母乳育児(遊び飲みと乳首を噛まれる場合)

1.遊び飲みの開始

生後3−4ヶ月にもなると、赤ちゃんもおっぱいの飲み方が上手になるし、ママも授乳に徐々に慣れてきます。そして、おっぱいの作られる量や赤ちゃんの欲しがる時間などもある程度決まってきて、お互いのタイミングがあうようになってくると、授乳も随分と楽になります。

時間が経つにつれ、赤ちゃんの飲む力が強くなります。生後半年頃になり、特に、トラブルがなければ、授乳ごとに変えていた抱っこの向きも、毎回同じ方向で授乳をするようになりました。また産後まもなくはとても気を使っていたおっぱいの消毒すら、まったくしなくなりました。二人目になると、搾乳をした母乳を飲ませるとき以外は、最初から消毒はしませんでした(母乳に殺菌作用があるため)。

上記の頃は、周囲に興味がわいてくる頃でもあり、「遊び飲み」といって、赤ちゃん自身が真剣におっぱいを飲まないことが出てくる時期でもあります。遊び飲みが多いなと思ったら、一度、授乳をやめて、ほんの少し搾乳をして、また30分〜1時間後に授乳を試みるなどの工夫が必要となります。それでも駄目な場合は、少し搾乳をして、次の授乳時間(2〜3時間後)に備える方が良いと思います。遊び飲みの場合は、昼間眠いときや夜間授乳のときはしっかりと飲んでくれるので、それをうまく利用して、おっぱいのメンテナンスをすると、トラブル予防になると思います。

ただし、昼間も夜間も嫌がる場合は、おっぱいに何らかのトラブルが生じている可能性があります。この場合、乳腺が詰まりかけたり、刺激物などを食べて味や匂いが変化したときなど母乳の質が低下したり、排卵日近くや生理開始前後のことが多いようです。

その場合は、自分でマッサージを行ったり、助産院や産院で手技をうけると良いと思います。生後3ヶ月頃になると、気が緩み、最初は気をつけていた食生活も徐々にラフになってくるため、乳腺に自覚しない程度の古いお乳がたまっている可能性もあるので、再度、自分の食生活を見直してみる必要があるのかもしれません。

2.赤ちゃんがおっぱいを真剣に飲んでくれない場合の対策

<遊び飲みの場合>
上記で記述したように、赤ちゃんが周りの刺激に対して興味をもつ頃、例えば、テレビの音、家の外を走る車や近所で行われる工事の音、周囲の人の話し声、子供の遊ぶ声などなど原因は様々ですが、そういう音が少しでも耳にはいると、そちらに興味を持ちはじめ、おっぱいをほとんど飲まなくなります。お腹がすいていても、そちらに興味がいってしまうようです。

その場合は、テレビやラジオ、ステレオなどを消し、周囲の人には事情を説明して、別部屋にいてもらうことなどが必要となります。それでも、上のお子さんがいる場合、または外の環境に対してなどは文句を言えませんので、1度授乳をやめて、少し搾乳をします。そして、30分〜1時間後にまた授乳をするようにします。眠くなりはじめたときはよく飲んでくれるので、このチャンスを利用するのもひとつの方法です。

この遊び飲みは断乳するまで続くので、3時間ごとの授乳をめざすママにとっては、精神的にもおっぱい的にも非常に辛いものです。でも、おいしいおっぱいをあげるため、乗り越えなければならない試練の1つとなります。

<母乳の質(味)が低下している場合>
「夜も昼も飲まないことが多い」というのは、おっぱいの味がまずくなっている証拠です。言葉で訴えることができない分、態度で示すようになります。乳首をくわえたまま引っ張る、首を振ったり、そっくり返ったり、歯の崩出前なのに噛まれることがあります。あとは、おっぱいを飲んでいる途中に、「おいしくないよ!」と号泣をしたり、怒って飲むのを途中でやめることさえあります。

この場合は、おっぱいの味見や色を見て下さい。おいしいおっぱいの場合は、青みがかった乳白色で、ほんのりとした甘みがあります。乳質が低下すると、黄緑がかったり、白色ににごっていたり、どろどろとした感じになります。味も甘みが強い、しょっぱい、すっぱいなど、そのときの状態で変化します。

原因のひとつとして、食生活が徐々に乱れてきている可能性があり、おやつを含めた食事内容の改善をすることが大切になります。例えば、ケーキなど甘い洋菓子をやめられない、料理も油っぽいものが多い、香辛料の強いものが好きでカレーやキムチなどをよく食べている、牛乳・乳製品をとりすぎているという場合は、特に注意が必要です。

