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卵アレルギーで除去する食品と代替食品

このサイトにおけるアレルギー治療の1つは、食事療法(除去食・回転食)を基本としていますが、「該当食品を単に除去するだけの、除去食療法」はおすすめしておりませんし、栄養学的にも、精神的にも良くないと思っています。そのため、それに代わる代替食品の使用をおすすめしており、食生活の楽しさを見失わず、栄養的にも、アレルゲンとなる食材ではなく、他の食材から補うことができるような、「素材選び」をモットーとしております。

初めての方は、代替食品の選択に戸惑うかもしれませんが、りんくで紹介しているショップなどで購入が可能です。


<除去する食品とその代替食品>
除去の程度は症状や医師の指示により異なると思いますが、重篤な症状が出る場合は、製造ライン上の微量混入まで注意をする必要性があります。あとは、下記の注意事項を参考にして下さい。

. 除去する食品 代替食品
1.そのもの ◇卵かけご飯(生卵)、ゆで卵、玉子焼き、オムライス、茶碗蒸し、天津飯、親子どんぶり、かきたま汁、スクランブルエッグ、ハムエッグなど
◇卵入りの野菜炒め、チャーハンなど

<生・加熱不充分が最も抗原性が高いため、必ず避けること>
◇他の素材の利用
大豆製品、魚介類、肉類(兎・馬・鹿・豚など)など
◇卵を使用せずに調理
2.調理・菓子・
2次もしくは3次食品
◇お好み焼き、たこ焼き、ピカタ、肉まん、シューマイ、天ぷら・フライ類、ハンバーグ・コロッケ、肉団子など
◇パン(菓子パン・手作りパン・ロールパンなど)
◇麺類:ラーメン、中華麺、一部のうどん(カレーうどんなど)・生そば・焼そば、スパゲティー、マカロニ、ラザニアなど
◇惣菜:卵豆腐、コロッケ、ピザ、餃子、チキンピラフ、春巻き、ミートボール、サラダ、竜田揚げ、フライもの、つくね、肉団子など多数
◇ウインナー、ソーセージ、練り製品(ちくわ、かまぼこ、すり身、はんぺん、かに棒など)、ロースハム、ベーコンなど
◇多くのインスタント食品、ベビーフードなど
◇饅頭(白餡、黄身餡)、きんつば、どら焼、きび団子、せんべい(瓦せんべい、砂糖ぬりせんべい、炭酸せんべいなど)、カステラ、ビスケット、ケーキ(シュークリーム、チーズケーキ、スポンジケーキなど)、ホットケーキ、ドーナッツ、クレープ、クッキー、パイシート、プリン、ボーロ、シャーベット、アイスクリーム、ババロアなど
◇卵白を含むもの:天ぷら粉、ケーキの素など市販の粉類
◇ミルクセーキなど
◇卵を使用せずに調理
◇市販の天ぷら粉類などを使わず、小麦、片栗粉などを利用
◇卵の混入がない商品(アレルギー対応惣菜・加工品など)の利用←種類は豊富♪
◇手作りできるものは、自分で作ること(パン・麺類・和菓子など)
◇なるべくベビーフードやインスタント類を用いないこと
3.調味料 ◇卵を使用したドレッシング(マヨネーズ・サザンドレッシング・タルタルソースなど)
◇中華だし、ステーキソースなど
◇卵の混入がない商品(卵不使用マヨネーズなどの調味料など)の利用もしくは手作り
◇出汁類は昆布・魚類・野菜などのエキスまたはアレルギー対応調味料を用い、一般のインスタントを利用しないこと
4.微量混入 ◇卵白または卵黄で表面の光沢をつけるため:味付け海苔・一部の和菓子(栗饅頭・団子など)、一部の菓子パン・ロールパン、果物缶詰など
◇一部の酢・果実酢、みりん
◇外食の野菜サラダバー(乾燥防止の予防スプレーに混入)
◇卵白で汚れ、濁りをとるため、:メイプルシロップ、蜂蜜、コンソメスープなど
◇卵殻を使うもの:ぬか漬け、コンニャク、味付け海苔など
◇製造ライン:食品には卵を含まないが、卵を用いた商品との同一製造ラインによる混入(パン・お菓子・ベビーフードなど)
◇表示には充分に注意をすること
◇製造ラインについては、すべて表示があるとは限りませんので、重篤な症状が出る場合には、直接製造会社問い合わせること
◇ベビーフードやインスタント類、惣菜類などをなるべく用いず、手作りを心がける
5.その他の卵 ◇鳥の卵:ウズラ、アヒル、七面鳥など
◇魚卵:スジコ・たらこ・いくら・数の子
◇抱卵中の魚介類:ウニ、ししゃも、・カレイ・太刀魚・ハタハタ、わかさぎ、しらうお、きびなご、貝類などお腹に卵を抱えているもの、しらす干し(お腹がオレンジのもの)
◇上記を用いた料理・加工品など
◇他の鳥卵や魚卵には、共通抗原があるため
◇魚卵アレルギーが意外と多いため
◇小魚で出汁をとるとき、お腹の部分を捨てるなど
6.鶏肉 ◇鶏肉・鶏レバーを使用した料理:親子どんぶり、チキンカレー、鶏肉団子、鶏肉ソテーなど
◇鶏肉を使用した市販品
☆調味料:スープの素(コンソメ・鶏がら・ブイヨン・チキンエキス・中華だしなど)、ステーキソースなど
☆加工品:ハム、ソーセージ、ミートボール、ウインナー、フライドチキン、ベーコンなど
☆惣菜:つくね、春巻き、焼き鳥、コロッケなど多数
◇共通抗原があるため
◇兎、馬、鹿、カンガルー、クジラなどの肉もしくは加工品・惣菜、魚介類など


