アレルギー・アトピー

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母乳育児体験談

食物アレルギーが判明すると、その戸惑いは大きいものです。特に、授乳中の場合、子供の除去はもちろんのこと、自分の除去もしないといけません。また、自分の母乳がアレルギーの根源?とか、症状改善しないのは母乳のため?と、自分を責めることも大きくなるし、右往左往してしまいます。母乳育児を頑張りたいものの、周囲からは「母乳が悪いから」、「除去をすると、栄養がなくなるから、赤ちゃんの成長に影響を与える」などの理由から、「断乳をして、ミルクにしたら?」と言われたり、食事療法が辛くなり、ミルクに替えたいと思う気持ちも隠せなかったり… そういう戸惑いの中で、自分の育児法がわからなくなった場合、母乳育児を選んだ方、ミルク育児を選んだ方の体験談を参考にすることで、何かヒントが見えてくるかもしれません。

母乳育児とミルク育児のメリット・デメリットに続く
ミルクもしくは母乳→ミルク育児体験談に続く


<体験談1>  Cさん(娘さん:1歳0ヶ月):授乳中

娘をずっと母乳のみで育てていましたが、5ヶ月末に、某ミルクメーカーさんのご好意で無料で配布していただいたアレルギー予防用ミルク小さじ1杯弱でアナフィラキシーショックを起こしたのをきっかけに、アレルギーが判明しました。判明したアレルゲンは牛乳・小麦・卵にくわえ、予防措置として、大豆・そば・甲殻類・その他の食品を約7ヶ月間に渡って除去をしながら、母乳育児を続けてまいりました。現在は徐々に解除の方向にむかっています。そのときのアレルギー検査の結果は以下の通りです。アレルギーっ子を母乳で育てていく上での励みになればと思います。

<生後5ヶ月末>
ハウスダスト3・ダニ1(ヤケヒョウダニ)3・牛乳4・小麦(実)2・卵白1・卵黄0・大豆0・牛肉0・鶏肉0
総IgE 60

<生後11ヵ月半>
ハウスダスト1・ダニ1(ヤケヒョウダニ)3・牛乳3・小麦(実)0・卵白0・卵黄0・大豆0・牛肉0・鶏肉0・そば0・ゴマ0・ピーナッツ0 
総IgE 19

牛乳・小麦・卵のアレルギーが判明した当初、かかりつけの医師からは今後も食生活によほど気をつけない限りは、ますますアレルゲンを増やすことになるという可能性が否定できないこと、牛乳・小麦・卵を食事から厳格に除去をすると食べるものがなくなるからという理由により、断乳をして、ミルクに切り替えることをすすめられました。しかし、どうしても母乳はやめたくなかったので、「母乳を続けるためになら、どんな努力でもしますから」と主治医に宣言して承諾を得、現在にいたっております。

「除去は大変だから、アレルギー用ミルクにした方が楽だからね。母乳にこだわってやめなくても、どうせ除去・除去で食べるものがなくなるから、母乳も結局止まっちゃって、最終的にはやめることになるから、一緒なんだけどね〜」という医師がいるようですが、厳格な除去食を行っても、母乳は充分に分泌し続けます。私など過食のために出すぎのおっぱいに悩んでいたくちなのですが、除去食をはじめてからは、すっかりと具合の良い差し乳になり、娘の方も順調に発育・発達をしています。食生活に気を配っているにもかかわらず、お子さんの肌の状態が悪い間は、「こんなに頑張っているのに、なぜ?」と落ち込んでしまうことも多いとは思いますが、そこは誰もが通る道、淡々とアレルゲン除去を続ければ、トンネルを抜ける日がやがてやってきます。

母乳とミルクに関していうと、私自身は母乳育児よりむしろ多大な労力と苦労を要するのは、ミルクや混合による育児の方だと思っています。赤ちゃんが泣くたびに、いくら眠くても、寒くても、しんどくても、一旦布団から出て、ミルクの規定分量を正確に測り、授乳後、哺乳瓶や乳首を隅々まで洗浄・消毒して清潔に保たなければならず、さらに、人工栄養の場合、アレルギーっ子の育児となると、母親が抗原回避食をとる(除去食をする)以上に、接触・吸入抗原など気を使わなければならない局面も多く、私には到底できそうにもありません。賛否両論あると思いますが、私に関しては、正直なところ、楽をとるために、アレルギーっ子である娘の母乳育児の道を選択したことを付け加えておきます。

