入院中のらいふ 3
黄疸が正常値に入り、ようやく退院決定。
入院生活10日目のことでした。これで一安心。
クリニックに根が生えてしまったのか、最後は妙に名残惜しい気分でした。


2003年7月30日(産後6日/入院生活7日目)
1.黄疸治療4日目
 午前中の血液検査の結果では、ビリルビン値が昨日より一気に5も下がり、16.5前後となる。昨日が微減だったので、本日もあきらめていたけど、大幅な下げ値に先生方や婦長さん、私にようやく希望の光が見えてきた。基準値まであと1.5。明日、今日位下がれば退院決定となるが、大いなる期待はせずに、少しでも確実に下がってくれることだけを祈ろう。ただ、黄疸は交換輸血が必要なほど、値は高くないが、値が下がらなかったり、下がる割合が低くて、治療が長引いたりするとなると、知能テストを受けるなどの必要性があったようだ(後日わかったこと:脳性まひの可能性)。しかし、今日一気に下がったこと、おっぱいをたくさん飲んで、うんちもたくさんして、元気なことから、その必要性は今のところまったくないようだ。私も治療4日目、入院生活1週間ともなると、産後のリッチなホテル生活を楽しんでいる気分で、体調や精神的な回復も早いように思う。

 あさってからいよいよ8月。8月に突入する頃までクリニックにいるとは思っていなかった私。もちろん、誰も予期しないことではあるが。来月からはお盆月ということで、田舎ではお祝いに適さない月のようだ。そのため、親類達がお祝いをクリニックまで持ってきてくれた。でも、肝心のゆーちゃんには会えないので、パソに取り込んだデジカメ写真をスライドショーにして見てもらった。その意味でも、パソをもってきてもらったことは正解かも(笑)。

2.授乳&マッサージ
 深夜の搾乳2回、いずれも10mlが限界。30分も頑張ったのに… 夜中は差し乳タイプに変わったんだろうか… 朝も4時間経過しても張らないし、5時間で少し張る程度。乳質維持のため、4時間のときにほんの少し(気持ち程度)搾乳をしたけどね。
 午後、乳房マッサージをしてもらえる。少しごりごりはあるけど、詰まっているわけではなく、乳腺開通も良く、おっぱいも充分出ているとのこと。安心。昨日までは夜中以外に昼間もミルクを足されていることが多かったのだが、婦長さんが夜中以外はミルクを足さずに、泣いたら、もしくは泣かなくても、2−3時間ごとに起こしてでも授乳ができるようにスタッフに徹底してくれたようだ。私が呼ばれる回数が少なくて、不安な気持ちを察してくれたのだろうか… ともかく、これからは日付が変わるまで授乳が思う存分できるので嬉しい。でも、私みたいに母乳にこだわるのも少ない例かもしれない。例えば、低体重児で生まれたため、ある目標とされた体重になるまで退院許可が出なくて、入院が少し長引きそうな場合、母乳がたくさん出ていても、ミルクを足して体重を一気に増やして、早く退院したいという人の方が多いみたい(その後は母乳育児に戻すにしても)。あとは黄疸の場合でも、子供単身入院とか… 近所の人は授乳ごとに通えると思うが、少し遠くなると頻回は困難だと思う。でも、私みたいにじっくりと腰をすえて入院してくれると、婦長さんもおっぱいチェックができて、安心して母子とも見送れるからいいんだけど…と言ってくれた。私自身は子供も心配だけど、やはり娘のときのことを考えると、おっぱいケアをすぐに頼めることやアレルギーの可能性も考えると、予防用ミルクとはいえ、安易にミルクとしたくない気持ちが多大だったので、双方の考えがある程度一致して良かったと思う。

便数(回) 尿数(回) 授乳(回) 補足量(ml)
12 16 搾乳20ml、ミルク145ml
朝食 パン☆、ミートボール☆、野菜サラダ(キャベツなど)、グレープフルーツ、オレンジジュース
プレーンオムレツ☆←母に提供
昼食 ご飯、ミートボール☆、おから、菜っ葉の和え物、オレンジ、味噌汁、カレイのマリネ
夕食 ご飯、おすまし、焼肉、キャベツ、冷奴、酢の物、グレープフルーツ
夜食 わらび餅
☆除去対象品が入っているもの、もしくは可能性があるもの

2003年7月31日(産後7日/入院生活8日目)
1.黄疸治療5日目
 黄疸値は一気に下がりはせず、微減。0.5下がって、15.7となり、基準値まであと0.7となる。大きな期待を抱かなくて正解だった(笑)。だって、昨日のように一気に下がることの方が珍しいと思っていたから。でも、明日にはきっと基準値に入ってくれるものと密かな期待をしている私ではあるが… 今日も頑張って授乳をして、うんちをさせて早く回復してもらおう!ところで、黄疸治療は5日目。少し長いので、単なる新生児黄疸だけではなく、やはり少し他の原因(軽度の血液型不適合など)のクロスがあったことは認めざるを得ないようだ(詳細な検査まで必要はないが)。一応、血液型はB型+。私がO型+なので、娘(A型+)のときにしろ、何かしら出るのは仕方がないと思っていたのに、娘のときはほぼ正常だったので、頭からその観点がなくなっていて、気持ちを取り乱してしまったのだ。ちなみに旦那がAB型+と、我が家はすべての血液型がそろったのだ(笑)。でも、家族間輸血はできないね。

