アレルギー・アトピー

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アナフィラキシー

食物アレルギーと診断されて、まず思い浮かぶのは、「食物アレルギー=単なる皮膚症状(湿疹やかゆみ、肌のかさつきなど)、もしくは嘔吐・下痢症状のみ」と単純に考えている方が意外と多いと思います。むしろ、症状そのものよりは、「○○を食べられないことがかわいそう」、「除去食が大変」、「家族にアレルギーの人はいないのに…」などという考えが頭の中を占め、食物アレルギーの怖さ(アナフィラキシー)まで頭が回らないのが現状です。

アレルギーが発覚した頃の、何の知識もない私もそこまで考えたことはありませんでした。そのため、アナフィラキシーのことを聞いても実感がわかないために、ついつい他人事のように考えてしまいがちになりました。もちろん、未だ未体験ではありますが、ヒヤッとしたことはあります。しかし、「アレルギー体質をもつ以上は、誰でもなりうるものであること、命に関わる事態に発展しかねないこと」という事実を、私も含め、多くの方に知識としてもっておいた方が万が一の時の救急車を呼ぶ判断などの役立つと思い、この項目を設けました。

アレルゲンとなった食品は慎重になる方がほとんどですが、実はそれ以外の食品や薬品などでアナフィラキシーを起こす場合も珍しくありません。そのためにも、離乳期・幼児期を通して、新しい素材を与える場合は、特に注意が必要だと思われます。これはアレルギーと診断されたお子さんだけではなく、普通のお子さんにも言えることだと思います。

アナフィラキシーについては、周囲の理解がなかなか得られないのが現状だと思います。アレルギーっ子だからと言っても、「食べあわせが悪いと、湿疹が出るんでしょう」とか、「お腹の調子が悪くなったり、下痢になるだけでしょう」という感じにしか受け取ってもらえないからです。そのため、まずはアレルギーっ子をもつけど、特にアナフィラキシー未体験の場合には(体験者は自分の子供さんにも周囲にも充分配慮していることが多いと思うので)、自分からそういう意識をもって周囲との付き合いをしていく必要があると思います。

例えば、おやつなど食品類を他の子に勝手にあげない(親に大丈夫かの確認をとることなど)、自分の子供に関しても、アレルギーのことを隠さずに説明をして、お菓子類などのおすそ分けを遠慮する、もしくは大丈夫なもののみ頂くなど、必ず子供が自分で判断ができるようになるまでは、相互に配慮する気持ちが必要だと思われます。もちろん、子ども自身がアレルギーのことを理解できる年齢になれば、きちんと説明をしてあげることも重要です。

参考までに、アナフィラキシーを起こした状況を調べると、「我が家はアレルギーに無縁、食事療法なんて知らないよ」という場合がもっとも多く、次にアレルギーがあり、食事療法も行っているが、周囲の人(特に、祖父母や兄弟姉妹)が「このくらいは多くの子供が好んで飲んだり食べているから大丈夫よ」と親に内緒で勝手に与えてしまった場合や、当事者の兄弟姉妹の年齢が低く、自分の食べているものを親の目が離れた隙に、勝手に与えた場合だそうです。

最後に、体験談として、No.1No.2No.3No.4No.5No.6も掲載しました。これを読むと、他人事ではない、いつ自分たちにも起こりうるものかということを認識していただけると思います。


1.アナフィラキシー
アナフィラキシーとは、原因となるアレルゲンに接触すること(食べる・触る・吸入・蜂などの虫さされや注射など)によって、アレルギー反応に歯止めがかからなくなり、全身に急激に様々な症状をひきおこし、痙攣や呼吸困難、血圧低下など、ときには死を伴う症状のことです。それらは長い時間をかけて生じるものではなく、ごく短時間に、それも突然に進んでしまう症状なのです。特に、重症の場合、数分から30分以内(〜2時間くらい)で発症し、ひどい場合は、病院到着前に致命的状況にもなりえます。もちろん、こういう即時型以外にも遅発・遅延型(接触から数時間〜半日以上〜翌日)で生じる場合やこれらが混合しておこる場合もあります。