参考までに、アレルゲンが判明してから、症状が改善するまでの経緯です。おっぱい関連で、「小麦がやばい」とは聞いていましたが、そんなことはよほどアレルギーの程度のひどい子の話で、まさかうちの子が該当するとは思ってもいませんでした。おまけにダニ・ハウスダストまで…(涙) その日からアレルゲンの厳格除去をはじめましたが、今から思えば、初期のうちは知識不足からの見落としが多々あり、「完全」とは言いがたいものだったと思います。食事、環境の両面から抗原除去をはじめてからしばらくのうちは、症状が治まっていたかのように見え、キンダベート・プロペト混合剤を使うこともなくなっていたものの、数日立つと、なぜか元通りにひどくなりました。全力投球で抗原除去に励んでいただけに、「どうして?」、「何がいけないの?」と悩み、娘の真っ赤な顔を見るにつけ悲しくなりました。しかし、幸運にも、「皮膚症状が落ち着くまでには、少なくとも3ヶ月はかかる」という記述に出会っていたため、キンダベート・プロペト混合剤は見るに耐えない赤みになったときのみ使用し、比較的落ち着いている時には塗りませんでした。その後も悪化したり、改善したりを繰り返しながら、それでも「3歩進んで、2歩下がる」的に徐々に良くなり、全3ヶ月の過程を経て、ようやくツルツルお肌になりました。そのうち、混合剤を使用したのは、最初の2ヶ月間でした。


<体験談2>  K1さん(息子さん:2歳3ヶ月):授乳中
うちの息子の検査結果です。

<生後4ヶ月>
卵白5・ミルク4 
総IgE 523

<生後7ヶ月>
卵白5・ミルク4・小麦3・サケ2・米1・ダニ6

アナフィラキシーショックを起こすタイプのため、「微量混入も許されず、母乳育児は困難かも…」と地域の保健婦さんからは言われました。でも、なんとか、ここまでやってきてしまいました。現在も母乳育児中です。お米系のものが食べられれば、あとは何とかなるものだなぁ、というのが感想です。おかずは、野菜類・海草類をメインにして、白身魚・兎肉・馬肉などを食べるという食生活をしてきました。

息子はアレルギー用ミルクにすらアレルギー反応を起こしてしまいました。アレルギー予防用ミルクで、アナフィラキシーショックを起こしました。エレメンタルフォーミュラでは下痢が止まらず、母乳を続行するしかなかったのです。かかり付けの先生には、「もし母乳が出るなら、頑張って欲しい。入院して治療する方法もあるけれど、この子のようにシビアな反応を持つ子供は、エレメンタルですら厳しくなる可能性がある。同じモノを与えつづけるよりも、回転食の方が良いように、ミルクだけを与えつづけるよりも、いろんな成分が入る母乳のほうが良い。それに、母乳からはアレルゲンが移行してしまうけれど、アレルギーを抑える成分やヒスタミンを抑える成分も含まれているから」と励まされました。確かに、除去をはじめた頃、一気に体重が減ってしまって、周囲から母乳をやめるようにかなり言われました。身長160cmの私ですが、出産翌日65kgあった体重が、除去をはじめて3ヶ月で49kgになってしまいました。マイナス16kgです。

おっぱいマッサージでお世話になっている助産院の先生は、「子どもは生まれながらにして優しいんだよ。ママの体にある有害なもの(ダイオキシンなど)を子どもが吸い取ってくれていてね。ママの『ここが悪いよ』と教えてくれているんだよ。有害なものが排出されてしまうと、体重もちゃんと収支がとれるようになるからね。赤ちゃんを産んだママさんの体は、その子を育てることができるようになっているんだよ」と話してくれました。科学的根拠のある話ではありませんが、まさしく、本当にそのとおりでした。ちゃんと食べられるものをきちんと食べていくと、体重はある一定のところで減りどまりました。現在52kgです。そこからは、どんなに食べても、あまり体重が増えませんし、むしろ、増えない方が体調は良いです。増えてくるときは、おっぱいが詰まりやすくなっています。これは、私の通う助産院で出会ったアレルギー子のママ、ほぼすべての友人に同じことが言えました。

