No.12 こっこままのまたにてぃーらいふ
陣痛開始・出産・カンガルーケア
予定日より2週間早い出産!
<陣痛開始〜検診>
午前7時30分頃、下腹部(恥骨内部)に少し強めの痛みが走り、目が覚める。痛みの持続も少し長い。午前3時頃、HPの掲示板書き込みや更新などを終え、寝ようとしても寝付けずにいたところに、娘が午前4時頃に夜泣きし、それを寝かせたたのに、その1時間後に父が起きて、がさがさしはじめると、また起きて、アンパンマンを見たりしながら、ようやく6時頃寝てくれ、私もうとうとはじめたばかりの矢先だった。寝不足だったので、もう少し寝ようと思ったけど、その30分後にも痛みが… もしかして、これは陣痛かもと思い、痛みが生じる時間記録のメモをはじめる。今日は38週の検診日(午前11時予約)なので、その際に見てもらえるように… 結局、9時までは30分ごとに少し強みがくる。また、痛みと痛みの30分の間(約15分)にも一瞬ではあるが、軽度の痛み(生理痛程度)がある。万が一、検診後すぐに入院(経過観察でも)があるかもしれないと思い、母に車のトランクに入院グッズを積んでもらう。9時の痛みは腹痛ではなく、軽度の骨盤の痛み。陣痛(?)がおさまったのかと思いきや、20分間隔で骨盤の痛みがくる。痛みがある程度定期的になってきたこともあり、娘を起こして、少し早めに産院へ向かおうとするが、「おなか、いたい。ねんね」と言うのみで起きようとしない。まるで、私が言っているセリフのよう… 少し起こして、母がオレンジジュースを目覚ましに飲ませた途端、すぐに嘔吐。6時頃までは元気だったのに、それ以降、急に体調が変化したようで(熱はない)、母による送迎(娘同伴)をあきらめ、看護を依頼。父に送迎してもらう。片道20−30分程度だが、道中でも10分間隔で痛みがくる。ちなみに、上記の間、定期的なお腹の張りや強い張りはほとんど感じなかった。娘の陣痛時には定期的な子宮の収縮を感じたので、余計に陣痛の痛みと思えなかったのかも…

10時40分頃、予診(体重測定&NST)をうける。看護師さんにノートをみせると、「陣痛やな。NSTして、たぶん即入院やわ。良く歩いたん?」と言われる。時々、スーパーで1時間程度うろうろしたのみだが、それに答える最中にも定期的に痛みに襲われる。NSTの結果を見ると、明らかに10分間隔で大きなピークがきているので、すぐに先生に内診を受ける。すでに子宮口が6cm開いていて、子宮口を柔らかくする膣剤(マイリス)を入れる。先生が「良く歩いてこれたね。即入院なので、スタッフ呼びます。出産になるのは、今後の痛みのつき次第です」と言われたが、まさか検診日に陣痛が起こると思っていなかったし、まして、子宮口が6cmも開いているなんて思ってもみなかった。そのため、痛みを逃すため、家でうろうろしたり動いていたのが、子宮口の開きを早めたのかも(笑)。先の看護師さん曰く、「だから、経産婦さんのお産は怖いんよ。大丈夫だと思っているうちに、陣痛が強くなり、産院に来る車内で出産になったり、入院して30分以内に出産したり…」とのこと。私も今日検診予約を入れていなかったら、車内で…、自宅で…はありえたかも(怖)。

