アレルギー・アトピー

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*掲示板に寄せられた、アナフィラキシー体験談*

「アレルギー体質をもつ以上は、誰でもなりうるアナフィラキシーであること、命に関わる事態に発展しかねないこと」を知ってもらうためにも、身近で起こった体験談を掲載したいと思います。アナフィラキシーについての詳細は、こちらを参考にして下さい。

<原因となるアレルゲン>
小児では牛乳(ミルクも含む)(体験談1・5・7・8・12)・卵(体験談3・5・10・11)・小麦(体験談3・5・10・11)、魚の順に、大人では小麦・アニサキス(魚の寄生虫)・蕎麦・卵・エビの順に件数が多いようです。これ以外にアメリカでは主なアレルゲンとなっているナッツ類もアナフィラキシーを起こしやすい食品です(体験談6)。もし、少しでもアナフィラキシーを疑ったなら、周囲の人を呼ぶ、お子さんから離れない、救急車をすぐに呼ぶなどを忘れずに!


<体験談1> Aさんの娘さん
◇アレルゲン:牛乳4・卵1・小麦2・ダニ3・ハウスダスト3、IgE(60) (5ヶ月当時)
◇発症原因:アレルギー予防用ミルク(5ヶ月)

当時の娘の月齢は5ヶ月末、時は2003年5月で、娘のアレルゲンであるダニの季節です(注1)。原因となったミルクはアレルギー予防用レベルのものです。

ミルクを使ったのはその日が初めてだったので、缶に書いてある説明書と首っ引きで、計量スプーンを片手に正確な分量で作りました。しかも念には念をと、出来上がったミルクをご丁寧に数分間煮沸までしました(注2)。娘は哺乳瓶が使えないので、離乳食用のスプーンで与えました。まず1さじを与えてみたところ、いかにも「おいしい!」といった様子で「もっともっと」とばかりに口を開けました。そこで、様子を見ながら、2さじ、3さじ与えたところでの発症でした。時間にすると、1さじ目を与えてから、ほんの1分そこそこです。

まずは、急に真っ赤になって、大泣きをはじめました。そして「え? どうしたの?」と思うか思わないかのうちに、アトピー性皮膚炎の患部に沿って蕁麻疹が出はじめ、頭も顔も胸も地図状に腫れました。同時に何かが喉に詰まって息が出来なくなっているような様子と咳が始まり、飲んだミルクを吐き出してしまいました。ここで嘔吐をしたのが幸いし、最悪の事態だけは免れたようです。

最初は急激な大泣きが原因かと思いましたが、すぐにミルクが原因のアナフィラキシー症状ということに思い当たりました。当時の知識は本当につたないものでしたが、一応そういう反応が起こり得るということだけは知っていました。ミルクを与えるのをやめて「これ以上、具合が悪くなるようなら救急車!」と思いながら、電話の前で抱っこであやしながら様子を見ました。呼吸困難・咳・嘔吐はすぐにおさまったものの、娘はなかなか泣き止みませんでした。見ると、顔から洋服から吐瀉物だらけになっています。

ここで、我ながら何を思ったのか、汚れたままで救急車に乗せるのはまずいだろうとなんと、お風呂に入れてしまったのです。勿論、「あ〜いい湯〜」なんていうものではなく、吐瀉物を湯で洗い流した程度なのですが。風呂に入っている間に蕁麻疹は消えてなくなりました。

ミルクを口にしてからその間10分程度のことだったように記憶しています。このことに関しても、蕁麻疹が出ている時に、入浴で体を温めることは危険ということなのですが、無知がゆえの行為で、まったく恥ずかしい限りです(注3) 。風呂から上がってしばらくすると、ようやく娘は泣き止み、泣き疲れたのか眠ってしまいました。呼吸の様子などを注意深く観察しましたが、異常は見られなかったので、そのまま寝かせておきました。

これについても血圧低下・意識障害が考えられますので、今更思えば、やはり救急車を呼んで、即病院に向かった方が賢明だったのでしょう。私が娘を病院に運んだのは、こともあろうに翌日のことです。

以上が、娘のアナフィラキシー体験です。食物アレルギーが命にかかわる事態に発展しかねないことを皆様に知っていただきたく、細かに記載いたしました。幸い、まだこのような事態をご経験されていらっしゃらない方も、是非、この機会にアナフィラキシーについての知識を頭の隅っこに留めておいてく下さい。もちろん、私もこのような事態に再び遭遇するようなことでもあれば(あって欲しくはないけれど)、ゲロまみれでも何でも、即救急車を呼んで病院へ直行したいと思います。