2.アナフィラキシーの症状
主な症状は、蕁麻疹や顔面の蒼白、唇や瞼の腫れにはじまり、全身の紅斑や浮腫、嘔吐・下痢・腹痛・血便、喘息様症状、呼吸困難、動悸、不静脈、めまい、頭痛、血圧低下、意識喪失・意識混濁、けいれん、最悪は死です。それらの症状すべてが同時に、もしくは次々と、あるいはいくつかが組み合わさって進行します。

◇蕁麻疹
これがアナフィラキシーのはじまりとなる場合が多いです。唇や瞼、首、肘関節の内側、膝関節の裏側などから広がりはじめます。口周りや頬の蕁麻疹が急速に出る場合が多く、蕁麻疹同士が結合しあって大きくなっていきます。

◇全身または体の一部分ののむくみや紅潮
皮膚の深い部分が腫れあがるために、青白くむくっとした後に赤くなるようです。むくみは全身性のようで、食べることが原因の場合、唇がたらこ状に腫れあがるようです。目では白目が腫れあがり、黒目が見えなくなるくらいだそうです。

◇吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、血便
食品が原因の場合、口腔内や消化器官の粘膜が腫れあがるために生じる症状です。原因となる食品を口にしたら、すぐに嘔吐となる場合が多いようで、その次に、下痢が多く、体内からアレルゲンを速やかに排除し、体を守る機能が働くようです。

◇咳、喘息様症状、呼吸困難、動悸、不整脈
呼吸器系(鼻や気道の粘膜など)が腫れあがるために、空気の通り道が狭くなるために咳が出たり、気管支喘息の症状がでます。喉頭部や肺胞などが腫れると息苦しくなり、呼吸困難となります。肺や心臓にむくみがでると、動悸や不整脈がでます。

◇めまい、頭痛、血圧低下
神経系統の機能がおかしくなると、めまいを起こし、脳が腫れたり、酸素供給が少なくなることで、頭痛、血管系の機能異常により血圧低下が起こります。

◇意識喪失・意識混濁、けいれん
脳の神経系統の機能がおかしくなったり、血圧低下などにより生じます。

◇死亡
最悪の場合、呼吸困難・血圧低下により、呼吸停止・心停止が生じます。

3.アナフィラキシーの原因となるアレルゲン
そば・落花生(ピーナッツ)・ゴマ・キウイ・メロン・バナナ・カニ・エビ・蜂さされなどが有名ですが、乳幼児では牛乳・卵・小麦・大豆・ゼラチンなどでも起こる確率が高いです。他にも肉類・魚介類などでも起こりますので、初めて与えるときには、離乳の進め方にもあるように、必ずスープ1さじから与えるようにすると、少なからず予防策になると思います。

◇蜂&虫さされ
蜂では、ミツバチ・アシナガバチ・スズメバチなどが人を刺します。他にも、アリ・ハブ・アブ・くらげなどが原因となります。IgE抗体を介するメカニズムで症状がおこります。

◇薬物
抗生物質(ペニシリン系・セファロスポリン系・テトラサイクリン系など)、解熱鎮痛剤(アスピリンなど)、局所麻酔剤、ワクチン、他の薬物(アレルゲン抽出液(皮膚検査用)・酵素製剤・血液製剤・ホルモン製剤・筋弛緩剤・造影剤など)、食物アレルギーがある場合の薬物(塩化リゾチームを含む製剤:卵白アレルギー・タンナルビン・カゼインを含む製剤:牛乳アレルギーなど)が原因となります。IgEを介するメカニズムと介さないメカニズムの両方で症状がおこります。

・具体例:体験談

◇食物アレルギー
卵・牛乳・小麦・大豆・魚類・肉類・甲殻類(エビやカニなど)・野菜・果物・落花生(ピーナッツ)・チョコレート・コショウなどが原因となり、ほとんどがIgEを介するメカニズムで症状がおこります。

