アレルギー・アトピー

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離乳の進め方(離乳中期)

離乳初期で野菜や穀類の素材選びが進んでくると、いよいよ1回食から2回食になります。基本的な進め方は初期と同様です。中期からは、野菜や穀類の素材選び以外に、いよいよタンパク源(抗原性が低い魚類・肉類)の素材選びがはじまります。ただ、タンパク源の開始も個人の症状により異なりますので、あくまでお子さんの症状に応じて開始時期を選んで下さい。中期になったから、必ずはじめないといけないものでもありません。特に、下痢が続いていたり、離乳開始以降、夜泣きやぐずりがひどくなってる場合は、消化に負担がかかっている可能性が高いので、離乳を中断する、与える量を減らす、タンパク源を遅らせるなどの工夫が必要です(参考)。

<野菜類の進め方>
初期と同様に、素材選びを続けて下さい。抗原強弱表のうち、「抗原度B」のレベルまで素材の幅を広げてもかまいません。

<穀類の進め方>
米アレルギーがなく、低アレルゲン米、雑穀やイモ類などのデンプン類と回転をさせているのであれば、低アレルゲン米の利用回数を徐々に増やしても良いと思います。例えば、3日回転なら、低アレルゲン米2日、他1日…の回転で、症状に影響がなければ、低アレルゲン米の比率を徐々に増やします。また、5日回転なら、3日回転、2日回転…と数週間かけて、徐々に増やしていくと良いと思います。また、同じ低アレルゲン米の利用が気になる方は、低アレルゲン米2〜3種類で(例えば、ケアライス→Aカットごはん→酒米などのように)回転をさせると良いと思います。

米アレルギーの疑い、もしくは軽度の場合は、医師や栄養士と相談をしながら、低アレルギー米を取り入れるかどうか、お子さんの症状や痒みに応じて判断して下さい。米アレルギーの特徴は胸や背中など貨幣状湿疹が広がったり、痒みがとても強い場合が多く、また、隠れ型アレルゲンである場合も多く、検査をしても、原因不明で、そういう症状が出ていれば、米を疑ってもよいかもしれません。ただ、米と診断してくれる医師や栄養士は少ないかもしれませんが… 米の数値が高い場合や強い症状が出る場合は、医師の指示に従って下さい。ここで示した例は、あくまで予防法ですから。

<乾物類の利用>
アレルギー・アトピー体質でも、乾物類は大丈夫な食品が多いので、わかめやひじきなどの海藻類、切干大根など抗原性が低く、栄養価の高い食品を徐々に利用していくと良いと思います。食物繊維・ミネラル分が豊富ですので、少量ずつでも与えると良いと思います。お子さんの症状・体調に応じて、お粥などに少量ずつ混ぜ、週に2−3度と他のものより少し摂取率が高くても問題ないようです。

<肉類・魚類の進め方>
離乳開始後、約2ヶ月くらい経過して、お子さんの症状が安定し、体調が万全なら、いよいよタンパク源をはじめることになります。まずは、抗原強弱表のうち、抗原度@−Aの中から素材を選び、野菜と同様、スープからはじめます。肉類・魚類は野菜と異なり、スープでも抗原性が高いため、アレルギー症状が強く出る可能性があります。そのため、最初は毎日タンパク源の素材選びをするのではなく、最低でも中2日あけます。アレルギー体質が強い場合、もしくは症状が出やすいお子さんの場合は、新しい素材を週に1種類にとどめておく方が良いと思います。参考までに、下記に具体例を示します(肉類と冬が旬の魚が中心です)。素材の増やし方は好みがあるので、ご自分にあったパターンで行えば良いと思います。ちなみに、3種類ほど用意しました。週2日型、週1日型です。月・木実施例にしましたが、病院の診察時間など家庭の状況に応じて、適宜変更して下さい。

Aパターン(2種類・週2日回転法)
日目 1(月) 2・3 4(木) 5・6・7 8(月)
食材例 真鯛 ワカサギ 真鯛
形状・量 スープ1 スープ1 スープ2〜5
日目 9・10 11(木) 12・13・14 15(月) 16・17
食材例 ワカサギ 真鯛
形状・量 スープ2〜5 すりつぶし1
日目 18(木) 19・20・21 22(月) 23・24 25(木)
食材例 ワカサギ 真鯛 ワカサギ
形状・量 すりつぶし1 すりつぶし2 すりつぶし2

Bパターン(3種類・週2日回転法)
日目 1(月) 2・3 4(木) 5・6・7 8(月)
食材例 真鯛 ウサギ ワカサギ
形状・量 スープ1 スープ1 スープ1
日目 9・10 11(木) 12・13・14 15(月) 16・17
食材例 真鯛 ウサギ
形状・量 スープ2〜5 スープ2〜5
日目 18(木) 19・20・21 22(月) 23・24 25(木)
食材例 ワカサギ 真鯛 ウサギ
形状・量 スープ2〜5 すりつぶし1 すりつぶし1
日目 26・27・28 29(月) 30・31 32(木) 33・34・35
食材例 ワカサギ 真鯛
形状・量 すりつぶし1 すりつぶし2
日目 36(月) 37・38 39(木) 40・41・42 43(月)
食材例 ウサギ ワカサギ 真鯛
形状・量 すりつぶし2 すりつぶし2 すりつぶし4

