母乳育児

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断乳経過(第1子)と断乳後の注意点

1.断乳開始後の経過と搾乳の目安(断乳開始を1日目とする)
私は桶谷式助産師による乳房管理のもと、断乳を行いました。基本的な断乳の流れは変わらないと思いますが、下記の表は私のおっぱいの状態により行った断乳後の経過と搾乳状況です。自分で行われる場合は、おっぱいの状態により判断して下さい。以前、本で読んだことがあるのですが、断乳を開始したら、最初の3日間は搾乳をしないとありましたが、今まで定期的に母乳を出していたのに、いきなり長時間搾乳をしないことは、次の子供にまずいおっぱいを飲ませる原因となったり、しこりや月経時や更年のときの痛みや違和感、肩こりや偏頭痛の原因、乳腺炎などの原因になる可能性があるようなので、やめた方が良いと思います。それよりも何より、搾乳をしないと我慢できないくらい痛くなると思います。

<断乳経過の一例>
◇1〜3日目
・5〜7時間おきに搾乳すること
・痛みが一番激しい時期なので、できる範囲での搾乳(圧抜き程度)をすること
・食事量や水分摂取量を減らすこと

◇3日目
・助産院で手技を受ける。その約6時間後に楽になる程度の搾乳を行い、さらに4時間後に充分搾乳
・手技後は、痛みが徐々に治まる

4−10日目
・徐々に授乳間隔をあけ、約10〜12時間おきになることを目標
・楽になる程度の搾乳をすること。ただし、母乳分泌を促す、深夜の搾乳をなるべく避けること

◇10日目
・助産院で手技を受ける。その約12時間後に充分搾乳
・母乳の分泌が止まりにくくなるため、深夜の搾乳を中止すること
・食事量を少しずつ増やしてOK

◇11日目−1ヶ月目
・徐々に時間を伸ばし、1〜2日に1回の搾乳となるようにすること

◇1ヶ月目
・助産院で手技を受ける。マッサージ後、夜に充分搾乳をして、次回は2日後の搾乳
・1〜2ヶ月目で、母乳の自然な沸きがほぼなくなるので(←この状態になる時期は個人差があります)、この日から約3ヶ月以内に妊娠以外で生理がなければ注意

◇1−2ヶ月目
・1日ずつ搾乳間隔を延長し、週に1度くらい搾乳をすればOKになるようにすること
・この頃までは食事内容に注意をする

◇2ヶ月目
・助産院で手技を受ける

◇2−3.5ヶ月目
・違和感のある時のみ搾乳、なければしなくてもOK
・食事は通常に戻してOKだが、お酒の暴飲のみ禁止

◇3.5ヶ月目
・助産院で最後の手技を受け、断乳完了!
・両方のおっぱいの分泌がほぼ止まり、残っても問題にならない(=自然吸収される)透明な液体になる

<注意>
手技を受けた日は、長湯は駄目。シャワー程度にとどめること


2.断乳中の注意点
<断乳開始3日目まで>
断乳開始後、最初の3日間は、張りと痛みで、とても辛いです。私の場合、断乳を開始して約7時間で、おっぱいに石ころのような小さな固まりができはじめ、その1時間後には痛みがはじまりました。特に、乳輪部の周囲が硬くなり痛みます。おっぱいも今までにないくらいぱんぱんになり、搾乳もしづらくなります。翌日には重い風船(水袋?)を胸につけている状態になっていました。右側が少し赤くなりはじめました。もちろん痛みも伴います。乳腺炎とかになりたくないなので、食事と水分摂取量を通常の半分くらいまで減らし、葛根湯と冷えピタはかかせませんでした。もう横になって寝るのでさえ、少し辛い状況でした。でも、3日目にマッサージをしてもらって、たまっていたおっぱいがなくなると、嘘ように痛みが消え、楽になりました。それ以降は、今までが嘘のようにおっぱいの張りが少なくなり、痛みを覚えることはほとんどありませんでした。