<注意を要する食品表示>
アレルギーに関する表示は判断が難しいことがあります。詳細については、厚生労働省のアレルギー物質を含む食品に関する表示を参考にして下さい。また、惣菜や対面販売では記載をしていないものもありますので、不安な場合は必ず尋ねるようにして下さい。また、魚卵には表示義務がありませんので、魚卵もしくはそれを含む加工品にはご注意下さい。

タンパク加水分解物
タンパク分解産物
動物性由来のものは、鶏、牛乳、牛、豚、魚のいずれかが使用されているため
ブイヨン、コンソメ、肉エキス 鶏肉、牛脂、牛肉または豚肉が主原料のため
ゼラチン、コラーゲン 鶏または牛の骨や皮が原料のため
粉末状(動物性)タンパク 動物性由来のものは、卵タンパクか乳タンパクが使用されているため
レシチン(乳化剤) 卵黄または大豆、小麦などが原料のため
リゾチーム 卵白由来のタンパクで、風邪薬など処方薬・市販薬に多く使われています


<注意事項>
卵アレルギーの検査で一般的に行われるのは、卵白に対する検査です。それはアレルゲンとなりやすいタンパクが卵黄よりも卵白に多く含まれるからです。そのため、卵白アレルギーと診断されると、卵黄にはアレルギーがないと考えて、卵黄製品や卵黄を与えている方がいますが、数値の上昇や症状の悪化もしくは改善の停滞となっている場合も少なくありません。それは卵黄と卵白が完全に分離ができないこと、卵黄には含有量が少ないものの、卵白に含まれているタンパクと同一または非常に近い構造をもつタンパクが含まれていることが確認されていること、固ゆで卵を作っても、ゆであがった瞬時に殻をむいて、卵黄と卵白を分けないと、時間経過とともに、卵白成分が卵黄に移行することが報告されているからです(上田ら、食物アレルギーと食育)。そのため、「卵白アレルギーではあるけど、卵黄アレルギーではないから」という安易な考えはやめて下さい。例えば、マヨネーズや卵ボーロなど卵黄使用となっていても、厳格に卵黄と卵白を分離することは不可能なため、卵白成分の混入は避けられないため、卵白アレルギーだからOKという安易な考えはやめた方が良いと思います。特に、マヨネーズは加熱不充分であり、抗原性が最も高く、アレルギー的には危険な食品です。


牛乳アレルギーで除去する食品と代替食品
大豆アレルギーで除去する食品と代替食品
小麦アレルギーで除去する食品と代替食品
米アレルギーで除去する食品と代替食品
アレルギー対応レシピ集


<参考文献>
◇上田伸男編、食物アレルギーがわかる本、p156−160、1999
◇馬場 實、中川武正編、食物アレルギーの手びき改訂第2版、p99−129、2003
◇佐守友仁、アトピー増やしていこう「食べてもいいもの」、p76−81、1999
(これらの本の感想は、おすすめ内(上田・馬場ら佐守)にあります)


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