アレルギー・アトピー

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授乳中のママ&乳幼児の鉄分&カルシウムの摂取

授乳中のママや離乳食・幼児食を進める上で、栄養面でもっとも不安に陥りやすい鉄分とカルシウムの摂取のポイントを簡単にまとめてみました。これは一般的な場合であり、アレルギー・アトピーっ子の場合は、使える食材を回転で有効利用することをおすすめします。

<鉄分の摂取>
離乳後期頃になると、鉄分や他の栄養分が不足するから、母乳を減らしたり、母乳をやめて、フォローアップミルクを足しなさいとか、もっと鉄分の多いレバーなどを与えるべきなどと色々言われることも多いと思います。これは離乳食から摂取できる鉄分の量が少ないため、体内の貯蔵鉄が次第に減ることで、9ヶ月以降になると、貧血傾向を示す割合が高くなるため、貧血を予防するために、フォローアップミルクをすすめられるようです。つまり、母乳育児だから起こりうる症状ではなく、育児法にかかわらず、どのような赤ちゃんも起こりうる生理的現象のひとつなのです。だから、母乳育児で育てられた赤ちゃんが必ずしも貧血になるのではないし、ミルク育児の赤ちゃんでも、貧血になる場合があることは理解するべきだと思います。つまり、最終的には赤ちゃんの体質によって起こりやすさが決まるのだと思います。

鉄分の吸収率を比較すると、牛乳が約3〜10%、フォローアップミルクが約20〜30%、母乳は約50%だそうで、母乳からの鉄分摂取の方が効率的に吸収できる鉄分が多いことがわかります。そのため、母乳育児をしている場合は、無理にフォローアップミルクや牛乳に切りかえたり、与えたりする必要性はないそうです。ママの食事や離乳食に鉄分やカルシウムが多い食材を使うなど、食事からの摂取を心がけると良いと思います。

鉄分の補給に関しては、少しでも多く含む小松菜・大根やカブの葉・チンゲン菜・モロヘイヤ・パセリ・ほうれん草・春菊・切干大根・菜の花・海藻類(ひじきなど)を上手に回転に取り入れることだと思います。小松菜・春菊・大根やカブの葉・海藻類など抗原性の低い野菜類・海藻類がおすすめです。これらの野菜や海藻類は回転日数を短くして利用してもかまわないそうです。また、食物繊維が多いので、腸内環境を整えることにも効果があり、アレルギー・アトピーっ子にはおすすめだそうです。果物系ならプルーンですが、症状が出ないのなら、たまに、摂取すると良いかなと思います。乾燥果実である場合、痒みなどが出やすいので、注意が必要です。 ただし、上記の野菜などは単独では、鉄分の吸収が悪いそうなので、ビタミンCを含む野菜(大根・チンゲン菜・キャベツ・小松菜・白菜・サツマイモ・カリフラワー・レンコン・ブロッコリー・レタス・ジャガイモ・パセリ・ほうれん草など)・果物または酢など、すっぱいもの(酸味がきいたもの)を一緒に食べることにより、鉄分の吸収が良くなるそうです。上記を見ると、小松菜・パセリ・ほうれん草・チンゲン菜などは、貧血予防に効果的な野菜のようです。

また、タンパクを一緒にとることも、より効果的になるそうなので、もし、抵抗がないのであれば、抗原性が低い馬、鹿、鯨などの肉類を利用してみるのも、1つの方法だと考えています。馬肉や鯨肉は鉄分豊富で、アレルギーっ子には貴重な食材のひとつです。幼児になると、貝類にも鉄分が豊富なので、お味噌汁などを作ってあげると良いと思います。貝のお汁を飲むだけでも良いそうです。また、離乳期から鉄分をとらせるために、BFなどの鶏レバーをよく用いたりしますが、症状が出やすいように思うので、個人的にはおすすめしません。それは妊娠中の方、授乳期の方も同様です。この文献が参考になると思います。

調理器具としては、鉄鍋や鉄やかんなどの鉄製品を利用すると良いそうです。簡単な野菜炒めや野菜煮込みなどはいかがでしょうか? もちろん、油を使わなくてもOKです。野菜を少し時間をかけて煮込む、または酢やケチャップなど、少し酸味のきいた調味料を使って煮込む(ミネストローネ風とか)などにより、鉄鍋の鉄分が溶け出すそうです。ただ、防錆効果のついた鉄鍋は効果がないそうです。また、お湯を沸かしたり、ほうれん草や小松菜・海藻類など鉄分の多い食材を用いて、味噌汁なども鉄鍋で作ったりすると、鉄鍋を使わない場合よりも鉄が豊富で、吸収されやすい鉄分が多いようです。赤ちゃんには湯冷ましとして与えると良いかもしれません。もちろん、おかゆやスープなどを作るときに、これらで作った湯冷ましを利用しても良いかもしれません。

ただ、上記を工夫しても、体質によっては、一時的に、貧血がひどくなる場合があります。その場合は、インクレミンシロップの服用(医師処方)により、改善が早くなると思います。