開始後2日目でおっぱいが赤くなったのは、乳腺が少し詰まりかけていたようです。でも、マッサージのおかげで、詰まりかけていたものがとれたので、もう赤くなることはありませんでした。しかし、次のマッサージまでの1週間に、右側の乳輪部にぼこぼことしたものができて、搾乳の時に少し鈍痛(違和感程度)を感じていました。また、基底部にごりごりが少しできました。これも乳輪部近くで詰まりかけていて、これが基底部まで波及して、ごりごりになったようです。でも、マッサージのおかげで、無事になくなることができました。その後はこういうマイナートラブルはなく、おっぱいの張りもほとんど感じなくなり、次第にもとの小さなおっぱいに戻りました。

<断乳後の注意点>

断乳開始後、もう授乳をしないんだから、食事制限が必要ないと思って、すぐに通常食に戻すのは良くありません。おっぱいを吸ってくれることがなくなっても、「自分の体が完全におっぱいはいらないんだ」という認識ができるまで、おっぱいは作られ続けます。だから、油断をして、脂肪・糖分の多い高カロリーな食品を摂取してしまうと、吸ってくれる人がいない分、しこりや乳腺炎などになる可能性が授乳前より高くなります。断乳開始後3日間は、特に注意が必要かなと思います。私は食事の量を半分くらいに減らしました。おかずはそのままで、ご飯を3杯から1杯に。それが終われば、量から元に戻してもいいそうです。でも、おっぱいとしてエネルギーがとられない分、お腹の減り具合が少なくなります。最初の3日間は、減量のため、さすがにお腹が減りましたが、その後はおさまりました。おかげで、1週間で2−3kgは減りました。嬉しいかなダイエット、でも、断乳が終わった現在は断乳前に戻り、少し油断すると、すぐに体重が跳ね上がりそうで怖いです! それでも、妊娠前よりは約5kg減を保っています(第2子妊娠前まで)。甘いものに目がない私のケーキ解禁日は、左のおっぱいがほぼとまった(自分では搾乳できない状態)、断乳開始後約2ヶ月目以降でした! それまでに、下手に食べちゃうと、しこりとして残ったり、思わぬ時に乳腺炎なんてこともありうるので、ぜひご注意を!

私のように授乳中に生理がこなかった人は、母乳の自然な沸きがなくなった状態になってから約3ヶ月以内に生理がおこらないと、産婦人科もしくは婦人科に行ったほうが良いそうです。ホルモンバランスの崩れが原因で、ホルモン剤をもらって、生理を人工的に誘発させた方が良いそうです。でも、これはあくまで妊娠の可能性がない場合に限ります。少しでも妊娠の可能性のある方は、まず、そちらの検査をすることが重要です。

<断乳開始後の痛みと張り緩和のための注意点>
◇食事は和食中心とし、脂肪分・糖分の摂取量を控えること
◇食事と水分の摂取量を控えること
◇市販の葛根湯を服用(液体なら、1日3〜5本くらいまで)
◇冷却シート(冷えピタなど)の貼付
◇ジャガイモ湿布・里芋湿布・キャベツの葉などの貼付(作り方は、こちらを参考)

3.断乳後の子どもに対する注意点
<健康面>
断乳開始後は、おしっこの量と回数・うんちの状態をチェックすることが重要です。今までは、「お腹がすけばおっぱい、喉が渇けばおっぱい」ということが多かったと思います。私は外出時にマグマグをあまりもって出なかったほどですが、断乳後の今ではかかせませんが… 断乳前は、脱水症の心配が少なかったのですが、断乳開始後はこちらが気を使いすぎるほど、こまめにお茶や湯冷ましを飲ませてあげる方が良いと思います。蓋を開けたままのマグマグを子供の手の届くところに置いて、喉が渇けば 、自分から飲める状態にしておくことも必要だと思います。

