アレルギー・アトピー

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*掲示板に寄せられた体験談*
動物による吸入抗原・接触抗原

動物アレルギーは、ペットを飼っているご家庭にとっては難題であり、家族間のトラブルの原因となりがちです。単に、「飼わなければ良いのに…」という問題ではなく、多くの方はご家族の1人として受け入れている場合がほとんどで、「ハイ、さよなら」ではいかないのが現状だからです。特に、義父母との家族関係が問題になりがちですが、動物に接触するだけで症状が出てしまう場合は、お子様の症状を優先するか、ペットを優先するかで、かなり対応策が異なるようです。

ここでは、そういう動物アレルギーをもたれる方の体験談を紹介することで、今後のご家庭での方針を決める上での参考になれば…と思います。動物アレルギーの基礎知識は、こちら


<体験談1> Mさん&息子さん(2歳)
犬アレルギーの件、お姑さん達に話すことは、とても勇気がいりますよね。うちの子も1歳になった時に、初めて血液検査をして、犬アレルギーが発覚しました。

我が家は義父母との二世帯住宅で暮らしており、義父母宅では、犬を室内で飼っています。子供が喘息で入院をした8ヶ月頃まで、ほぼ毎日の行き来は当たり前でした。そのときに、犬の毛がついた洋服のまま、1時間近く抱っこをしていました。アナフィラキシー状態になりかけたこともあります。あとで、それは犬の毛が原因だったとわかりました(苦笑)。車の貸し借りも当たり前(我が家の車に犬を乗せられていました)、犬からなめられるのも当たり前の生活をしていました。そんなわけで、子供は顔や足など外気に触れる部分は、血だらけになるほど掻きむしり、どんなに病院にもらった薬を飲ませても、塗っても、まったく効果がありませんでした。

喘息の退院の日に、先生にいろいろと相談したところ、「犬との接触を控えるように」と言われ、我が家だけは義父母宅に行くことをやめることにしましたが、まったく治りませんでした。あまりにも喘息や湿疹が治らないため、大きな病院を紹介され、血液検査をしたら、案の定の結果で、「義父母との接触は一切禁止で、犬を引き続き飼うのであれば、すぐに引越しをするように…」と強く言われました。接触禁止については、「嫁姑問題などから、お母さんが子供さんを抱かせたくないというヒステリーと言うわけではなく、お子さんの体のためです。きちんと話し合いをして下さい。」と先生に言われ、たまたまその時期に、主人が長期出張のため、家を空けていたので、私も悩みましたが、勇気を出して言いました。

結局、現在も犬を飼っており、引き続き、二世帯住宅ですが、義父母はまったく孫を抱くことはありませんし、接触もしません。子供が出かけるときに見かけたら、遠くから声をかけてくれるくらいです。お互いに生活しづらく、複雑で辛いですが、子供の綺麗になった顔を見て喜んでいます。

結局、家の中やガレージ内、以前貸した車の中には、犬の毛や皮脂などがそのままあるわけで(掃除をしても完璧には除去が困難なようです)、現在も体調が悪いと反応をして、喘息になります。ガレージ内にいて、風などで犬の毛などが飛んでくっついたり触ったりすると、痒がる時もあるので、飲み薬は入院後からずっといまだに飲まされる生活です。先生には「何のために、毎日いまだに薬を飲ませる生活を送っているのですか? 早く引っ越すように…」と何度もいわれましが…(苦笑)

我が家の話が参考になるかどうかはわかりません。義父母との関係も大事ですが、なによりも「子供を本気で守ってあげられるのは親しかいない」と思っています。


<体験談2> Nさん&息子さん(3歳3ヶ月)
息子は猫アレルギーがあります。自宅では飼っていませんが、義父母宅では、猫を6匹飼っており、生後数ヶ月間で感作をしてしまいました。とてもひどいアトピーがあり、生後半年で血液検査以後、義父母宅には入っていません。

