アレルギー・アトピー

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*掲示板に寄せられたアナフィラキシー体験談*

「アレルギー体質をもつ以上は、誰でもなりうるアナフィラキシーであること、命に関わる事態に発展しかねないこと」を知ってもらうためにも、身近で起こった体験談を掲載したいと思います。アナフィラキシーについての詳細は、こちらを参考にして下さい。

<原因となるアレルゲン>
小児では牛乳(ミルクも含む)(体験談1・5・7・8。12)・卵(体験談3・5・10・11)・小麦(体験談3・5・10・11)、魚の順に、大人では小麦・アニサキス(魚の寄生虫)・蕎麦・卵・エビの順に件数が多いようです。これ以外にアメリカでは主なアレルゲンとなっているナッツ類もアナフィラキシーを起こしやすい食品です(体験談6)。もし、少しでもアナフィラキシーを疑ったなら、周囲の人を呼ぶ、お子さんから離れない、救急車をすぐに呼ぶなどを忘れずに!


<体験談5> Cさんの息子さん
◇アレルゲン:卵白5・ミルク4、IgE(523) (4ヶ月)
         卵白5・ミルク4・小麦3・サケ2・米1・ダニ6、IgE(1573) (7ヶ月)
◇発症原因
 <直接摂取>  
  ・アレルギー予防用ミルクおよび普通のミルク(各2ヶ月)
  ・卵ボウロ&低アレルギー小麦パン(各7ヶ月)
  ・エビ(エビピラフを作ったフライパンを用いた調理による混入)(1歳1ヶ月)
 <経母による発症>
  ・チョコレート&スクランブルエッグ(各2ヶ月)・生牛乳&サバの押寿司(サバ:各3ヶ月)
  ・低アレルギー小麦パン1口(4ヶ月)・吉野家の牛丼の汁を用いた汁物(牛肉+調味料:1歳3ヶ月)
 
はじめてアナフィラキシー症状を起こしたのは、粉ミルクでした。原因となったミルクは、アレルギー予防用レベルのものです。生後1ヶ月くらいまではミルクとの混合でしたが、生後2ヶ月頃よりミルクを飲むと、とてもひどい下痢状態を起こし、異常なほどに泣くようになりました。また、この頃から乳児湿疹が悪化しはじめていたため、小児科の先生より乳糖不耐症といわれ、母乳オンリーに変更しました。その後、私が虫歯治療で麻酔を使うことになり、やむなく粉ミルク(アレルギー予防用)を30ml飲ませました。

これが最悪の結果を招きました。午後2時頃、上記のミルクを飲み、約5分後くらいから、乳児湿疹の部分から体液が流れ出し、10分以内に蕁麻疹が全身に広がりました。その後、顔や腕などが浮腫しはじめ、まぶたが腫れあがり、目が半分くらいしか開かなくなってしまいました。その間、泣きやまず、その泣き声もヒューヒューというようになりました。午後4時頃、当時のかかりつけだったA小児科へ行きました。乳児湿疹の悪化と言われ、リンデロンとザジデン・ポララミンが処方されました。薬を飲ませても改善が見られず、手足が紫色になっていることに気づきました。午後6時頃、夜間診療に行きました。しかし、こちらでは対応しきれないと言われ、大学病院に行くように指示されました。午後7時頃、大学病院に行きました。当初診断された乳児湿疹では、救急車はきてもらえず、タクシーを探すものの見つかりませんでした。そこで、道路を走っていたバスを無理やり止めて乗せてもらい、大学病院に行きました。今思えば、本当に強引なことをしてしまいました(苦笑)。インフルエンザの流行している時期だったので、長い時間待たされました。そうこうするうちに、少しずつ浮腫が落ち着きはじめ、紫色の手足が徐々に普段の色になってきました。

午後8時頃、ようやく診察を受けました。診察時に言われたのが、急性期というのが食後30分〜3時間以内で起こるそうです。そして、その後30分以内で処置を行わないと意味がないそうです。そのため、このときは、すでに急性期が終わってしまっていたので、特に処置なしと帰らされてしまいました。この後、翌朝には紫色の手足は治りました。浮腫も3日ほどで落ち着きはじめました。しかし、全身の皮膚に広がった湿疹は、2週間以上たっても治らず、じくじくと体液の滲出がとまらず、かなり大変でした。もっともこの頃は、私の小麦・大豆の除去(母乳のため)をまだしていませんでした。

このとき、最初から「乳児湿疹」ではなく、「アナフィラキシー」なんだという知識があれば、こんなに息子を苦しめさせなかったと思います。こういうときのためにも、アレルギーの知識というのは大切だと痛感しました。息子の体験を通し、同じような思いを他の方にもして欲しくありません。多くの方にアナフィラキシーの怖さを知って欲しいと思います。最初は乳児湿疹と診断され、下手すると、手遅れになっていたかもしれないからです。