◇ラテックスアレルギー
ゴムの樹液から取れるたんぱく質であるラテックスが残留している天然ゴム製品と接触することで、アレルギー反応が起こります。そのほとんどがIgEを介するメカニズムで症状がおこります。天然ゴムはゴム手袋や医療用カテーテル、麻酔器具などに多く使用されているため、医療従事者に多く認められます。他にもゴムの乳首・ゴム風船・ゴム製玩具・ゴム靴・コンドーム・弾力包帯・接着テープ・衣服などにも幅広く使用されているため、お子さんをはじめ、あらゆる年齢層で要注意です。共通抗原(交差反応をする食品)として、バナナ・アボガド・キウイ・栗・クルミ・イチジク・じゃがいも・ピーナッツ・メロン・トマト・パパイヤ・グレープフルーツ・パパイヤなどがありますので、これらのアレルギーを有する人は特に注意が必要です。

◇その他
花粉症やアレルギー性鼻炎などの治療法の1つである減感作療法の副作用、物理的刺激によるもの(特に寒冷蕁麻疹:プールや海などで、体の広範囲が急に寒冷刺激にさらされるとき)、運動刺激によるもの(下記4の食物依存性運動誘発性アナフィラキシーショックを参照)などによっても生じます。

4.アナフィラキシーが起こりやすい条件
◇乳幼児(ミルク・離乳食)
消化管の機能が未熟なために、初めて口にした食品(ミルク・牛乳・卵・小麦・魚・肉類など)でアナフィラキシーを起こしやすくなります。特に、アレルギー体質の親をもつ場合、または兄弟姉妹にアレルギーがある場合の赤ちゃんに対しては、注意を払う必要があります。上記でも書いたように、必ずスープ1さじから与えるようにすると、少なからず予防策になると思います。

・具体例:体験談101112

特に、低月齢での「ミルクによるアナフィラキシー」の場合ですが、産後早い時期に、ミルクなどを摂取させ続けることにより、、腸管内のIgEが増えます。その後、摂取を中断し、IgE値の高い状態で、再度与えると、過敏になっている腸内で一気にショック状態を起こすそうです。だから、除去食も本当に注意をしながらはじめ、解除も細心の注意が必要だそうです。

・具体例:体験談参考)。

◇環境アレルゲンの関与(季節・住環境など)
環境アレルゲンがある場合、季節が関与することが多いようです。普段は平気なものでも、または症状が軽度であったものでも、例えば、花粉症のある人は、その原因となる花粉が飛来する時期に、体調を崩したり、突然アナフィラキシーを発症することが多いようです。主なものを述べると、ダニの場合、増殖をしはじめる5−7月頃、または症状期である9−11月頃です。花粉では、スギでは2−5月頃、イネ科では5−7月頃、キク科は5−11月頃、ヨモギやブタクサは9−10月頃にもっとも多く発症しやすいようですが、複数の花粉アレルゲンをもっている場合は、年中要注意かもしれません。また、動物を飼育されている場合は、毛の抜ける季節は要注意だそうです。

◇症状が軽減もしくは改善した頃、もしくは除去解除の見通しが立ち、気が緩んだ頃
症状が出ている時期は、食生活や環境整備に充分配慮していたのに、症状が落ち着いて、約1−2年も経過すると、食生活や環境面など生活全般に気の緩みが出はじめ、普通のごくありふれた生活になってしまったときに生じやすいそうです。特に、体調が悪いとき、原因となるアレルゲンを大量に、または頻回に食べたりした場合のようです。もちろん、本人の体調とは関係なく、母親が妊娠・出産や病気・仕事などで、食事管理に目が届かなくなり、惣菜など加工品に偏った場合に、症状が起こる可能性があります。

また、完全解除になったことを喜び、アレルギーがなくなったと思い込み、一般家庭のように、頻回にアレルゲンとなる食品を摂取した場合も同様です。もちろん、除去解除試験続行中に、少し食べられるようになたことに大喜びをして、たまたまイベントがあり、油断をして大量を与えてしまった場合。例えば、鶏肉にアレルギーがあり、除去解除試験で少し食べられることがわかっただけなのに、その直後のクリスマスにフライドチキンなどを多めに与えてしまうことなども該当するのではないかと思います。