<入院・LDRでの出産>
午前11時30分入院。ある程度痛みがつくまでは、入院する部屋で待機し、その後、LDR(陣痛・分娩・分娩後の処置・休憩を1つの部屋で行うこと)に入るのだが、私の場合はすぐにLDRに入る。このときも外来と同様、子宮口6cm開、陣痛10分間隔だった。すぐに浣腸を行い、排便(下着に少量の出血を確認)。トイレで排便中も強い痛みに苦しみ、トイレを出ると、痛みの間隔は5分で、すぐに4分と短くなる。ところで、この産院では、自然出産を基本(促進剤・吸引分娩法など緊急時以外使用しない)とし、呼吸法で痛みを逃しながら、いきまずに出産(赤ちゃんが酸素不足で苦しまないように)をする方法をとっている。そのため、痛みがくるたびに足を大きく開いて、深呼吸をして、大きく息を吐いたり、「はっはっは」と息を吐いて痛みを逃し、赤ちゃんが楽に産道を降りてこれるようにする。トイレから出て、ベッドに横たわると、すぐに痛み。上記ができるように、助産師(婦長)さんが「足を開いて、息を吐いて…」とそばで指示。左向きに寝て、最初は右足を立てることで、両足を大きく広げる感じ。とはいえ、痛みがくると、力を抜いて上記をしないといけないのに、陣痛時間が短かったこともあり、心の準備が思うようにできていなくて、すぐに力が入り、足は閉じるし、呼吸を止めてしまう形になり、「赤ちゃんが降りてこれないよ。苦しむよ。足を開いて、リラックスして! 鼻から息を吸って!」と言われるばかり… 頭ではわかっていても、体が反対のことばかりして、自分でも嫌になる。冷静に出産に望む余裕がなかった。娘のときはある程度冷静に見ている自分がいたけど、今回は思いもせぬ速さなので… 陣痛の合間をみて、点滴に入る。B型溶連菌群が膣内で検出されたため、産道で赤ちゃんが感染することを防止するため、抗生物質を使用。

午後12時には子宮口が全開。助産師さんたちも意外な速さに驚き。すぐに副院長先生(院長先生の奥様)が呼ばれ、助産師さんと二人で出産をサポートしてくれる。その頃には、痛みが2−3分間隔で、破水はまだしていない。母が12時15分頃、LDRに入ってくる。娘を小児科に連れて行った帰りで、娘は父と車内待ちの状態。母も急速に出産が起こっているとは思っていなかったようで、頻繁にくる痛みのたびに、枕元で手を強く握って、応援エールをかけてくれる。でも、私は相変わらず力が入って、足が開けなかったり、鼻から充分に息を吸えなかったりと、少し情けない状態(←と考えている暇はないけど)。そのため、酸素吸入のための酸素が鼻につけられた。その後、すぐに赤ちゃんが下がってきて、骨盤も相当痛み(娘のときほどではない)、いきみも数回くる。そんないきみが数回きたとき、プチっと音がして、水が飛び出した。破水が起こったのである。院長先生が呼ばれる。12時30分頃には、排臨(頭が見えること)がはじまり、頭の中が急に明るく、今までの苦しみから解放された気持ちになる。そのとき、気分的にリラックスできて、力を抜いて、落ち着いて深呼吸をしたら、すぽっと抜ける感じがして、「ゆーちゃん」誕生! 12時42分のことである。ゆーちゃんの泣き声がかすかに聞える。安堵感が頭の中で漂い、実はゆーちゃんの第一声を聞くことを忘れていたに近いんだけどね。陣痛開始から約5時間、入院して1時間という超安産で、超スピード出産である。予診を受けたときは、早くても夕方近くかなと思っていたのに、あっというまの出来事であった。本人はもちろんのこと、スタッフや家族みんな、びっくり状態の出産でした!

<カンガルーケア>
生まれたばかりのゆーちゃんは、赤黒い(もしくは紫っぽい)肌をしていて、少し不安になり、「大丈夫ですか?」と思わず聞いてしまう。以前、テレビで見た約500gの赤ちゃんが同じ肌の色だったため。生まれてすぐの赤ちゃんを胸の上に置き(向かい合わせで)、へその緒を自分で切る。初めての体験であり、子供が私から独立して、自分で生きていくための第一歩(本当は旦那に立会い出産をしてもらって、切ってもらうことにより、一緒に出産した気分がより向上するらしい)。少しどきどきしてしまい、メガネをかけていなかったことで、一気に切るつもりがほんの少し切り残しがでてしまい、二度はさみを入れる羽目に…(笑) このへその緒だが、ゆーちゃんの足に1回巻きついていたようだ。そのために、NSTで元気度がダウンしたのだろうと言われた。足だから、ほとんど問題にならないと思うが、体の一部分(足)にへその緒が巻き付いていたと聞いて、若干不安になったのも事実。

