母乳育児Q&A

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授乳中の服薬・嗜好品

◇授乳中の服薬は大丈夫ですか?
抗がん剤、抗うつ薬など精神関連の薬、ホルモン剤など乳汁移行が容易な薬物を除き、風邪薬程度では市販薬もしくは医師の処方薬では、短期間で服薬する分ではほとんど影響がないと思われますが、留意点を書いておきます。

薬物の乳汁中への移行は、母親の服薬量の平均0.5%で、多くても2%だそうです。新生児や小児への直接投与が成人量の約20%らしいので、この量は非常に少ないと考えられます。ただ移行量が少なくても、薬の種類によってはまったく影響がないとは言い切れません。薬にあう、あわないという体質があるからです。そのため、服薬は授乳直後にすること、そして、赤ちゃんの体の変化の有無を見ることが重要です。飲み具合が悪くなる、眠りが浅くなる、元気がなくなる、湿疹が出る、機嫌が悪い、便の状態が変わったり、尿の量が減る場合にはすぐに服薬を中止し、医師に見てもらうことが必要です。これは赤ちゃん全般ですが、特に、新生児での授乳は要注意です。新生児では薬物代謝・排泄に関与する肝臓や腎臓の機能が未発達です。そのため、薬物の血液濃度中の半減期(薬物の血液中濃度が半分になるまでの期間)が長くなり、副作用が現れやすくなります。そのため、母親の服薬は本当に必要な場合以外はなるべく避けるべきです。どうしても服薬する場合、上記に書いた体調の変化には充分すぎるほど配慮して下さい。

どうしても服薬しないといけない時には、医師に必ず授乳中であることを伝え、できるだけ授乳をしても大丈夫な薬にしてもらうこと、それが駄目な場合は、一時授乳を中止し、ミルクへの変更となります。その場合、3−4時間ごとの搾乳を怠らないこと、哺乳瓶慣れをしないために、ピジョンの母乳相談室という哺乳瓶を用いることなどが、授乳再開に向けて重要となります。


◇風邪をひきかけています。授乳中の風邪薬は大丈夫ですか?

風邪の初期症状の場合は、葛根湯の服用をおすすめします。葛根湯は乳腺炎予防にも効果があり、液状の場合は、1日3本までと指示がありますが、5本までならOKだそうです。特に、症状の早期改善が必要とされる場合です。あとは、家事・育児で大変ですが、なるべく時間を見つけて静養し、風邪を少しでも早く治すことで、できる限り服薬をしないですむことがベストです。万が一、発熱をした場合、バファリン(解熱剤)を一時的に服薬(頓服)できます。このバファリンは乳腺炎になって、高熱を出した場合も服薬OKです。ただし、バファリンは乳汁移行することがわかっており、基本的には授乳中は避けることとなっております。そのため、絶対に長期連用は避けて下さい。39-40度もしくはそれ以上の高熱が出て、育児に支障を与えたり、病院で診察を受けるまでの一時的な措置として対応し(1−2回の服用のみ)、その後は医師の指示に従って下さい。

これらを服薬する場合、どうしても乳汁中への薬の移行による赤ちゃんへ影響が心配で、授乳を控えたり、やめたりする場合があります。今まで頻回授乳をしていたのに、いきなり授乳を控えたり、やめたりすると、おっぱいトラブルを生じる原因となり、主症状(風邪)以外に、乳腺炎による高熱で苦しむという二重の疾患にかかる可能性もあるので、授乳はしっかりと行った方がいいと思いますが、移行が不安な場合には、高熱の中、大変ですが、搾乳を定期的に行って下さい。

風邪を引いて、咳などで苦しい場合は、市販薬よりも、できる限り、医師処方による風邪薬をもらうことをおすすめします。授乳中であることを最初に申告すれば、授乳中でも大丈夫な薬を処方してくれると思います。普通の内科で心配な場合もしくは服薬中の授乳をとめられた場合は、近くの産婦人科に電話をして、その旨を伝え、薬の処方ができるかどうかを問い合わせてみるのも1つの手かもしれません。妊婦さんも風邪を引く可能性が高く、産院で薬を処方する機会もあると思います。妊娠中の服薬よりは、授乳中の方がデメリットが少ないと思います。どうしても医師にかかれない場合は、近くの薬局で薬剤師さんにその旨を説明し、授乳中でも大丈夫な市販薬を購入するといいと思います。いずれにせよ、症状が治まり次第、すぐに服薬は中止して下さい。 


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