◇疲労・過労、寝不足、感染症など体調の悪いとき
年齢があがると、学校のクラブ活動や受験勉強・仕事などにより、疲労・過労、寝不足など体調が芳しくないとき、もしくは、寝不足状態のとき、すべての年代を通して、自分の体調が悪いとき(気管支喘息・風邪・嘔吐下痢症・アトピー性皮膚炎などの症状が出ている期間)、低年齢である場合には、母親の体調が悪く、食事管理が充分できず、毎日のように惣菜など加工品を食べていたとき、掃除が充分できなかったりしたときに発症しやすいようです。帰省時・旅行時など、布団など掃除が行き届いかなかった場合などに生じることもあるようです。また、何らかの原因(疲労や感染症など)で、腸内細菌のバランスが乱れたときにも起こりやすいようです。

◇解熱鎮痛剤(アスピリンなど)の服用
風邪などで解熱鎮痛剤を服用後、アレルゲン(検査値が低い、もしくは普段食べているが、まったく症状が出ていない場合)を摂取したときに起こりやすいそうです。普段は症状に関与しないアレルゲンでも、解熱鎮痛剤の服用により、作用が増強されるようです。だから、薬を服用したら、アレルゲンとわかっているものに関しては、口しない方が賢明です。「薬の服用=体調が万全ではない」ということなので、症状を悪化させやすいからです。幼少の頃から、頭や歯が痛いときなど、すぐにバファリンやボルタレンなど解熱鎮痛剤の服用をして対処していた場合には過敏症になっている可能性があるので、要注意だそうです。

◇食物依存性運動誘発性アナフィラキシー
アレルゲンとなる食品の摂取後に、運動をすることでアナフィラキシーを起こしてしまうことです(アレルゲンを口にして運動をすると、腸管粘膜の損傷が起こることが動物実験でわかっているようです)。アレルギー体質があれば、あるとき突然起こる可能性もあるようです。特に、小麦製品が原因であることがもっとも多く、エビなど魚介類(イカ・貝など)・セロリ・バナナ・オレンジ・ブドウ・モモなどの果物でも多く認められるようです。

そのため、「運動する前に食べない、食べたら運動するな」が唯一の予防法です(目安:摂取直後約2−4時間以内)。運動量が増える思春期から青年期にかけての発症が多いようですが、多くの年代に起こりうるため、特に、入園・入学後、給食後や調理実習後の体育や部活、体を動かす遊びなどに注意をする必要があるようです。特に、運動量が激しいランニング・テニス・サッカーなどで起こりやすいようですが、歩行や掃除など軽度の運動でも生じる場合があります。特に、10歳代男性(思春期)が多いようです。

参考までに、共通抗原(交差反応)という考え方から、小麦が原因である場合、大麦やライ麦の摂取にも注意をし、カモガヤの花粉飛来時期には摂取しない方が良いそうです。また、エビが原因の場合、甲殻類や軟体類(イカなど)・ダニに共通抗原があるので、ダニアレルギーがある場合、ダニ対策が重要ポイントのようです。

・具体例:体験談

◇腸内環境(腸内細菌のバランス)の乱れ
カンジダ菌や病原性大腸菌などが異常に増殖しているとき、腸の内壁や吸収膜が壊され、未消化のタンパク体内へ侵入しやすくなるために引き起こしやすくなります。腸内環境の乱れは、食生活の乱れ(偏食)・ストレス・抗生物質の乱用などでおこります。

5.アナフィラキシーの予防法
上記4.のアナフィラキシーが起こりやすい条件を作らないことが重要となります。

◇病院でアレルギー検査をすること
あらかじめアレルゲンをある程度特定しておくことで、アレルゲンとの接触の機会を減らすことを心がけます。口にしない・掃除をする・吸入しないためにマスクをするなど…

◇はじめての素材(特に、離乳食・幼児食)
上記で記述したように、初めて与えるときには、離乳の進め方にもあるように、野菜・果物・魚介類・肉類など、必ずスープ1さじから与えるようにすると、少なからず予防策になると思います。特に、蛋白源はスープでも症状が強く出る場合が多く認められます。

◇よく噛むこと
食べ物をよく噛むことで、食物を細かく砕くだけではなく、消化酵素である唾液と食べ物を充分に混ぜ合わせます。また、胃腸を刺激して、タンパク分解酵素などの分泌が促されるので、アレルゲンとなる消化不充分なタンパクを作らないように心がけます。