生後7ヶ月

アナフィラキシー翌日
(低アレルギー小麦パン)
普段の様子1
生後10ヶ月

この状態にまで、
治癒するのに、
3ヶ月かかる

背中や手足には
まだぼつぼつが
残っていた時期
これまでの3ヶ月は
離乳食中止
母乳のみ
普段の様子2
(2歳)
普段の様子3
(2歳)


◇◇◇ 出産直後のミルクの摂取による症状とアナフィラキシーを起こすまでの経緯 ◇◇◇

退院の頃から、乳児湿疹は出ていました。軽度だったので、産婦人科の先生からは、しっかりと入浴をさせてあげれば大丈夫だと言われていました。生後3週間目くらいから、湿疹がかなり強く出てきて、ホホバオイルやオリーヴオイルなどで保湿を心がけ、さらに産婦人科で処方された薬であるリンデロンVG(当時は説明がなかったので知らなかったのですが、赤ちゃんには強めのステロイド)を塗ると治っていました。そのため、毎日せっせと塗っていました。

しかし、生後1ヶ月をすぎる頃から、ミルクを飲ませると、必ず下痢を起こすようになり、異常なほど泣くようになりました。通常、1ヶ月の頃は、みんなうんちが柔らかいのですが、それこそ「水」のように何度も何度もウンチをするのです。当時、主人は「これじゃ、まるでミルクのみ人形だ。そのまま管かなんかでつながっていて、でてきてしまうみたいだ」と言いました。そのとき、はじめてミルクに対するおかしさに気づき(本能ですね。これは!)、K小児科に連れて行ったら、乳糖不耐症だから、ミルクはアレルギー予防用ミルクにするか、母乳だけにした方が良いと言われました。そこで、母乳に切り替えました。その後はもう涙ものでした。なにせ全然出ないおっぱいでしたから… 幸い、当時、某産後ママのサイトで知り合った方に母乳育児のノウハウを教わり、また、ミルクオンリーから母乳(桶谷式)に切り替えて育児を頑張った、隣に住んでいたご夫婦や独身時代の先輩で母乳育児をしている方(桶谷式)にアドバイスを頂き、なんとか母乳に切り替えることができました。しかし、「母乳からアレルゲンが移行する」という知識がなく、結構いろんなヤバイものを食べていました。上記の方のアドバイスで、母乳に悪いお餅や生牛乳はとっていませんでしたが、クリームシチューやヨーグルトは毎日食べていました。

湿疹は一度は改善しましたが、どうもチョコレートや洋菓子を食べたあとの母乳をあげると、パーっと顔が赤くなることに気づき、近所のA小児科に行きました。医師には「母乳からの影響はまったくない。スキンケアが悪い」と言われ、ステロイド(リンデロンとロコイドとアルメタ)が処方され、セルテクトとポララミンの内服を指示されました。確かに、薬を使うと、必ず最初の3日間は良くなるのですが、7日後にはまた戻るか、もっとひどくなります。再度、小児科に行くと、「スキンケアが悪い、掻かさないようにしない母親が悪い。治るまで手足を縛るように」と言われました。それでも掻きむしるし、湿疹は悪化しました。

区の検診時、保健師さんに、「乳児湿疹というよりアレルギーの可能性が高いから、大学病院のアレルギー科できちんと検査をしてもらう方が良い」と言われました。「行かなきゃな、でも、インフルエンザも流行しているし」と考えている時に、上述したアナフィラキシーを起こしてしまいました。もちろん、体質も関係しますが、ミルクを飲んでいるうちに、徐々にIgE値があがってしまったのだと思います(注1)。ちなみに、私自身にアレルギーがあり、生卵は妊娠中から食べていませんでしたし、ジャンクフードも妊娠中は食べていませんでした。洋菓子などは体重の心配から食べることは少なかったです。しかし、一般に信じられている「牛乳神話」を信じ、ほぼ毎日牛乳を約600ml飲んでいました。飲まないと骨が育たないと思い込んでいました。今は、これも大きな原因の1つだと思います。

◇◇◇ 注意 ◇◇◇

(注1)低月齢で起こる「アナフィラキシー」について
アナフィラキシー以前、それも産後の早い時期に、ミルクなどを摂取させ続けると、腸管IgEが増えます。その後、摂取を中断し、IgEが高い状態で、再度与えると、過敏になっている腸内で一気にショック状態を起こすのだそうです。そのため、除去食は本当に注意してはじめ、除去解除も細心の注意が必要だそうです(某医大アレルギー科医師談)。実際、2度目の小麦によるアナフィラキシーの場合ですが、小麦に反応があるらしいということで、母親の私が除去をしました。その後、血液検査でスコアが低かったので、周囲(保育園の看護師さんなど)から「食べられる」と言われ、低アレルギー小麦パンを与えた際に起こりました。主治医からは、「小麦は後まで尾を引くから、絶対に勝手に与えないこと。最低3年間は除去をすること」と厳しく叱られました。


