母乳育児Q&A

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授乳中の服薬・嗜好品

◇授乳中のタバコは大丈夫ですか?
タバコには多くの化学物質が含まれており、そのうち、ニコチンと一酸化炭素がもっとも影響が大きいとされています。授乳中に母親が喫煙をすると、母乳中からニコチンが検出されるそうです。また、ニコチンの代謝産物(コチニン)も母乳中に移行します。ニコチンとその代謝産物は、乳児の発育に影響を及ぼす可能性があることや乳幼児突然死症候群の原因となることがあり、喫煙本数の多い母親からの授乳により、子供がニコチン中毒になったという症例があるそうです。また、喫煙により、母乳の分泌量が減り、授乳期間が短くなることもあるようです。喫煙は乳児にとって理想的な栄養源である母乳をわざわざニコチン汚染させているようなものなので、喫煙者自身の問題だけではなく、そばにいる乳児も直接煙を吸っていることになるので(受動喫煙)、子供を育てる上で、禁煙に強い関心を向ける必要があります。これは母親のみならず、生活を共にする家族全員にいえることです。そのため、授乳中は喫煙はやめることをおすすめしますが、どうしてもやめることができないのであれば、ミルクへの変更をおすすめします。この受動喫煙の影響として、赤ちゃんの気管が過敏となり、風邪をひきやすい、もしくは喘息様症状がでやすくなりますし、将来的に肺炎の原因となる場合もあります。特に、アレルギー・アトピー体質、もしくはその可能性のある場合は、早急にタバコを吸う生活を見直しましょう。


◇授乳中のコーヒーや紅茶、ドリンク剤は大丈夫ですか?

コーヒーや紅茶、緑茶などには多数の成分が含まれます。主な成分はカフェインですが、コーヒー1杯には約100mg、お茶1杯には約30mg、コーラ350mlには約50mgが含まれており、栄養ドリンク剤にも無水カフェイン約50mg/本が含まれています。授乳中の飲用ですが、カフェインが母乳中に移行し、過敏な場合は、覚醒作用があるそうです。そのため、睡眠時間が少なくなったり、いらいらして泣く回数が増えることもあるようです。そのため、飲み過ぎないように心がけることが大切ですが、コーヒーや紅茶、緑茶などのいずれかを薄めで、食後1杯程度なら問題ないと思われます。また、ノンカフェインのコーヒーやお茶も販売されていますので、そちらを楽しまれると良いと思います。

ただ、コーヒーは豆類からの抽出品なので、意外と多くの油脂類を含んでいますから、おっぱいにしこりや白斑ができやすい、または乳腺炎にすぐになる方は極力控えめにした方が良いと思います。豆類の油脂という観点から考えると、紅茶やお茶の方が良いそうです。一方、ドリンク剤はカフェイン以外に糖分を多く含みます。これが母乳の質に影響を与えたり、詰まる原因となる可能性も高いので、なるべく控えた方が良いと思います。


◇授乳中の飲酒は大丈夫ですか?

お酒を飲むことで、体内の血中濃度が上昇します。母乳は血液より作られますので、乳汁中にアルコールは移行します。すると、赤ちゃんは間接的にお酒を飲むことと同様になります。赤ちゃんのアルコール代謝(分解)能力はとても低いので、肝臓などへの負担を与えます。授乳中の飲酒により、乳児にアルコール中毒、低プロトロピン血症による出血、偽クッシング症候群(肥満や成長遅滞、円形顔など)を発症した例がありますので、常習的に飲んでいる方は、授乳を避けるべきで、どうしてもやめられない場合は、ミルクへの移行をおすすめします。また、授乳をしながら、もしくは授乳前の飲酒により、赤ちゃんが酔っ払って顔が真っ赤になった例もありますので、どうしても飲酒される場合は授乳直後、少量をおすすめします。その後、どのくらいの授乳間隔をおけば良いのかは、飲酒量や母親のアルコール代謝・排泄速度と関連しますので、一概には言えませんが、最低でも3−4時間はあけた方が良いとは思います。


<参考>
母乳育児:授乳中の服薬と嗜好品

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