◇食後の運動は避けること
食物依存性運動誘発性アナフィラキシーを予防するために、食後2時間以内は激しい運動を控えて、しっかりと消化をすることが必要だそうです。激しい運動により、胃腸の動きが妨げられ、腸からの未消化タンパクの吸収が容易になるからだそうです。

◇腸内環境を整えること
糖分や肉類などの過剰摂取・偏った食事などをやめ、食物繊維を多く含む食事(ごぼう・切干大根などの野菜類や海藻類・イモ類など)を積極的に摂取することを心がけるようにすることで、カンジダや病原性大腸菌などの悪玉菌の排除を心がけます。オリゴ糖(ラフィノース・玉ネギ・にんにくなど)や乳酸菌(ぬか漬など)などの摂取により、善玉菌を増加させて、悪玉菌を減らします。抗生物質の服用も本当に必要時以外はなるべくやめること。

◇食事内容に注意をすること
アレルギーが寛界したり、症状が落ち着いても、「ごく普通の家庭の食卓」にはしないこと。和食を心がけ、毎日アレルゲンとなるものを多量に摂取しない、素材選びには注意をする、惣菜や加工品を使用したり、外食をする場合でも、連日(3日以上)とならないように心がけることなど。

6.アナフィラキシーを起こしたときの対処法
アナフィラキシーを突然発症すると、親は困惑しますが、迅速で適切な対応策が命を救います。命に関わるものとしては、呼吸困難・喉頭浮腫・気管支喘息・吐き出したものによる窒息・血圧低下・不整脈・けいれん・血圧低下などです。主な対処法を下記に示します。

◇原因となるアレルゲンの除去
食べ物が原因の場合、それを吐き出すことが重要です。本人が嘔吐をすることが多いですが、しない場合には、体全体を横向きにする、またはかがみこんだ状態で座らせる(顔は下向き:いわゆる体育座り)などにして、気管に嘔吐物が入らないようにしてから、喉に指を入れると良いと思います。接触したものが原因の場合は、すぐに洗い流してあげるか、ふき取る必要性があります。

◇安静にすること
仰向け、または横向きで寝かせます。両足の下に何かを置いて、下肢全体を高くします。

◇人を呼ぶこと&病院への搬送
患者(患児)から目を一切離さないようにするため。病院へ行くときの足にもなってもらえます。もちろん、進行状況が早い場合には、すぐに病院に向かう、救急車を呼ぶことが重要。

◇薬の服用と自己注射
普段、服用している抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬などを飲ませます(飲める状態である場合)。口から飲めない場合は、リンデロン座薬などを肛門内に入れます。これはアナフィラキシー症状を改善させるものではなく、あくまでも今後起こりうるかもしれない症状の予防策です。また、気管支喘息が生じたなら、気管支拡張剤の吸入をします(普段、使用している場合)。

2003年8月、エピネフリン(商品名:ボスミン)の自己注射装置(エピペン:参考)が蜂アレルギーのみ認可が下りました。食物および薬物アレルギーにおいても、2005年3月に許可がおり、何回もショックを起こす場合にはエピペンを携帯することが可能となりました。

◇救急蘇生
重症の場合、脳組織や他の組織に血液が送られない状態が約20〜30分続くそうです。脳へは約5分血流がない(酸素がいかないと)と、脳細胞が壊死をはじめますので、今後の回復が見込めなくなる可能性が多大です。そのため、人工呼吸と心マッサージをすることで、上記の時間をどうやって乗り切るかが、その後の経過に大きな影響を与えるようです。乳幼児の心肺蘇生法はこちらを参考にして下さい。

◇数日間は注意が必要
アナフィラキシーの症状は二回にわたって、症状が強くなるようです(即時型と遅延型)。そのため、アナフィラキシーの症状が出た場合、1度軽快しても、尿の出方や意識がおかしくならないことを数日間は確認する必要があります。


<参考>
はじめのいっぽのホームページ
プレホスピタルケアホームページ(救急現場に関するホームページ)
角田和彦、食物アレルギーとアナフィラキシー、p28−53、芽ばえ社、2003年
角田和彦、アレルギーっ子の生活百科第3版、近代出版
  (この著書の感想はおすすめの本内にあります)
角田和彦、アレルギーっ子の生活百科のホームページ


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