うちの子は、今でこそ、自分から好きなときにどんどん飲みますが、断乳開始後約2か月は、食事以外で、自分からなかなか飲んでくれませんでした。こちらから与えても、食べ物と一緒でなければ、飲もうとしなかったくらいでした。最初の2−3日は、やはりおしっこが少な目でした。そのため、おやつ(せんべいなど)を与えて、水分摂取を試みました。毎日飲ませたくはなかったのですが、幼児用や100%ジュースなら目新しいので、興味を持って自分から飲んでくれるので、1日1本をめどにあげていました。ちろん、ある程度、自分から水分を取るようになれば、毎日与えていませんが…

今までおっぱいが食べ物の消化・吸収を助け、粘膜保護の役割をしてれていました。うんちが毎日数回快調に出ていたのに、断乳により回数が減ったり、2−3日に1度になる、または下痢気味になるようであれば、 離乳食を1段階前の状態に戻してあげて、消化を良くしてあげることが必要です。娘の場合、うんちの回数が少し減り気味だったので、雑炊を作って、ご飯を柔らかくし、水分もたくさんとれるようにしました。当時、うちの子は大人と同じ固さのご飯が好きで、それまで柔らかいものは時々しか食べていませんでした。そして、便数が元に戻れば、少しずつ、もとの固さに戻しました。でも、便の状態が元に戻ったときは、うんちが大人とまったく同じ匂いになり、臭いのです。それまでも食事の内容や固さの変化で、大人の匂いに少しずつ近づいていましたが、「おっぱいがなくなると、ここまで変化するのか!」と思ったくらいです。不思議なものです。

<断乳後の牛乳やフォローアップミルク>
断乳後の牛乳やフォローアップミルクのことですが、無理に飲ます必要がないそうです。嫌がる場合の強制は、アレルギーの原因にもなるようです。特に、アレルギー体質の子は本能的に嫌がることが多いようです。最近では、牛乳(ミルク)アレルギーの子が増えているので、幼稚園や小学校などでも牛乳を無理に飲ますことがなくなっているようです。栄養面では、牛乳やフォローアップミルクを飲まなくても、食事を充分にとれていれば問題ないようです。そのため、海草類や小魚などカルシウムの入った食べ物を多く食べさせてあげると良いと思います(参考)。ちなみに、うちの子は、血液テストと皮膚テストの両方で、アレルギー反応は出ていないのですが、授乳中に牛乳や乳製品の除去により、皮膚症状が改善した経緯から、1歳10ヶ月まで除去をしていました。でも、順調に発育していますし、あまり心配いりませんよ!

もし、牛乳が大丈夫なら、飲ませてあげると良いと思います。ただし、こちらを参考に、与えすぎには注意をして下さい。水分補給にもなりますから。食物アレルギーのため、牛乳が駄目な場合で、どうしても栄養学的に食事だけでは心配だという方は、アレルギー対応ミルク(アレルギー用のフォローアップミルクは販売されていません)を飲ませてあげると良いと思います。うちは精神的な面で、おっぱい代わりにとすすめられ、2−3度あげてみましたが、コップやマグマグから飲むミルクでは、お茶や湯冷ましと同じものとしか受け入れられず、あまり飲んでくれませんでした。そのため、それ以降は飲ませていません。

<食事の量>
食事量ですが、食べたいだけ食べさせてあげると良いと思います。母乳の子は断乳をするとよく食べるというけど、まさしくその通りでした。一気に増えはしませんが、徐々に増えます。一番多いときで、大人顔負けの量を食べます。うちはおっぱいがメインで、離乳食の食べる量がそんなに多くなかったのですが、断乳後、その時の量を基準に、用意する量を徐々に増やしていきました。すると、ある日からおやつを要求することが多くなったのです。それも食後、早くて30分後くらいからです。断乳前より2倍近くの量を食べているのに、どうして?と悩む日々。そして、大人の量と同じくらい(今までの3倍以上)を思いきって食べさせたら、おやつの要求がぱたっと急激に減ったのです。そうです。もともと食べる離乳食の量が他の子より随分少なかったのです。他の子を知らない私は、そのことに気付くのが遅かったのです。それからはもう食べたいだけ食べさせました。お腹一杯になれば、自分からごちそうさまをするし、しなくても遊びはじめます。おかげで少しぽっこりだったお腹が、急激に飛び出し、まるで妊娠8ヶ月くらいになり、今度はそちらの方を心配しました。でも、それは典型的な幼児体型らしく、キューピーさんを見るとよくわかるようです。母親とは小さなことでも悩むものです。