 ところで、顔(顎)や首の皮むけが激しくなった。生まれてすぐから、特に手足の指や甲がひどい。今日は久々に祖母もきた(産まれた翌日以来)。父親が一緒でないので、ゆっくりと時間を過ごせる。たまたま面会中に授乳コールがかかり、娘と3人一緒にミルキールームにまで足を運んでもらう。ゆーちゃんは少し赤みも出てきて、どこが黄疸なの?という感じの印象を受けたようだ。一番ひどいときを見ていないのと、もともと肌が地黒なため、そういう印象だったようだ。私から見れば、手や腕は確かに肌白になってきたけど、顔や胸はまだかなり黄色っぽいんだけどね。でも、確実に黄土色ではなくなってきているのは確かだ。母達にとっては、たとえ短時間でも、ゆーちゃんに会えたのは嬉しかったようだ。

2.授乳
 おっぱいは順調に飲んでくれている。哺乳力もアップしていると思う。みゅーちゃんと異なり、1往復しか飲まないけど、結構しっかりと飲んでいることが多い。おっぱいは昨日の乳房マッサージ後、張るようになってきた。夜間以外でも7回は授乳をしている。今のところ、需要と供給もあっている。しかし、哺乳力が増えるにつれ、お腹がよくすくようになってきた。3度の食事が待ち遠しいばかり。特に、朝食の量が少ないので、アレルギー用のお菓子や差し入れを食べて昼食まで過ごすことが多くなった。昼食と夕食の量はちょうど良いんだけどね。でも、アレルギー対応のお菓子(母乳育児中のおっぱいトラブル防止に安心なものが多い)のストックがなくなってきたので、また頼まないといけないな…
 パソの前に座っても大分お腹の痛みがこなくなった。少し更新作業が進む。無理をしない程度にやろうっと…

便数(回) 尿数(回) 授乳(回) 補足量(ml)
14 搾乳30ml、ミルク90ml、湯冷まし20ml
朝食 パン☆、グレープフルーツ、野菜サラダ(キャベツなど)、ハム☆、パインジュース、
プレーンオムレツ☆←母に提供
昼食 ご飯、酢豚、大根サラダ、おひたし(炒り卵入り)☆、春巻き☆、ミニトマト、オレンジ、味噌汁
夕食 おにぎり2個、味噌汁、焼きそば、煮物、ミカン
夜食 寒天で作ったモモゼリー(手作り)
☆除去対象品が入っているもの、もしくは可能性があるもの

2003年8月1日(産後8日/入院生活9日目)
1.黄疸治療後の経過観察
 8月になった。結局、7月中の退院はできなかった。今朝の検査結果で14.0となり、ようやく基準値内(15.0以下)に入る。しかし、長期光線治療により、数値が正常値に入ったわけで、急に通常生活に戻すと、中にはリバウンドを起こす場合があるので、今日の退院は見送り、明日まで経過観察入院となる。これで明日も基準値内であれば退院OK。もし、上がるようなことがあるなら、再度治療開始で、今度は血液不適合など生理的黄疸にクロスしている要因を詳細に検査しないといけなくなるようだ。そうでないことを祈るのみ。
 でも、本日は治療がないため、ずっと同室できる。黄疸値上昇予防の一環としては、日の当たる時間帯(午後)に、窓際で日光浴(顔と胸)をさせることが条件。ビリルビンの排泄をよくするためにも、おっぱいを充分に飲ませて、うんちをさせるように頑張ることも必要。でも、久々に長時間一緒に入れるだけで嬉しい私。 午前7時30分頃に、小児科の先生の回診がある。「長引いたけど、赤ちゃん元気にしているから心配なからね」と言ってくれる(検査結果がわかる前)。その言葉だけでも頑張る励みになる。

 ゆーちゃんのうんち、緑っぽい固形。夜間混合だったからかな。母乳に戻せば、また黄色っぽくなるかな。でも、みゅーちゃんの当時の便はぶつぶつの混じった水様便だったと思う。ゆーちゃんの方が消化能力が良いんだろうか? 勝手な思い込みかもしれないけど、アレルギーにはなって欲しくないから、ついつい期待感を抱いてしまう私。でも、肛門付近のお尻におむつかぶれがではじめた。ただれる少し前。こまめにおむつ交換をしているが、尿数・便数が多いため、仕方がないのかな?みゅーちゃんもほぼ同じ日齢からおむつかぶれになり、当時はよくわからないので、ひどい状態にさせてしまった記憶が蘇る。おむつかぶれ=肌が弱い、蒸れるのもあるけど、アレルギーということも頭をよぎる。体質は引き継いでいるだろうから、余計に不安なんだよね。