ただ、アレルギー子の母乳育児は、本当に大変です。美味しいもの、贅沢なものは食べられなくなってしまいますし、外食にもかなり制限がかかります。お惣菜を買って食べることも難しいです。できるだけいろんな食材を食べた方が良い&アレルギー対応食材は高いというのがあって、経済的にも負担がかかります。ご主人の協力も必要です。食事の支度に時間がかかり、それでなくても大変な子育てが、さらに大変に感じると思います。そういうデメリットもありますから、「辛い・辛い」と、悲しい顔を赤ちゃんに見せていくよりは、笑顔でミルクを飲ませてあげるのも、一つの方法かもしれません。

母乳は、お子さんにとって、世界一の最高のものです。たとえ、アレルゲンが入ってしまうことがあったとしても…です。世界一の、最高のプレゼントをしてあげていると、自信を持っていいですよ。ミルクに変えることになったとしても、世界一の飲み物を飲ませてあげられたことに、喜んであげて下さい。自分を誉めてあげて下さいね。かくいう私も、一時期、母乳を飲ませることへの罪悪感でノイローゼになりましたので…

最後に、助産院の先生の言葉です。
「母乳のために、アトピーが悪化した」
「自分の母乳(おっぱい)が悪いから…」
「母乳のために、自分の体調が悪くなった」
と、自分や自分のおっぱいを責めないで欲しいのです。どんなに不味い味のおっぱいだとしても、お子さんからすれば、愛する母親のものなのです。大切な、大好きなママのものなのです。たとえ、アレルギー用ミルクに移行したとしても、母乳を飲ませてあげられた事に自信をもって、飲んでくれた子供に感謝してあげて欲しい。


<体験談3>  Pさん(息子さん:1歳5ヶ月):授乳中

低月齢の頃、おっぱいノイローゼでプチ断乳までいった経験がある私です。理由は、アレルギーうんぬん以前に、母乳による桶谷の厳しい食事制限と夜間3時間ごとの授乳の必要性を知り、「実際にやっていけるのか」、「乳質とは何か」などといろいろ考えていたら、ノイローゼになりました。なぜ断乳を中止して、ここまでやってこれたのかと言うと、「頭で考えるというよりは本能で、『わが子におっぱいをあげたい』」と思ったからです。さらに、おっぱいに吸いついている子供は本当にかわいくて、つい舐めたくなるほどです… 実際ときどき授乳中にあまりの可愛さに、息子の額をペロペロ舐めているので、接触抗原流入防止のためには、やはり母子同一食しかできない私です。

もうひとつの理由として、「やめるのは簡単だけど、1度やめたら2度と後戻りできない」というのがありますね。私のプチ断乳は低月齢の頃の1日半ぐらいだったので、後戻りできましたが、結構搾乳していました。アレルギー用ミルクと、1口にいっても大変なことのようですよ。エレメンタルフォーミュラの場合だと、月約3万ぐらい金額ががかかったりするし… もちろん、それすら合わない場合も多々ありますし…

「おっぱいは神様からの贈り物で、命の点滴だから、出る間は大事にしたい」と、個人的には思っています。何度もやめようと思い、グチこぼしてきたけど、今は続けてて良かったと思っています。さすがに、これ以上、どのぐらい続けるかは、少しわからりませんが… 夜はできればぐっすりと寝させたいので、子供が寝ていても3時間ごとに飲ませる授乳法は、月齢的にかわいそうになってきています。ご飯をある程度食べるので、夜起きないこともあります。


<体験談4>  K2さん(息子さん:7ヶ月):授乳中
私は母乳に関してはまったくの無知でした。そのため、妊娠中は出産したら体重管理からも解放されて、ビールに焼き鳥、ワインにチーズ…と思っていました。しかし、アレルギーのことを知れば知るほど、やはり母乳で頑張って良かったと思うし、アレルギーでなくても、母乳育児のメリットの大きさは計り知れないと思います。簡単に、「ミルクで」と言っても、アレルギー用ミルクがすべて合わずに、大変な苦労をされてる方がいるのも事実ですし…

私は2ヶ月近く混合だったので、ミルクの大変さが身にしみます。寒いときも、眠い夜も、ボ〜〜っとしながら、おっぱいをくわえさせれば、良いというのは楽チンです(笑)。私はアレルギーに関して、いろいろ考えて母乳を続けてきたわけではありませんが、抗原回避(除去食)をしているため、かつ母乳ゆえに、息子のアレルギーが今の状態で落ち着いているのだと信じて、引き続き頑張ります。


母乳育児とミルク育児のメリット・デメリットに続く
ミルクもしくは母乳→ミルク育児体験談に続く

ご協力を頂いた方には、厚く御礼申し上げます。


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