No.12 ぷれまま日記
入院〜出産まで
みゅーちゃん、誕生!
<陣痛室にて>
陣痛室に入ってすぐに、分娩開始装置をつける。大きい陣痛の山が8分間隔で、その間に小さな陣痛の山がきているとのこと。分娩を早く進めるためには、充分な痛みを伴った大きな陣痛の方が必要らしい。午前8時には一応、朝食が出された。しかし、全部食べられるだけの余裕はなく、フルーツやサラダなどのあっさりしたものを少し食べた。ピザトーストも出たけど、さすがに脂っこいものは受け付けなかったので、残りは旦那に食べてもらう。1時間後の8時40分には陣痛の間隔が5〜3分間隔となる。このときには痛みを感じる時間が1分近くと長くなる。その10分後の内診では、破水が確認された。当の本人は出血が結構あったので、それかと思っていた。子宮口も約5−6cm開大と入院時の2倍の大きさになっていたことから、全開大(10cm)になるまでの時間は早まるだろうと言われた。午前10時40分の時点で、子宮口は約9.5cmになっていた。みゅーちゃんは縦へと方向を回旋しはじめたようだ。陣痛がおこる感覚もさらに短くなり、骨盤の下方部(お尻のすぐ上くらい)に激痛が走る。しかし、下腹部にはもう痛みをほとんど感じない。でも、もっと大きな痛みを想像していたので、旦那の指圧により多少痛みが緩和され、もだえながらもまだ幾分冷静な私がいるようだ。いきみたくなったら、いきんでもいいよと言われ、何回かいきむ。そうすることで、赤ちゃんが下に降りてくるのが早まるらしい。11時には全開大になり、先に入院していた経産婦さんを一気に追い抜き、先に分娩室にはいることになる。入院して約3時間30分で分娩室。初産にしては結構順調なスピードで進んでいるようだ。ところで、この場での呼吸法はヒッヒッフーかと思っていたら、通常の深呼吸でいいよと言われ、結局ずっと深呼吸で痛みを逃した。陣痛の間、ずっと旦那に骨盤を指圧してもらっていたが、それだけで痛みが我慢できないときは助産婦さんの手を握らせてもらったり、肩を貸してもらって抱きかかえるような感じで痛みを我慢した。あと、入院が決まったときに、先生から親子お手玉をもらった。大きさの違うスタッフ手作りのお手玉が紐で結び付けられているもの。母親と子がへその緒で結び付けられているというイメージで、最近は父親の育児参加が普通なので、父との結びつきも加えて、母子お手玉ならぬ、親子お手玉だそうだ。それを陣痛の間、手に握り締めて痛みを我慢したりもした。紐を肩にかけて、両手に一つずつお手玉を持ったのだが、私は力を入れすぎたためか、割と早い時間帯で一つのお手玉が紐から取れてしまった。最初はこのお手玉の意味がわからなかったけど、分娩後、お手玉の意味を知って、なんか少し親子の縁が切れたんではという不安になったりもした。まあ、そういうことはないんだけどね… 

一方、この大きな陣痛のときですら、元気に動き回る。子宮が収縮して苦しくないのかな? しかし、この時点では、私には胎動と陣痛の痛みはすでに区別が付かなくなっていた。子宮口の開くスピードに比べ、みゅーちゃんの回旋速度は遅かったようだが、分娩台に上がる頃にはなんとか縦向きになってくれたようだ。

<分娩室にて>
1.自然分娩から吸引分娩へ
午前11時10分にまず一人で分娩室にはいり、何度かいきむ練習をする。いざというときのための血管確保を目的として、ブドウ糖の点滴を開始する。ブドウ糖の点滴には、母親の体力確保と言う意味合いもあるらしい。その30分後に旦那が入室を許可される。しかし、陣痛室とはうってかわり、微弱陣痛になってしまう。私が昨晩寝ていないための疲れかもしれない。約1時間ほど普通に頑張るが、みゅーちゃんが降りてくるスピードが遅いので、上腹部(胃の下あたり)をいきみと同時に力強く押される。押されると、陣痛の痛みよりも押される痛み(圧迫感)の方が気になる。なんか人工呼吸をされているような感じ… 陣痛も強い方だけでなく、依然強弱の山を繰り返している。みゅーちゃんの方は指第2関節くらいまでは降りてきてくれているようだが、骨盤口が少し小さいのと軟産道が少し硬めなのが災いをして、それ以降の進みが遅いみたい。そこで陣痛促進剤を使用することになった。12時50分頃から陣痛促進剤の投与を開始し、最初は1分間に5滴からはじめ、15分ごとに10、15滴と投与量を増やしていった。13時40分には陣痛間隔が3−2分となる。最初はへたくそだったいきみも、このころにはかなり上手にできるようになる。みゅーちゃんもこの頃には指第一関節と1/2位のところまで降りてきてくれたようだ。しかし、分娩室に入ってからすでに2時間半が経過しているので、母体と赤ちゃんの体力を考え、吸引分娩に切り替えることになった。その処置のため、旦那は一時退室となる。退室している間に吸引装置をつけて、14時10分よりいきみとともに吸引を開始する。分娩室にいる時間が長くなり、私が疲れてきたのか、時折みゅーちゃんの元気度がさがるようになってきたので、「深呼吸して!赤ちゃんに酸素を送ってやって」と陣痛の合間に言われる。そして、補助処置として酸素マスクをつける。