医師からは、「絶対に、実家に遊びに行っては駄目だ」と強く言われました。現在、ネコ科のいる動物園ですら、ドクターストップがかかっています。基本的には、ネコだけではなく、ネコが触ったものにも接触をしないという対応です。そのため、夫とともに、血液検査の結果(RAST)表と動物園にも行くことができないという旨の診断書(保育所に提出するためにもらったもの)を見せて説明を行い、それ以後、義父母の家の中には入っていません。我が家に遊びに来てもらったこともありますが、それなりにネコの毛がついていない服に着替えても、やはり、来られるたびに悪化をしました。車の中にもネコの毛や犬の毛がついているので… お互い家には入らず、別の場所で会い、抱っこはしないなどで、乗り切りました。

とはいえ、かわいい孫ですから、スキンシップをしたいという義母の要望を受け、銭湯とプールが一緒にある施設に行き、体を洗ってから、中で落ち合うことで、存分にスキンシップをしてもらいました。現在、息子が3歳になり、彼なりのプライドで、抱っこを嫌がるようになり、多少距離をおいて、しかも屋外や広い室内に限ってですが、普通におじいちゃんやおばあちゃんと遊んでいます。


息子と同じ年のいとこですが、0歳の時に軽いアトピーがあった程度で、しつこい中耳炎があった以外は、まったく健康に過ごしていたのに、3歳をすぎて、突然喘息を発症しました。アレルギー検査を行うと、ネコをはじめ、食べ物・環境アレルゲンのいくつかについて、かなりのハイスコアがでたそうです。今さら、卵をやめたりするわけにもいかず、食べ物についてはそのままですが、喘息が出る原因となるネコ・イヌ系に関しては、除去をするしかないそうです(ネコのいる家には行かないという対応)。うちの義父母宅のネコちゃんたち、ワンちゃんたちは、他に引き取ってもらうような当てもなく、寿命をまっとうするまで飼うより他、仕方がなさそうです。

強いネコアレルギーがあり、体質がすぐにショックを起こすような劇症タイプだと(まさしく息子のことです)、ネコのいる家庭の玄関にすら入れないし、ネコを飼っているお友達の持ちもの(服はましですが、かばんや帽子など、普段洗濯をしないものの方がひどいです)にも反応をします。案外、道端にいるネコを触っても、すぐに手を洗えば、大丈夫なんですよ。結局、ネコ本体ではなく、空気中に浮遊したり、付着しているネコのフケ(皮垢)などに反応をするんですね。うちの息子レベルで反応が出てしまうと、命にかかわりますが、そうではない場合、自宅でネコを飼う場合、お子さんとネコちゃん達のスペースを区切り、まめにお掃除・シャンプーが良いと思います。

動物との触れ合いも重要ですが、アトピーの子供はどうしても食べ物が駄目、動物が駄目、タバコの煙があるところは駄目、化学物質の影響が強い場所も駄目となり、なかなか買い物やレクリエーションに連れ出すのもままなりません。


<体験談3> Sさん&娘さん(1歳1ヶ月)
2世帯(ほとんど同居)の義母がネコを3匹飼っています。最初、近所の病院でアレルギー検査をした時には、卵だけだったのですが、その後、アレルギー専門医のもとで皮膚テストを行ったところ、ネコにも反応をしてしまったのが、6か月頃のことです。それから半年経ち、最近では、くしゃみをよくするようになり、鼻水も出るため、滲出性中耳炎が治らず、耳鼻科通いの日々です。ネコが原因かどうかは不明ですが、半年経過して、鼻が悪くなってきているのは事実です。

近所のかかりつけ医は喘息専門ですが、アレルギー素因がある子供は、ペットなどの毛により入学する頃に喘息が発症するケースが多いといわれています。義母も家族同様に育てているネコだから、例え、孫のためでも手放せないと言っています。確かに難しい問題ですよね。友人の子供は犬が近づくと湿疹がでますが、うちの娘同様に血液検査では引っかかっていません。そのため、うちではうちでは掃除機をダイソンに変えました。毛も埃もよく吸う、吸う。