<カルシウムの摂取>
上記の鉄分摂取に関する不安はもちろんですが、お誕生月を迎えると、カルシウム摂取のために、牛乳をと考える人が少なくありませんし、保健相談所などの栄養指導でも牛乳の摂取を積極的にすすめられると思います。しかし、最近の報告では、牛乳からのカルシウム摂取による吸収率は、小魚類や小松菜などの緑黄色野菜と顕著に違わないことが明らかとなっており(参考)、母乳を与えているのであれば、無理に牛乳に慣らせる必要もありません。もちろん、ミルク育児の場合も、育児用ミルクにカルシウムや鉄分は含まれていますので、母乳育児と同様、離乳食に鉄分やカルシウムを含む食材を使うことを心がけることで、無理して、牛乳を取る必要はないと思います。

こちらに、カルシウムの豊富な食品リストがありますので、これらの中から使える食材を選び、回転で、毎日同じようなものを大量取ることがないようにして食べると良いと思います。小松菜、青梗菜、小魚、海藻類など… ただし、これらの表に種実類のナッツ類やゴマ類がありますが、離乳食・幼児食はもちろんのこと、妊娠中・授乳中のママにもおすすめしません。それはアレルゲン感作能力がとても高いからであり、その詳細に関しては、ゴマアレルギーナッツアレルギーを参考にして下さい。

ところで、アレルギー・アトピーっ子育児で、ミルクアレルギーがないと、牛乳やフォローアップミルクに依存する方がいますが、上記で書いたように、牛乳は世間で言われているほど、カルシウムの吸収はよくありませんし、隠れ型アレルゲンで、貧血や喘息をはじめ、その他多くの疾患の発症の原因となっている場合もありますので、毎日飲むことについてはご注意下さい。同様な理由で、フォローアップミルクもおすすめしません。フォローアップミルクは母乳やミルクに比べると、タンパク質や炭水化物、ミネラル分も高濃度に含まれており、消化器官への負担が高くなります。また、通常の粉ミルクより栄養分を強化し、タンパクの加水分解の程度を低くしてあるので、牛乳成分に近くなっていることから、本来の育児用ミルクとしての分類には該当しないそうです。一方、牛乳は高タンパク質で、アレルゲンとなりやすいタンパクも含まれており、消化器系などへの負担が高くなり、鉄やビタミン類が不足しています。そのため、授乳をしている限りは、母乳がもっともお腹にやさしいので、諸事情の理由がない限りは与える必要性がないと思います。

参考までに、フォローアップミルクは9ヶ月頃からの利用となっておりますが、離乳が遅れている、もしくはゆっくり目に進めて、3回食になっていない場合などは、9ヶ月になっても使用ができないそうです。3回食をしっかりと食べるようになって、離乳が栄養の中心となってからの使用が望ましいそうです。そのため、〇ヶ月になったから与えないといけないものではないようです。逆に、離乳を早めに進めているから、3回食も早くから定着してる場合でも、早い時期から与えてよいものでもないそうで、赤ちゃんの成長に応じて、与える時期を見極めないといけないようです。また、ミルクアレルギーがなくても、他のアレルギーがある場合には、フォローアップミルクはおすすめしません。毎日継続的に消化に負担がかかるものを飲ませることは、新たなアレルゲン感作の原因となります。そのため、ミルクを卒業するまで、予防用ミルクもしくは治療用ミルクを継続的に飲むことになりますし、アレルギー治療用のフォローミルクは市販されておりません。

最後に、牛乳の消化能力について。牛乳を分解できる処理能力(特に乳糖)については、大人で約400ml/日だそうです。それは大人における最大値(限界値と考えて良い)なので、すべての人がこの量を処理できるとは限らないそうです。しかし、牛乳はカルシウムがたくさん含まれているので、骨粗鬆症の予防に効果があるなどとして、大人でも1日限界量をとっている人は少なくありません。しかし、牛乳・乳製品を口にすることでお腹がごろごろしたり、下痢気味になる人は、牛乳の乳糖やタンパクの分解能力がほとんどないそうです。それにもかかわらず、上記の指導で、無理してもとるため、未消化のものが体内に入り、赤ちゃんのアレルギー・アトピーの原因となっているようです。また、子どもへの摂取量として、1日400mlとの指導がされているそうですが、これは大人の限界値であり、子どもは体や消化能力の発達度を考えても、これは処理能力をかなりオーバーしているそうです。それが貧血、喘息・鼻炎・アデノイドなどのアレルギー症状、生活習慣病などの原因となっている場合があり、心当たりがある方は摂取を減らしてみると良いと思います。牛乳の摂取をやめることで、これらの症状の改善された例が少なくないそうです。また、牛乳による貧血ですが、これは牛乳の消化・吸収が腸粘膜に負担がかかり、目では分からないほどの微量の腸管出血があるそうです。だから、牛乳を離乳食・幼児食のミルク煮などにして、たまに血便がある場合などは注意をした方が良いと思います。特に、アレルギー・アトピーのない方は牛乳をミルク煮に利用している場合が多いそうなので…


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