2.授乳など
 夜中の搾乳は一度だけ。今までの中で一番たくさん搾乳できた。今日は早朝(午前6時前)から授乳に呼んでくれた。入院後は4時には起きていたので、喜びいさんで行く。おっぱいの色は乳白色になって、もう成乳である(夕方は少し黄色がかり、初乳の色が混じる)。味もほんのり甘めでOK。やはり、搾乳時間帯があったので、毎日授乳ごとにチェックをしているかも(笑)。午前中から同室となり、午後7時ごろまでは2時間おきくらいに授乳を行う。ゆーちゃんもよく寝てくれる。しかし、その後は怒涛の1時間ごとの授乳。
 ところで、夜食にバラ(草)もちがでた。大好きなものだけど、5分ほどにらめっこをしながら、食べるか否かを悩む。娘のとき、産後まもなくおっぱいトラブルに悩まされ、あげくのはてに正月早々、雑煮の汁を飲んだだけで乳腺炎で高熱を出したからだ。その二の舞は避けたいし、でも、ここはクリニック内だし、今後は1年以上除去だし…と葛藤した。結局、誘惑に負けた。ゆーちゃんもしっかりと飲んでくれたし、今回は最初からおっぱいの調子が良いため、トラブルを起こさずにすんで、ほっとする。でも、今日は昼食がカレーライス。好きだけど、刺激物であるカレー粉でおっぱいの味も辛くなり、おっぱいを嫌がる赤ちゃんも多いから戸惑ったけど、ゆーちゃんは気にせず飲んでくれたわ。味に鈍感なのか、まだ味覚がはっきりしていないのか… いずれにせよ、カレーも断乳までお預けなので、今日が最後です(娘には作るから、味見くらいはあるかも…)。

便数(回) 尿数(回) 授乳(回) 補足量(ml)
13 18 10 搾乳30ml、ミルク30ml、湯冷まし40ml
朝食 ピザ風パン(パン、ソーセージ、チーズ)☆、ハム、グレープフルーツ、野菜サラダ(キャベツなど)、オレンジジュース
昼食 カレーライス(カボチャ、ナス、人参、ミートボール添え)☆、野菜サラダ(キャベツなど)、ハム☆、ワカメスープ、ミカン
夕食 ご飯、おから、サツマイモのレモン煮、冷奴、鯛の煮付け、味噌汁、オレンジ
夜食 バラ(草)もち (母乳育児中はもち類を食べない予定だが、大好きなため誘惑に負けた)
☆除去対象品が入っているもの、もしくは可能性があるもの

2003年8月2日(産後9日/入院生活10日目:退院)
 夜中は約2時間ごとの授乳。朝まで授乳以外はよく寝てくれた。寝るのはもちろん添い寝。というか、ベビーベッドでは寝てくれなかったから。でも、久々だから嬉しかった。
 黄疸の検査値が12.0まで下がった。光線治療をすることなく自然に下がったので、退院OKとなる。あとは自宅で肌が黄色っぽいなと思ったら、窓際で日光浴をさせるだけで良いようだ。規定では午前11時チェックアウトだけど、急なことなので、昼食を食べたあとの退院でもOKと言われるが、午前中から母達に来てもらうことになっていたので、午前中退院にする。11時に会計を終え、少し授乳を行い、部屋を出る。しかし、部屋を出るとともに号泣。おっぱいを飲ませたのに…と思いつつ、そのままナースセンターに行く。先生は退院を悟って、泣く子もいるよと言ってくれるが、本当に泣き止まない。おむつを布から紙にして、違和感があるのだろうか?再度授乳をしようかとも思ったが、あまりにも号泣に私も戸惑って、そのまま車に向う。本当は玄関の前や見送ってくれるスタッフの方と写真をとりたかったが、それどころではなかった。同時刻に退院する人がいて、その人はスタッフの人に写真を頼んでいた。悔やむ気持ちも大きかったけど、待合室で一枚なんとか写真をとって、すぐに車に乗り込む。車中でも号泣。移動中に少し授乳をすると、ようやく落ち着き、寝てくれた。もう少し平静心をもって退院できれば…と後悔中。ゆーちゃんも落ち着いた状況で車に乗せたかったな。せっかくの待ちに待った退院だったのに…
 ちなみに退院時の体重は2,826g。出生時が2,656gで、生後1日目2,582g、3日目2,542gと生理的体重減少があったが、9日目には約300g増えていた。体重増加としては順調(一時ミルクを使用していたのもあるが)。

退院時までの記録
便数(回) 尿数(回) 授乳(回) 補足量(ml)
朝食 パン☆、グレープフルーツ、野菜サラダ(キャベツなど)、パインジュース、ウインナー☆
ゆで卵☆←母に提供

<参考までに>

退院時にいただいたもの
森永E赤ちゃんミルク(小)1缶&生後半年までの育児ノート
(入院時に用意してくれたミルクも使用しなかったのでもらってきたので、計2缶。良かったのかな?)
ピジョン・ベビー石鹸
へその緒&消毒セット
写真(出産直後、デジカメで撮影した写真数枚を加工して、1枚にまとめ、印刷してくれた)
試供品(ミルトン)