<体験談4> Cさん&息子さん&娘さん(2歳11ヶ月&10ヶ月)
上の子が生まれる前までは、ネコを2匹室内で飼育していました。とてもかわいがっておりましたので、そのまま飼い続ける意志を固めていましたが、旦那の弟がネコアレルギーということで、義父母から猛烈な反対にあい、現在は旦那の実家の方で預かり飼育をしてもらっている次第です。

とはいえ、うちで飼っているダニ達まで預けて面倒を見てもらうわけにもいかず(笑)、下の子は生後5ヶ月時点での血液検査で、ダニ・ハウスダストにそれぞれ3のスコアが出てしまいました。食物アレルギーにおけるRASTスコアは、必ずしもそのまま反応性の強さとして置き換えられるというわけではありませんが、環境アレルゲンに関するRASTスコアはある程度反応性の目安になるという話を耳にしたことがあるのですが、まさにその通り、娘には実際に症状があります。

具体的には、5ヶ月のときにシーツを取り払った布団の上で、うつ伏せになって遊んでいて、顔中にものすごい蕁麻疹が出ました。時間的には、ほんの4−5分です。その後も旅先で枕が変わるというか、布団が変わるたびに、顔の皮膚炎が悪化し、布団をたたいているところによってきては、くしゃみをし、おそらく産後まもなくのうちからだったと思うのですが、喘鳴があります。娘はもともと食物アレルギーがあり、0ヶ月の頃から皮膚状態が悪かったのを「単なる脂漏性湿疹だから、放っとけば治る」と思って、薬も塗らずに放置していた結果、そこからダニアレルゲンが侵入し、生後早々にして感作されてしまったのだと思われます。ダニアレルゲンは健康な人の正常皮膚からでも侵入をしてくることはすでに実験で証明されており、ダニの死骸や排泄物が皮膚に付着すると、汗や皮脂などに溶け、それが表皮細胞の間に浸透していくと考えられているそうです。ましてや、アトピー性皮膚炎で傷つけられている皮膚からは、無制限に入ってきていると考えらているとはこれっぽっちも知らず、まったく痛恨の極みです。

動物アレルギーに関しても、里帰り分娩のため、ペットのいる実家に滞在したわずか1ヶ月足らずの間に、犬やネコに対する抗体が出来あがったとしか考えられないようなケースも多々あるようですから、必ずしも低月齢のうちは環境アレルゲンに「感作されにくい」、「症状が出にくい」とは限らないと思います。動物アレルゲンについては、ネコアレルゲンが分子量37,000(37kD:キロダルトン)の糖タンパクからできており、ネコの皮膚や皮膚からの分泌物が発生源と考えられています。一方、イヌアレルゲンは分子量22kDの糖タンパクからできており、イヌの毛やふけが発生源と考えられています。いずれのアレルゲンもアレルギー性喘息を発症する可能性があるので、血液検査の結果如何に関わらず、アレルゲン量を減らす対策は必要かと思います。

具体的には、戸外で飼育すること、それが不可能な場合、お子さんとの隔離(別部屋で飼育)すること、頻雑にシャンプーすること(洗濯で約90%以上のアレルゲンを減らせるそうで、具体的には週に1−3度が目安)、掃除をまめにすること(ペットの毛やフケ・皮膚・唾液・食べかすなどは、ダニやカビの栄養源となり、繁殖を促す可能性につながるため)などが考えられます。ペットを手放しがたい気持ちは大変よくわかりますので、まずはこれらの点に留意をされて、お子さんの症状がコントロールできないかどうかを試されるのが良いと思います。

万が一、発疹の原因が動物アレルギーによるものだとして、今日からすぐに対策をはじめられても、実際の効果が出るには、ある程度の期間が必要かと思われますが、血液検査の結果も参考になると思います。


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体験談2へ続く


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