おっぱいがすぐに張る人はこれらを食べると、すぐにしこりができて乳腺炎になるので控えている場合が多いようですが、おっぱいがあまり張らなくても充分に出る人の場合は要注意です。おっぱいトラブルがなくても、脂肪分・糖分が多い、または塩辛いおっぱいになっていることも多いので、なるべく和食のあっさりとしたもの、脂肪分・糖分を控えた料理を心がけると、意外と飲んでくれるようになるかもしれません。とはいえ、育児にはストレスもかかります。甘いものや辛いものが欲しくもなります。そういう場合は、食べた後、搾乳をしてから、おっぱいを飲ませてあげると良いと思います。脂肪分・糖分が多くなると、自分や赤ちゃんの肥満の原因になる可能性があります。

また、質の低下が、おっぱいトラブルの前兆である場合もあります。乳腺が詰まり気味なり、おっぱいがたまりがちになっている場合です。これはしこりや白斑・乳腺炎などにも発展しかねませんので、乳腺の詰まりを解消する努力(マッサージなど)をしたり、助産師に手技を受けるだけでも、、飲み具合に変化が出る可能性が高くなると思います。

ただ、食生活に充分注意をしていても、体調の悪化、疲れ、ストレス、肩こりが激しい、冷え性など、総合的なコンディションの乱れがあると、乳質が低下します。このような症状を感じたら、手を抜けるところは手を抜き、赤ちゃんと一緒に昼寝をする、休日は旦那様に少し育児をしてもらうなど、休養を早めに、しっかりととることが大切です。

3.授乳中に乳首が噛まれることが多くなった場合の対策

様々な原因が考えられます。その主な原因は、上記でも記述したように、母乳の味(質)が落ちたことです。

<食生活の乱れ>
最近、甘いもの・油っぽいもの・辛いものなどを食べる機会が増えていないかを振り返ってみてください。普段、注意をしている方でも、何かイベントがあったり、少しくらいと思った頃が要注意です。もし、心当たりがあるようであれば、搾乳を充分にするとか、しばらくは和食系のあっさりとした食事を心がけ、質の改善を試みると良いと思います。

<授乳の仕方が悪い場合>
特に、くわえ方が浅い場合が考えられます。授乳の際、なるべく乳首を噛まれないためにも、乳輪部が隠れるくらい、口腔内に深くくわえさせることが重要となります。飲み方が浅い場合には、噛みやすい位置に乳首がくるので、どうしても乳首に傷を作ったり、傷口を広げる原因となります。

<ホルモンバランスの変化>
ホルモンバランスの変化が母乳の質に影響を与えます。排卵日前後や生理開始前後、または肉体的・精神的ストレスなどによるホルモンバランスが乱れている場合も考えられます。この場合は、ほとんどの時間帯の飲みが悪いようですが、特に昼間の飲みが悪くなるらしいので、飲みの悪い時間帯は搾乳をメインに、夜間は眠気を利用して頑張って飲んでもらうことがポイントになります。

<赤ちゃんに遊び心が芽ばえた時>
ある程度、満腹感を得たとき、いたずら気分で乳首を噛んでみたら、ママが大げさな反応をしておもしろかったから、また噛んでやろうなんていう、赤ちゃんの遊び心も出てきます。この場合は、「おっぱいを噛んだら、お母さんが泣くよ」と充分に言い聞かせるとか、授乳をいったんやめて、少しお腹がすいた頃に、再度授乳をするなどの工夫が必要になってきます。

いずれにせよ、おっぱいを噛むという場合は、赤ちゃんを見ていると、雰囲気でわかる場合が多いので、噛まれると思ったら、赤ちゃんの鼻をつまむ、おっぱいを口の奥深くまで突っ込むなどして、必ずやめさせるようにしましょう。おっぱいの質さえ良好であれば、噛まずに飲んでくれることも多いし、必ず「噛む=痛い」ということを教えてあげると、わかってやめてくれる時期があると思います。

<生理の再開>
生理が再開すると、母乳が出なくなる、授乳ができないと思いこんでいる人が意外と多いのですが、それは間違いです。上記のように、質が多少低下することにより、一時的に飲みが悪くなることはあっても、母乳が出なくなったり、授乳ができなくなることはまったくありません。夜間授乳を怠っている場合は異なりますが、そうでない場合は、疲れなどによるホルモンバランスの乱れによる、一時的な生理の場合もあります。

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