アレルギー・アトピー
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小麦アレルギーで除去する食品と代替食品
このサイトにおけるアレルギー治療の1つは、食事療法(除去食・回転食)を基本としていますが、「該当食品を単に除去するだけの、除去食療法」はおすすめしておりませんし、栄養学的にも、精神的にも良くないと思っています。そのため、それに代わる代替食品の使用をおすすめしており、食生活の楽しさを見失わず、栄養的にも、アレルゲンとなる食材ではなく、他の食材から補うことができるような、「素材選び」をモットーとしております。
初めての方は、代替食品の選択に戸惑うかもしれませんが、
りんくで紹介しているショップでも購入可能です。
<除去する食品とその代替食品>
除去の程度は症状や医師の指示により異なると思いますが、重篤な症状が出る場合は、製造ライン上の微量混入まで注意をする必要性があります。あとは、下記の注意事項を参考にして下さい。
| . |
除去する食品 |
代替食品 |
| 1.そのもの・麦類 |
◇パン全般、麺類(ラーメン・うどん・スパゲティー・マカロニ・そば・そうめんなど)、麩など
◇小麦粉、天ぷら粉、お好み焼き粉、パン粉など
◇大麦、はと麦、ライ麦、オーツ麦(オートミール)、デュラムセモリナなど
◇米は要注意(同じイネ科なので) |
◇雑穀や米などから作ったパンや麺類など(手作りまたは市販品)
◇粉の代用:雑穀粉、米粉、片栗粉、葛粉など
◇他の麦類については、共通抗原があります。できれば除去が望ましいですが、多品目除去の場合は、症状如何により判断(重篤な場合は完全除去) |
2.調理・菓子・
2次もしくは3次食品お菓子類 |
◇シュウマイ、餃子、春巻き、肉まん、フライ・天ぷら類、カレーライス、シチュー、グラタン、お好み焼き、たこ焼きなど
◇ケーキ、ビスケット、クッキー、ホットケーキ、瓦せんべい、麩菓子など
◇麦芽ドリンク、麦茶(大麦)、はと麦茶、ビール、ウイスキーなど
◇水飴(小麦麦芽から作ったもの) |
◇手作りできるものは、自分で作ること(雑穀粉・米粉などを使用)
◇小麦・他の麦類の混入がない商品(アレルギー対応惣菜・加工品、お菓子類など)の利用 |
| 3.調味料 |
◇小麦胚芽油、大豆醤油、穀物酢、麦味噌、金山寺味噌など
◇シチューの素、カレールーなど |
◇小麦・他の麦類の混入がない調味料(アレルギー対応醤油・カレールー・シチューの素など)の利用 |
| 4.微量混入など |
◇小麦粉・小麦製品を含むと考えられる商品と同一製造ラインのもの
◇粉のシナモンなどの香辛料(混入の可能性) |
◇表示には充分に注意をすること
◇製造ラインについては、すべて表示があるとは限りませんので、重症の場合は直接製造会社に問い合わせること |
<注意を要する食品表示>
アレルギーに関する表示は判断が難しいことがあります。詳細については、
厚生労働省のアレルギー物質を含む食品に関する表示を参考にして下さい。また、惣菜や対面販売では記載をしていないものもありますので、不安な場合は必ず尋ねるようにして下さい。
| グルテン |
小麦アレルゲンとなる主なタンパク
米粉に含まれる場合が多い |
| タンパク加水分解物 |
植物性由来のもの(大豆・小麦・トウモロコシなどが使用されているため) |
| 粉末状(植物性)タンパク |
植物性由来のもの(大豆タンパク・小麦グルテンなどが使用されているため) |
| 水飴 |
植物性由来のもの(大豆タンパク・小麦グルテンなどが使用されているため) |
| V・E(ビタミンE) |
小麦胚芽など |
| 麦芽糖 |
大麦、ジャガイモ、コーンなどから作られていることが多いので、確認が必要 |
<注意事項>
1.軽度で除去を指示されない場合
◇国産小麦を使用し、輸入小麦を使用しないこと(
理由)
◇低アレルゲン小麦など。ただし、メーカーによっては、タンパクそのものが低アレルゲン化されているわけではありません。グルテンの含有量が減るなどであるため、症状が強く出る可能性がある場合は使用をおすすめしません。
◇パンはやめて、うどんで食べること(なるべく手作り):パンはイーストなど他の素材を含むため、症状が出た場合、小麦が原因か他のものが原因かわからないため
◇デュラムセモリナは小麦より症状が弱いため、代用に用いる場合があるかもしれませんが、異種小麦であることを忘れずに!
◇週に1〜2回程度の利用にとどめること(小麦・デュラムセモリナ・他の麦類すべてを含む)
◇食べて症状が出た場合、必ず除去をすること
2.代替食品
◇雑穀(稗・粟・きび、キヌアなど)、イモ類などを利用し、回転をすること。ただし、回転には同じイネ科でないキヌアやアマランサスなどを取り入れると、イネ科アレルギー予防となります。
◇米粉100%と表記をしていても、小麦グルテンを15%前後入っている場合があります。表記をしてくれている場合もありますが、非表示のところも少なくないので、小麦で重篤な症状が出る場合は、必ず確認をするようにして下さい。
3.雑穀利用
◇同じイネ科である小麦・大麦などの麦類、雑穀(稗・粟・きびなど)との交差反応を示す場合があり、症状が強い場合には代替品使用に関しても要注意
◇雑穀などとの回転が望ましいのですが、これらに症状が出ると、もとの症状より強く出る場合があるようです。雑穀の利用に関しては、主治医などの指示のもとでで利用して下さい(雑穀利用に反対の方もいるので)。
◇雑穀に関しては、
こちらを参考。
4.その他
◇イネ科植物の花粉がアレルギーをおこしやすくしますので、花粉飛来時期の5〜7月を中心に10月頃までは症状が出る場合、花粉症対策をして下さい。
◇
卵アレルギーで除去する食品と代替食品
◇
牛乳アレルギーで除去する食品と代替食品
◇
大豆アレルギーで除去する食品と代替食品
◇
米アレルギーで除去する食品と代替食品
◇
アレルギー対応レシピ集
<参考文献>
◇上田伸男編、
食物アレルギーがわかる本
、p156−160、1999
◇馬場 實、中川武正編、
食物アレルギーの手びき改訂第2版、p99−129、2003
◇佐守友仁、
アトピー増やしていこう「食べてもいいもの」、p76−81、1999
(これらの本の感想は、おすすめ内(
上田・馬場ら・
佐守)にあります)