◇◇◇ 注意 ◇◇◇

(注1)アナフィラキシー発症を予防するためには、環境中のアレルゲンにも注意が必要です。ダニの発生時期・花粉の飛ぶ時期など、季節により、アナフィラキシーを発症しやすい時期があるようです。統計的には、1才から11才頃まではダニの季節(5−7月・9−11月)、12歳以上ではスギ花粉飛散の時期(2−5月)、12才から20才まではイネ科花粉(5−7月・9−11月)、21才以上ではイネ科とキク科花粉症(5−11月)に充分な対策をとる必要があると思われます。つまり、今まで口にしても症状がない、もしくは軽度の症状ですんでいたのにも関わらず、環境アレルゲンの時期にだけ症状が強く出たり、アナフィラキシーを起こしやすくなる傾向が強いようです。

(注2)極端な加熱処理は蛋白質の栄養価を損失することに繋がるので、このような与え方はおすすめめできません。しかも牛乳アレルギーの主な原因となるタンパクは熱に対して安定しているということなので、あまり意味のない行為だったかもしれません(Aさん解説)。

(注3)体が温まると、蕁麻疹がでやすくなります。特に、熱いお風呂や長湯は禁物です。また、体が温まることにより、激しい症状をひきおこす可能性がありますので、注意して下さい。

◇◇◇ 出産直後のミルクの摂取による症状とアナフィラキシーを起こすまでの経緯 ◇◇◇

私が出産入院をしたのは、総合病院の産婦人科です。真夜中に出産したので、母子同室になるまでには約8時間の時間を要しました。その8時間のうちに、数回ミルクを与えられていた可能性はあると思います。少なくとも一度は与えられていることが確かです。

最初の授乳時には、すでに母乳の分泌がはじまっていました。正確には、妊娠後期より、入浴時など乳首に些細な刺激があるだけで、母乳がぼたぼたとたれてくるようなことが何回かありました。切迫早産だったことが関係しているかもしれません。母子同室後は、母乳オンリーでした。

記憶に残っていることは、出産当日の夜から翌日にかけて、脚部を中心に赤く小さな湿疹が大量に出現したことです。その湿疹は時間経過とともに、全身に広がったため、看護婦さんにお願いして、医師の診察を仰ぐことになりました。医師による診察結果は「乳児湿疹」とのことで、アンダームが塗られました。アンダームを使用したのはその1回きりでしたが、生後5ヶ月でアンダームの再使用をした際に、接触性皮膚炎を起こしました。産後1日目にピークを迎えた湿疹は、時間経過とともに自然に消えていき、産後3日目にはほぼわからないくらいになりました。

入院中の食事は素材には定評があったものの、和洋折衷の普通食で、お祝い膳も洋食のフルコースでした。アレルギーを懸念して、さすがに、牛乳や火の入っていないバター、おやつに出たチーズドッグなどはとりませんでしたが、朝食時に食べ放題だったパンは毎朝必ず5個以上は食べていましたし、今更にして思えば、洋食には相当な量の乳製品が含まれているので、「乳製品を避けていた」とは事実言いがたいものだったと思います。そして、産後4日目に退院し、帰宅後も牛乳と卵の一次製品は避け、加熱済みの二次製品くらいの摂取にとめておいたのですが、11月末の出産というと、世の中が浮かれ騒ぐクリスマスやお正月といったイベントにまったく参加できないストレスから(と言うと、言い訳になるのですが)、宅配ピザを頼んだり、クリームがほとんどぬられていない、安価なロールケーキを一気食いしたり、チョコ菓子を食べたりと、羽目をはずすことも多々ありました。

そのような私の食生活から、娘の肌状態は月齢が進むに連れて悪化し、3ヶ月頃には上半身全域がジュクジュクになっていました。また、生後まもなくより、吐乳・溢乳がひどく、入院時には1日に数回程度だった溢乳が、退院後には1日30回前後にもなっていました。当時、知識があまりにも乏しかった私は、それをただの母乳の飲みすぎと捉えていました。参考までに、生後3日目にはすでに3桁の哺乳量でした。2ヶ月時には、片方から少なくとも200mlは出ているようでした。食べ過ぎによる分泌過多だと思います。その後、5ヶ月末より、抗原回避食をとるようになってから、病変時以外の吐乳・溢乳はまったくありません。下痢は全期を通じてなかったように思います。しかし、母乳育児の便の特性からなかったと断言できませんが、頻便・異臭・下血などの異常は見られませんでした。ただし、入院中は便秘がちだったため、2回綿棒浣腸が施されました。


<体験談2> Aさんご本人
◇アレルゲン:花粉数種・ダニ・ウルシ科の植物(マンゴーなど)・薬物数種(局所麻酔剤など)
◇発症原因:局所麻酔剤(下半身麻酔および歯科治療)・マンゴー・外用薬

