アレルギー・アトピー

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母乳育児とミルク育児のメリット・デメリット

食物アレルギーが判明すると、その戸惑いは大きいものです。特に、授乳中の場合、子供の除去はもちろんのこと、自分の除去もしないといけません。また、自分の母乳がアレルギーの根源?とか、症状改善しないのは母乳のため?と、自分を責めることも大きくなるし、右往左往してしまいます。母乳育児を頑張りたいものの、周囲からは「母乳が悪いから」、「除去をすると、栄養がなくなるから、赤ちゃんの成長に影響を与える」などの理由から、「断乳をして、ミルクにしたら?」と言われたり、食事療法が辛くなり、ミルクに替えたいと思う気持ちも隠せなかったり… そういう戸惑いの中で、自分の育児法がわからなくなった場合、母乳育児を選んだ方、ミルク育児を選んだ方の体験談を参考にすることで、何かヒントが見えてくるかもしれません。

ミルク育児もしくは母乳育児→ミルク育児体験談に続く
母乳育児体験談に続く


1.母乳育児のメリット・デメリット
メリット
免疫物質・栄養素が過不足なく含まれていること ◇IgA・IgGなどの免疫物質が、断乳時までたえず分泌されていること
◇IgA抗体(腸管内でアレルギー予防に貢献:腸粘膜を覆う)は、初乳にもっとも多く含まれており、100mlあたり約2−4gで、産後4ヶ月でも1日約0.5gを分泌
◇赤ちゃん自身がIgAを自力で作り出せるようになる時期は、生後6−12週間後で、安定して作れるようになるのは、生後7−8ヶ月頃
◇免疫物質により、アレルギー・アトピーの改善(アレルギー症状・ヒスタミン遊離の抑制)がされる場合があること
◇母乳に含まれる乳清タンパクはソフトタイプで消化しやすいこと
最小限のリスクで、負荷試験が行えること ◇直接摂取の前に、経母で試すことができること
夜泣き・ぐずり対応 ◇添い乳など、すぐにおっぱいで対応可能な場合が多いこと
母親の体調が改善されること ◇自分の食事制限や環境整備を行うことで、持病の改善(アレルギー性鼻炎・喘息など)
その他 ◇症状がシビアもしくは過敏症の場合、同じミルクを与え続けることで、発症の可能性があるため、回転食の意味でも、多くの成分が移行する母乳の方が良いこと
◇消化・吸収が良いこと:腸に負担がかかりにくいこと
◇調乳・衛生管理の手間が必要ないこと
デメリット
新たなアレルゲン感作の可能性があること
食物アレルゲンや食品添加物などが移行
◇食事制限により、特定の食品の大量頻回摂取、加熱不充分などにより、新たなアレルゲン感作を生じやすいこと
◇食品添加物など代謝されにくいものは母親の体内の脂肪分にとどまりやすく、特に、母乳中の脂肪分に溶け込んで、赤ちゃんへの移行の可能性があること
母親の食事制限(除去食)が必要
コストがかかること
◇多品目アレルゲンの除去の場合、食べられる素材に限りがあること
◇一般的なおいしいものが食べられないこと、市販の惣菜などを利用しづらいこと、外食しづらいこと
◇通常食と除去食作りのための、家事の負担が増加
◇親も含めた除去食のため、代替食品など素材選びのコストが多大
体重に関する悩み ◇体重がなかなか増えないこと
精神的ストレスが多大 ◇「自分の母乳が悪いから…」、「自分のために…」などと自己責任を追及し、罪悪感が強くなること
◇原因追求がなかなかできなくて、食事をすることすら怖くなる場合があること
アレルゲンの判断に戸惑うことがあること ◇直接摂取と経母からのアレルゲン流入があるため、特に遅発・遅延型の場合は原因追求が遅れること
母親の体調が崩れる可能性があること ◇体重の激減
◇疲労で倒れやすくなること
その他 ◇外出先での授乳場所に困る場合があること
◇母親しか授乳できないこと

2.ミルク育児のメリット・デメリット
メリット
アレルゲン感作が少ないこと ◇母親からの食事由来アレルゲンおよび食品添加物などの移行がなくなること
◇母親自身が食事制限をできない場合には有効
(予防用レベルでは抗原性が残っているので、感作される可能性は残されています)
アレルゲンの判断が少しは楽
(食事アレルゲン)
◇離乳開始後、母親からの移行がないため、幾分アレルゲンの判断がつきやすいこと
体重増加 ◇ミルクがあう限り、体重の伸び悩みの問題が少ないこと
◇授乳量の把握をしやすいこと
母親の食事制限が最低限で良いこと ◇症状が強い場合、母親を含めた家族の食事制限が必要とされるが、そうでない場合は最低限もしくは必要でないため
その他 ◇母乳育児で辛い・悲しい顔を見せるよりは、負担が少し楽になるので、ミルク育児で笑顔を見せてあげられること
◇成分が一定であること、ビタミンKや鉄分も補えること
◇誰でも授乳が可能であり、外出先でも授乳をしやすいこと
デメリット
味覚など ◇アレルギー対応ミルクの風味が独特なため、嫌がる子が多いこと
◇タンパクを分解しているので、浸透圧が高くなり、下痢をしやすくなる場合があること
コストがかかること ◇アレルギー対応ミルクが高価なこと
◇小缶がないので、ミルク模索中、無駄になる場合があること
アレルギー対応ミルクがあわない場合 ◇アレルギー対応ミルクすべてが体質に合うわけではないので、ミルク選びと確認に時間が多少かかること
◇症状がシビアもしくは過敏症の場合、同じミルクを与え続けることで、発症の可能性があること
◇予防用ミルクでアナフィラキシーショックを経験したり、すべてのミルクがあわない可能性があること
調乳・衛生管理の手間がかかること ◇寒くても、眠くても、疲れていても、必ず起きて、ミルク作り・洗浄・消毒などをしないといけないこと
吸入・接触抗原への配慮 ◇母乳育児でも同様だが、母親を含めた家族の食事制限が少ない分、アレルゲンへの配慮が怠りやすいことにより、直接摂取していないのに、スコアが上昇するなどの悩みが出てくる場合があること
夜泣き・ぐずり対応 ◇規定量以上にやれないことから、夜泣きやぐずりの時の対応(抱っこなど)が大変
◇痒みがひどく、寝れないときの大ぐずりなどの対応も含む
ミルク→母乳は困難 ◇母乳からミルクへの移行は容易でも、1度分泌が減ったり、止まった母乳を復活させるのは至難の業のため、安易に即断乳を行わないこと(理由:アレルギー対応ミルクがまったくあわない可能性があるため)
その他 ◇免疫物質が含まれていないこと


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