプトン、ラクトアルブミン、カザミノ酸、スキムミルク、バクトトリプトン、ラクトプロピオン酸など培地によく利用される成分です。

◇スキムミルクを含むもの
薬効 ワクチン製剤(予防接種)
商品名 DPT「化血研」シリンジ(三種混合予防接種)、コレラワクチン「北研」、沈降ジフテリア破傷風混合トキソイド 「化血研」・「タケダ」・「生研」・「北研」(二種混合予防接種)、沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン「デンカ」・「化血研」・「S北研」・「タケダ」(三種混合予防接種)、沈降破傷風トキソイド 「化血研」・「生研」・「北研・「タケダ」、成人用沈降ジフテリアトキソイド「ビケン」
薬効 抗悪性腫瘍剤(注射製剤)
商品名 ピシバニール(抗悪性腫瘍剤:注射製剤)

◇その他を含むもの
薬効 インターフェロン注射製剤
商品名 イムネース注、イムノマックス−γ注
商品名 リゾチームを含むので、卵アレルギーがある場合にも要注意となっています
薬効 インターロイキン製剤
商品名 セロイク注射用
薬効 抗悪性腫瘍剤
商品名 ハーセプチン注射用、リツキサン注
薬効 インターフェロン注射製剤)
商品名 ロフェロンA


<市販品で注意を要するもの>
市販品で注意をする表記は「ホエイ」で、美容液やサプリなど健康食品に含まれています。ホエイとは、牛乳または脱脂粉乳からカゼインを除いた残りの成分で、乳清といわれるものです。体力増強効果があるそうです。


<参考文献>
医薬品医療機器情報提供ホームページ:添付文書情報、独立行政法人医薬品医療機器総合機構


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