栄養士の先生に相談すると、食べる量には波があり、発育の割合と関係しているので、子供自身に任せればよいそうです。断乳後数カ月経って、食べる量が微妙にかわっていることがようやくわかりました。うちは結構食べるけど、体重はあまり増えていません。だから、「食べ過ぎると、太りすぎるわ」と思わずに、どんどん食べさせてあげて下さい! ただ、ジュースや甘いお菓子にはくれぐれもご注意を! これは太りますから… 

最後に、母乳育児の子は頻回授乳中は食の細い子が多いと思います。断乳をすると、おっぱいと同様、食事と食事間に何度も食べ物を要求してきます。一度にたくさん食べられないことと、おっぱいの時間的感覚が残っているのかもしれません。でも、一度にたくさん食べられるようになると、その回数は徐々に減り、まとめ食べができるようになりますので安心して下さい。しばらくの間、我慢して、子供の要求を聞いてあげて下さい。

<精神面>
断乳後、パパの方に気持ちが傾くと聞いていたのに、うちはまったく駄目でした。断乳開始後はパパの抱っこを拒否です! 泣きやまないので、痛いおっぱいをかばいながら、抱っこをしたり、寝かせたりしていました。本当に機嫌の良いときでないと、パパのところには行かないし、抱っこもさせまてくれせん。抱っこといってもほんの少しです。そして、私が抱っこしている時間も当然長くなります。寝るときやぐずりのときは必ずママで、パパだと号泣しまくり。おかげで、私は背骨が痛くなり、その痛みは1年近く続きました。今までのように一人遊びをしはじめるのにも時間がかかりました。7−10日くらいかかってようやくです。

それよりも問題だったのはお風呂なんです。断乳前はお風呂がとても好きで、パパともにこにこと入っていました。しかし、断乳後からは大泣きです。しばらくは強引に入れ、私が入れるようになっても号泣です。おっぱいを思い出すから嫌なのかなと最初は考えていました。でも、実は違っていたんです。食事の量が足りなくて、精神的・肉体的に満足感が得られていなかったのです。食事の量を断乳前の3倍くらいにして、ようやくお風呂で少しずつ笑うようになりました。さらに、思う存分食べさせるようになってからは、今までのことがまるで嘘のように、断乳前と同様に自分から喜んで入って、今度はお風呂から外に出なくて困るくらいに変身しました。もちろん、パパ大好きっ子に戻りました。パパと二人で外出するまでには、時間がかかりましたが… 本当にささいなことで行動が変化するので驚きました。今では笑い話のようですが、このことに気付くのに約1ヶ月かかりました。悩みの日々が続く我が家だったわけです。

断乳後の変化は、その子によって様々だと思います。すぐにその変化に適応できる子もいれば、なかなかできない場合もあります。また、適応しようという思いはあるのに、我が家のように両親が些細なことに気付かなくて、自分で対応しきれなくて、親泣かせになってしまう場合もあります。だから、断乳後、何か変だなと思えば、食事のこと、遊びのこと、単に甘えたいだけなのか…など、いろいろ気配りをすることが必要になると思います。親はある意味大変ですが… 何よりも「おっぱいがなくなっても、あなたへの思いは変わらないわよ」という思いを心に込めて、強く抱きしめてあげることが一番なのかもしれません。時間はかかりましたが(いろんなことを考えると、2.5ヶ月くらい)、今ではうちの子は断乳前と変わりないし、それよりもさらにパワーアップし、少しお姉さんぽくなったように思います。


<参考>
私の断乳日記 No.1 (断乳前〜断乳開始3日目)
私の断乳日記 No.2 (断乳開始4日目〜3週間目まで)
私の断乳日記 No.3 (断乳開始3週間目〜断乳証書をもらうまで)

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