<体験談6> Cさんご本人&息子さん(2歳7ヶ月)
◇アレルゲン:(Cさん)ナッツ関連&息子さん(上記の体験談5と同じ方なので、省略)
◇発症原因:ヘーゼルナッツを含んだケーキ

精神的にかなりショックだったので、書き込みを悩みましたが、多くの方に知識の1つとして、お伝えすべきだと思いましたので、お話させていただきます。先々週、アナフィラキシーショックを経験しました。息子と私。この私が…なんです。原因はナッツ系です。オーガニックライフをしている友人が、時々、息子に雑穀パンを作ってくれるのですが、先月ライ麦が解除になったというので、ライ麦ケーキをわざわざ作ってきてくれました。キャロブとココアで味付けをしたスポンジ風に、ココナッツミルクとヘーゼルナッツでクリームを作ってくれたのです。

「ナッツ類は息子がまだ食べていないから」ということで、息子には遠慮させていただき、私が少しだけいただくことにしました。ナッツ類は母乳から、少量をたまになら、そんなに反応をしていないようだったので… そして、主人と一緒にケーキを食べたあと40分後くらいから、激しい頭痛と吐き気に襲われました。呼吸がグーと苦しくなり、ものすごい吐き気がおこり、手足がしびれ、浮腫むのがわかりました。視野がどんどん狭くなり、ものが見えづらくなり、「あっ、これはとてもヤバイかも…」と思ったときには意識がありませんでした。このとき一緒にいた主人は、「疲れがたまって、寝てしまった」と思ったそうです。←認識の甘いやつだ(苦笑)。顔色が異常に白かったようで、血圧がぐっと下がっていたみたいです。そのまま寝かせてもらい、ふと気づくと、息子が咳き込んでいる声が聞こえて、目が覚めました。主人に尋ねると、「風邪かな?急にあせもができていて、全身あせもだらけ…」と言うのです。←超認識の甘いやつ(苦) そんなに急に汗疹が増えるはずがなく、「何か食べた?」と聞いたら、同じナッツケーキを食べたと言うのです。「それはまずいから、至急、ポララミンとザジテンを飲ませて、吸入してあげて…」とお願いをして、また私は寝てしまいました。

次に、目が覚めた時は、ものすごい吐き気だったので、胃液まで吐いて、楽になりました。しかし、このときの状況がただごとではないと主人が気づき、「脳溢血かもしれないから、夜間救急に行こう」ということになりました。夜間救急にかかるまでに2度吐いたこと、だんだん意識がしっかりとしてきて、楽になってきました。血圧を測ってもらったら、上が96、下が56とかなり低めでした。しかし、「脳溢血ではないでしょう。たぶん、片頭痛の1種です」ということで、痛み止めをいただいて帰りました。この段階で、アレルギー性のショックと気づかない医師も認識が甘いかもしれません。自宅に到着後、軽い蕁麻疹が出ていたことに気づき、自分用のポララミンを飲んで寝ました。

翌日、息子の湿疹(あせも?)のこともあり、かかりつけの先生のところに行きました。前日の話をしたら、「私の状況はナッツアレルギーによるショック状態と考えてよいのではないか」ということでした。片頭痛や視野が狭くなることは、脳への血流が悪くなっている状態だそうで、自分でアレルゲンを嘔吐したから助かったけど、「命があって良かったね」と言うことでした。その事件以来、息子の夜中の興奮がすごいのです。夜10時過ぎまで、病院だのなんだのと出歩いてしまい、リズムが崩れているのかもしれないですが… 昨日は最初午後9時に寝たあと、10時頃起き出してしまい、午前2時30分頃まで騒いでいました。「アレルギーを考える母の会」の方のお話によると、1度強いショック反応を起こすと、自律神経もずれてしまうそうで、そのためかもしれません。

今回のショックを経験したことにより、母乳育児中の方への勧告です。アレルギーっ子を母乳育児するとなると、ママも食事を除去しないといけなくなり、皆さん頑張っていらっしゃると思います。ただ、ここで注意をしないといけないのが、
◇もともとママがアレルギー体質だった場合
◇母乳のため、完全除去をしている場合
で、この場合、断乳後など急に抗原性が高いものを食べることで、突然、強いアレルギー反応を起こすことがあるそうです。特に、母子での完全除去のため、感作性が高まっていることが多いようです。今回の私のナッツによるアナフィラキシーショックが、そのひとつの例だそうです。かかりつけの医師から教わりました。

妊娠前からナッツ類を食べると、鼻血を出しやすかったので(この時点で、自分の体質にあっていなかった)、そんなにたくさん食べることはなかったです。しかし、最近乳製品が含まれていないチョコレートを見つけ、時々食べてしまっていたのですが、これが私自身のアレルゲン反応を高めてしまっていたようです。今回、いろいろとバタバタしていて、寝不足と疲労がたまり、体調が悪かったこともあるようですが、以前からチョコレートを食べると舌がしびれるなぁと感じていました。それが、こんな結果になってしまいました。本当に、今後は気をつけないといけません。


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