親子でアナフィラキシーです(体験談1で記述済み)。アナフィラキシー体質という訳ではないのかもしれないのですが、強烈なアレルギー体質はやはり遺伝してしまうものなのでしょうか。私も花粉数種・ダニ・マンゴーなどウルシ科の植物(カシューナッツやピスタシオナッツ:娘のアレルギーを機に初めて気づきました)・薬物数種と半端ならぬアレルゲンがあります。

局所麻酔剤への反応は強烈で、下半身麻酔に使用された際には、明確なショック症状を起こしました。投与後すぐに、血圧が上が40まで急低下、続いてすぐに意識不明に。周りの医師や看護士さん達の騒然とする様子が徐々に遠のいていき、「倒れる〜」と言いながら倒れました(我ながら間抜け)。歯医者の麻酔薬でも2回呼吸困難に陥っています。また、マンゴーのアレルギーも強烈で、食べると、発熱・嘔吐・顔もおいわさんのように腫れます。マンゴーの木の下に腰を掛けただけでも、足全体が赤紫色に腫れ上がり、完治まで半年もかかってしまいました。さらに、塗り薬に、アレルギーを起こし、接触皮膚炎&薬疹が大量にという、おまけつき。さらに、化学繊維にまでかぶれるので、パンツはいつも綿100% 、ガードルなんかも化繊のものはNGなので、最近ちと体型が(爆)。全くもって難儀な体質です。


<体験談3> Bさんの娘さん
◇アレルゲン:卵白3・卵黄2・小麦2・ミルク1 (4ヶ月当時)
          卵白4・小麦4・ソバ3・卵黄3・ゴマ2・ミルク1 (9ヶ月当時)
◇発症原因:玉子焼き(4ヶ月)・アイスクリームのコーン部の小麦(10ヶ月)

うちの娘は過去2回ほどアナフィラキシ−を起こして病院に駆け込んで点滴を打ってもらっています。1回目が原因で、アレルギーに気付くきっかけになりました。

生後4ヶ月の時に、私の父が亡くなりました。そのお葬式の片付けやらで忙しく、出前のお寿司に入っていた卵焼きを私の母が娘が欲しそうだから…と食べさせました。とはいえ、4ヶ月なので吸ってるだけでしたが。しかし、食べた直後に全身真っ赤になり、全身に湿疹ができ、息苦しそうで、大泣きをしました。アレルギーとはまだ気付かず、近くの小児科に駆け込んで、食物アレルギーと診断されました。普通に考えても、4ヶ月で卵を吸わせるなんておかしいんですが、母にノーと言えなかった私でした。

2回目が、10ヶ月の時にアイスクリームのコーン部分をお店の人が娘に手渡してくれました。私もコーンというぐらいだから、とうもろこしでできているという程度にしか考えませんでした。30分くらいして気付いたら、また全身真っ赤で、湿疹ができて大泣きをしました。これはまたやってしまったと思い、今度は救急病院に連れて行き、点滴を1時間してもらいました。まだこの頃は、アレルギー自体を重く考えてなく、簡単に除去していただけだったので、まさか小麦が含まれているなんて考えもしなかったです。さすがに、これをきっかけにアレルギーについて勉強をはじめました。


<体験談4> Bさんご本人
◇アレルゲン:果物(リンゴ・桃・梨・さくらんぼなど)・野菜(ほうれん草など)・花粉・ダニ
◇発症原因:果物や野菜数種

私自身も果物アレルギーです。りんご、梨、桃、さくらんぼをはじめとした果物や、ほうれん草などの野菜でアナフィラキシ−を起こし、呼吸困難になった経験が多々あります。果物アレルギーになったのは20歳頃で、突然なりました。最初は、農薬にでも反応してるのかなぐらいの気持ちでした。しかし、そのあとで、何を食べても呼吸が苦しくなるため、大学病院で調べてもらい、果物アレルギーと分りました。その頃は、果物にアレルギーを起こす例は珍しかったようです。最近の朝日新聞の記事に、「花粉症やダニアレルギーのある成人が、果物アレルギーを突然発症するケースが増えてきたそうだ」とありました。私は花粉症・ダニアレルギーなので、典型的なパターンですね。

幸い、娘はまだ果物は大丈夫そうです。しかし、果物に触ることができないので(ひどい痒みに襲われる)、母が今まで娘に果物を剥いてくれていました。今後転勤して、母とは別居になるので、果物をどう食べさせようかと頭を悩ませているこの頃です。通販などで売っている電動皮むき機でも買おうかな。ちなみに主人も果物アレルギーで、私と同じです。


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