アレルギー・アトピー

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食物日誌のつけ方

食物アレルギー(アトピー性皮膚炎や他のアレルギー疾患)において、食事&生活記録、発作記録、服薬などの治療内容を記録したもの(食物日誌)が、今後の診察を受けるときや、原因探求のために重要な役割を担うきっかけになる場合があります。

1.食物日誌の記録内容
◇食事記録
献立名とそれに使用した食物の両方の記録が必要で、これにはジュース類やおやつ類なども含む(麦類にアレルギーがある場合は、麦茶・はと麦茶などお茶類も)。

◇生活記録
起床・就寝時間、食事時間、昼寝時間、遊び(簡単な内容があればなお良い)
特に、土いじり、動物とのふれあい、粘土などは記述をしておく
お出かけの時間(お出かけ先も)、天候、おむつ交換または排便・排尿時間など

◇症状の記録
症状が起きた時間帯、症状の内容:皮膚(かゆみ・湿疹など)・呼吸器系(喘鳴・喘息・咳・鼻水・息苦しいなど)・消化器系(嘔吐・下痢・腹痛など)、寝つきが悪い、夜泣きをするなど

◇服薬記録
服薬している薬と服用した時間帯、服薬による症状の変化など

2.食物日誌の役割
◇食事が原因でアレルギー症状が出る場合、原因となる食物と症状の関係を知ることができます。
即時型アレルギーの場合は、口にしてすぐに症状が出るので、原因はすぐにわかるのですが、遅延型アレルギーの場合は、半日後から数日後に症状が出ることがあります。そのため、原因判別が困難であったり、もしくは別のアレルゲンを考えて、原因とは異なる食物の除去をしかねないので、その判断材料の参考になります。

◇食物アレルギーを含め、アレルギー体質やアトピー体質である場合、普段口にして症状が出ないものでも、生活環境の変化や季節変化(花粉時期・梅雨時期・冬など)・天候変化(雨天時・台風接近や寒波などの低気圧時)、体調の変化(風邪気味など)により、突然ある食物(アレルゲンでないもの)を食べたら、咳が出る、湿疹が出るなどの症状が出る場合があります。普段から日誌をつけることにより、どういう状態のときに症状が出やすいのかをあらかじめ知ることができるので、今後の対策を立てる判断材料となります。
→同じ食物を食べた場合でも、症状が一定せず、あるときは強く、あるときは症状が出ない場合に、環境因子など他の原因が関与している場合があります。例えば、きのこ類はカビの多い時期のみ症状が悪化するなどです。一般的に、冬の時期はどの食品でも症状が出やすくなります。

◇普通はアレルゲンとなる食物素材のみが原因であると考えやすいのですが、実はその素材と調理に用いた油や砂糖などの調味料、食品添加物などとの組み合わせや料理法などが大きく関与している場合があります。例えば、ゆで卵は大丈夫でも、玉子焼きにすると症状が出る場合、油との組み合わせが悪いと判断がつくことなどです。加熱をした素材、加工品なら除去をしなくてもOKと言われた方や除去解除を開始された方で、どうしても症状が出る、改善傾向が認められない場合は、食物日誌を読み返し、素材との組み合わせを検討する判断材料となります。
→上記のことがないように、本来は素材単独、その後、調味料などとの組み合わせ、料理法などを検討する手段を徐々にとるのが理想的なのですが、実際は加工品から除去解除になる場合が多いため。

◇今まで食べていた食物(特に、除去前)により、症状が慢性化してしまっている場合、新たな食品やアレルゲンとなる食品を口にしても、症状の出現に気づきにくい場合があります。これを覆面(隠れ)型アレルギーといいますが、皮膚検査や血液検査でも判断がしづらいため、食物日誌が有効となる場合があります。

◇本来はアレルゲンとなる食物ではないと思われている野菜や果物などが、アレルゲンとなる場合もあります(いわゆる、仮性アレルゲン)。この場合、これらの食材がアレルゲンではないという思い込みがあるため、他の原因(肉類や魚類など)を考えがちですが、食物日誌を記入することにより判断できる場合が多いです。

◇普段の食生活の見直しに有効です。除去した食品にかわり、日々多量に食べている同一食物があると、新たなアレルゲンを作る可能性が高いので、それを防止する判断材料となります。

除去食をしてもすぐに効果が認められないし、食物日誌を書き続けても、すぐに症状改善の判断材料とならないことが多く、記録が負担となったり、やめることが多くなります。しかし、上記に書いたように、万が一、普段と異なる症状が生じた場合、判断が材料となることが多いのも事実です。うちの場合は、市販の総菜品を連続食べることによる症状の発作がおこります。食品添加物(多数ありすぎて、種類までの断定は無理)が原因と考えられたことなど。そのため、気負いながら記入をする必要はありませんが、子供の成長記録(もしくは日記)をつけている感覚で、なるべく気軽に書くことをおすすめします。

3.実際の食物日誌のつけ方
私は市販のママさんカルテ(合同出版:FAS 監修:版元から購入可能)を使用していますが、普通の大学ノートを利用すれば充分にOKです。見開きで1日分として利用し、前述のママさんカルテを参考にした記述例を述べます。

a)左側のページ(食事記録)
天候・気温など
(花粉症なら、花粉情報・台風や低気圧到来・大雪など)
献立名 原材料(調味料も含む) 離乳食・幼児食
朝食(時刻) ◇市販品の惣菜・おやつの場合、ラベル貼付でもOK ◇初期のスープ類、お茶類、果汁類も必ず記録すること
間食(時刻) ◇ジュース類、お茶類もなるべく記録すること ◇ジュース類、お茶類も記録すること
昼食(時刻) ◇授乳中の場合は、この欄はママ用で、右欄が乳児用となります
間食(時刻) ◇吸入・接触抗原に敏感なお子さんの場合、家族の食事記録が重要になることもあるので、この欄にメモします
夕食(時刻)
夜食(時刻)

b)右側のページ(生活記録・症状記録など)
原材料(調味料も含む) 症状の記録
起床
食事(母乳・ミルクも含む)・服薬
昼寝
遊び・外出記録など
排泄(うんちなら状態も含む)
機嫌の状態(特に悪くなったとき)
入浴
就寝
◇肌の状態記録(出ている部位をイラストなどで記すとわかりやすい)
◇新たな症状については、発症に気づいた時間や状態、対策など
自由欄
◇日記や成長記録など


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