ゆーちゃんを抱いたまま、毛布が2枚かけられる。新生児は体温調節ができないので、体温が下がらないように配慮。その状態で約2時間あまりLDRで産後の休養を兼ねながら過ごすことになる。母が娘と父を呼んできて(旦那にも連絡。午後から約1週間休暇をとり、淡路に向かうとのこと)、記念のデジカメ写真を撮ってもらう。娘は父に抱かれてぐったりとしているものの、写真のときだけはベッドそばに座り、ピースだけちゃんとしている厳禁なやつ! その後、家族は帰宅。胎盤もへその緒を切ったあとすぐに出たようだ。会陰の傷は少しで、会陰切開ほどひどくないので、副院長先生に少し縫ってもらう。さらに、いきみがくるたびに、助産師さんがずっと肛門部を押さえてくれていたようで、娘のときのようにお尻の悪化もなく(これもいきまない出産法のメリットの一つかな)、お尻に痛みがまったくなく、会陰部に少し不快感を感じるのみですんだ。娘のときに、陣痛の痛みより産後のお尻の痛みで苦しんだ私にとって、もう天国にいる気分! 最高です! その後、二人で幸せな2時間(午後3時頃まで)を過ごす。
 
カンガルーケアをはじめて最初のうちは、「ママを認識する(においや肌の感じなど)時間」であり、その後、おっぱいを模索する時間とは聞いていたが、まさしくそんな感じだった。「ママを認識する時間」におっぱいを吸わせようと、体を少しでも動かすと大泣きをされた。どうも「ママから引き離される」という不安感で一杯になるようだ。その後、おっぱいの模索をはじめた。体をほんの少しずつ動かして、おっぱいにどんどん顔を近づけていくのだ。そして、泣かない程度に、乳首の位置に口がくるようにヘルプをしてあげた(必要ないのかもしれないが)。カンガルーケアをはじめて約50分が経過した午後1時30分頃、はじめて右のおっぱいを「ちゅぱちゅぱ」、2時30分頃に左側をほんの少しくわえてくれた。最初におっぱいをくわえると同時に、布団の中で「ぶりっ」という音。赤ちゃんを抱いて動けないし、赤ちゃんの体温保持のために布団もまくれない状態。カンガルーケア終了後、私のお腹もゆーちゃんの体もうんちまみれ。最初の胎便が私のお腹の上でということになってしまった(苦笑)。また、羊水は生臭いというけど、羊水がついた頭髪に顔を近づけても、まったく気にならなかった。うんちも同様。無事に生まれてくれたことと、新たな命が誕生したということの幸せ感で一杯だったからかもしれない。この二人きりでいる最初の時間は、赤ちゃんへの最初の話しかけの時間でもあり、ママも赤ちゃんを充分に認識する時間でもあると思う。特に、娘の相手で、お腹にいるときはゆーちゃんへの話しかけはほとんどしない状態に近かった。その分、この時間に思いっきり話しかけることができたように思う(周囲に人がいないので)。メガネをかけていなかったので、生まれてすぐの顔を充分には見れなかったが、鼻は旦那そっくりかなという程度しかわからなかった。生まれたときの赤黒い(紫っぽい)肌の色は、生後1時間後くらいから徐々に薄くなり、夜には普通の赤みのさした肌になりました(笑)。

カンガルーケアが終了した後、赤ちゃんを軽く洗い(沐浴ではないので、指の間とか耳たぶなど、洗いにくい部分に血液の塊などが残っている)、計測に入る。38週1日と約2週間早かったけど、2,500gを超えていて保育器に入らなくてすむ(低体重児ではないということ)。ここでは久々の小粒ちゃんらしい(土地柄か、割と大きな赤ちゃんが多いようだ)。男の子も数人ぶりらしい。私も体を簡単に拭いてもらい、ゆーちゃんを抱いたまま車椅子で個室へ移動する(午後3時30分頃)。

  + 出生時の記録 +
◇身長 48.2cm
◇体重 2,656g
◇頭囲 32.6cm
◇胸囲 30.4cm  

この続きの入院生活〜育児日記は、「ゆーちゃんといっしょ!」です!
これからもよろしくお願いします。


  

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