Cパターン(2種類・週1日回転法)
日目 1(月) 2−7 9−14 15
食材例 真鯛 ウサギ 真鯛
形状・量 スープ1 スープ1 スープ2〜5
日目 16−21 22 23−28 29 30−35
食材例 ウサギ 真鯛
形状・量 スープ2〜5 すりつぶし1
日目 36 37−42 43 44−49 50
食材例 ワカサギ 真鯛 ウサギ
形状・量 すりつぶし1 すりつぶし2 すりつぶし2

参考までに、すりつぶしとあるものは、細かく刻んで、すりつぶしたものを野菜スープまたはお湯でのばしたものです。1さじの目安は、普段食べている離乳スプーンです。また、スープの準備の仕方などは、離乳の基礎知識を参考にして下さい。特に、症状が出やすい、もしくは重篤な症状が出たことのあるお子さんの場合は、最初のスープ1さじを与える前に、スープを唇に少量つけて、約15分観察して下さい。駄目な場合は、この時点で唇が腫れたり、蕁麻疹、痒み、呼吸器症状が出てくることもありますので、注意が必要です。そして、OKだった場合、そのままスープ1さじを与えるか、もしくは次回にするかは、症状・体調により判断して下さい。

母乳育児中の赤ちゃんで、母親が特定のタンパク源を食べたあとの授乳で症状が出ている場合(湿疹や赤みなど皮膚症状、下痢・嘔吐などの消化器症状、夜泣きやぐずりが激しいなど)、その素材は最低でも完了期頃までは使用しないで下さい。例えば、その素材が魚類であるならば、症状が出た魚と同じ科や目に属するものは避け、週に1度くらいが理想だと思います。その場合、抗原性の低い肉類(兎・馬など)などを取り入れた回転にすると良いのではないかと思います。

また、この時期は、タンパク源の素材選びを焦る必要性はありません。お子さんの症状や体調に応じて進めることが重要です。素材選びが徐々に増えてくる後期(10ヶ月頃以降)からは毎日種類を変えて与えても良くなりますが、必ず「3〜5日回転食」にすることを忘れないで下さい。素材の種類が少ないうちは、毎食・毎日与えなくてもかまいません。1日1食でも充分ですし、少量ずつ2食として、同じ素材をわけて利用しても良いと思います。

<調味料の利用>
基本的に、野菜など素材本来の味で充分ですが、食欲が急に落ちた時など、ほんの少し塩味をつけるなどして、味覚をかえてあげると食べるようになるかもしれません。この場合、天然塩がおすすめです。天然塩にはミネラル分が豊富です。普段使用している精製塩はナトリウムとカリウムの純度は高いですが、他のミネラル分があらかじめ除去されています。ミネラル分は消化機能が弱いアレルギー・アトピーっ子のお腹の調子を整えるためにも重要のようです。

<1回食→2回食への移行法>
お子さんの体調が良く、食欲もあることを確認して、2回食へ徐々に移行します。この際の注意点ですが、いきなり与える量を2倍にしないことが重要です。中期になったから、一気にたくさんのものを消化できるようになるわけでもありません。消化に負担がかかれば、腸粘膜が荒れる原因となり、下痢や血便などの症状や新たにアレルゲンを増やす原因となります。そのため、最初は、1食で与えていた量を半分にして、それを2食で与えます。もしくは1食目を半分より多くして、2食目を半分より少なくして下さい。午前中の方が消化能力が良いらしいので… それを1週間ほど続け、便の状態が変わらないこと、症状が悪化しないこと、夜泣きやぐずりなどが新たに起こらないことを確認して、徐々に2食の量を増やして下さい。そのため、2食にした最初の1週間はなるべく新しい素材選びをしない方が良いと思います。特に、これからタンパク源も開始だから、同時に開始しようと思わないことが重要です。ダブルで消化能力に負担がかかります。


離乳食の基礎知識アレルギー予防のポイント
離乳準備期離乳初期離乳後期離乳完了期離乳完了→幼児食

<参考>
除去食対応&アレルギー予防用レシピ(離乳食・幼児食&母乳育児中の方用)
食物抗原強弱表(東京医大方式食物抗原強弱表)
◇娘の日々の離乳食〜幼児食の内容「進め方」&内容(育児日記)
 ただし、当時知識がほとんどなかったので、大目に見て下さいね。
◇息子の日々の離乳食の内容:「進め方」&「内容(育児日記)


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