2.みゅーちゃん誕生
陣痛促進剤が効いてきたのか、絶え間なくいい感じで、いきみがくる。14時25分に旦那が再度入室を許可される。このときには、すでに頭の髪の毛が見え始め(排臨)、あと2−3回のいきみで5分以内には産まれるでしょうと言われ、少し安堵する。しかし、その後1回いきんだだけでみゅーちゃんはなんなく出てきた。出てくるときの感じははっきりと覚えていないが、何かすぽっと生ぬるいものが下に落ちたような感じで、便秘が解消された気分だった。でも、出てきてすぐは自分はぼーとしていて、すぐに「みゅーちゃん誕生」という言葉と現実が頭の中で結びつかなかった… 助産婦さんに口の中の羊水を吸引してもらって、軽く「ほぎゃー」って泣いたらしい。「らしい」というのは、なんか力を使い切って、頭が回転していなくて、聞き取れなかったからだ。だから、泣いていなかったらと不安になって、旦那に何回も「泣いた?」って確認してしまった。「泣いたよ」って言われて、良かったと思った瞬間に、みゅーちゃんはまた軽く「ほぎゃー」って泣いてくれたので、大安心した。その後すぐに、みゅーちゃんを足元に置いてもらい、3人で写真撮影をした。みゅーちゃんは誕生とともにおしっことうんちをしたらしい。そのためか、1ヶ月経った今でも、うんことおしっこは、どはでによくやってくれる。回数も多いし。その後、みゅーちゃんは体の洗浄のために別室に連れて行かれる。ちなみに、出産は予定日の前日で、分娩期間は39週6日、分娩に要した時間は陣痛開始から計測して14時間3分で、みゅーちゃんの出生時刻は14時30分です。

 + 出生の記録 +
 ◇身長:45.2cm
 ◇体重:3,102g
 ◇胸囲:34.6cm
 ◇頭囲:32.4cm 

<後処置&対面>
みゅーちゃんが出てきた3分後に胎盤が出てきたようだ(後産)。もうこの時点では疲れていたので、痛みもわからないし、出てきた感じもよくわからなかった。出てきた時間を言っているのを聞いて、そんなもんかと思ったくらい… 分娩後は体力が落ちていることもあり、最低2時間は分娩室で休息をとるようだ。そして、会陰切開の傷の縫合に入るが、自分ではいつしたのかよくわからない。陣痛の痛みやいきみに必死だったせいか、切開の痛みは全くわからなかった。切開のところに若干裂傷もできていたため、縫合に約1時間くらいかかった。また、いきむ時間が長かったため、お尻の方もすごく腫れたようだ。自分でもいきむごとにお尻から何かでているような感覚で、内容物かな?ってちょっと恥ずかしく思っていたけど、やはり違っていたようだ。結構たくさん腫れたので、すごく違和感を感じる。縫合中に器具などが触れると痛い。局所麻酔をかけているとはいえ、針を刺すときもちくっとする。出産が終われば、陣痛の痛みなんか吹っ飛んでしまって、こっちの方が痛いし、つらいやーていう気分になる。縫合終了後、体をきれいに拭いてくれて、分娩着から院内着に着替えさせてくれる。その後、みゅーちゃんが連れてこられて、寝たまま、初めておっぱいをすわせる。まだほとんどといっていいほど出ないからかわいそうだけど、母乳を出すためにも必要なんだろうね。最初の親子のふれあいでもあるし。でも、初めてにもかかわらず、みゅーちゃんは本能なのか気持ちよく、ちゅぱちゅぱと吸っている。乳輪が厚くて少し硬めで吸いにくい左のおっぱいは、嫌そうだったけど頑張って飲んでくれた。みゅーちゃんのためにもいっぱい母乳が出るおっぱいだといいんだけど…

16時10分に旦那が入室してきて、3人で改めてご対面。といっても、旦那は私が縫合をしている間にナースセンターで初めて抱かせてもらっていたらしい。よく泣く元気のいい子で、安心したようだ。確かに縫合中もみゅーちゃんの泣き声が廊下に響き渡って、分娩室まで聞こえていたからな… 実はさっきミルクをあげたとき、間近にみゅーちゃんがいたにも関わらず、眼鏡がなかったおかげではっきりと顔が見ることができなかった。だから、今回眼鏡をもってきてもらって、ようやくはっきりとみゅーちゃんの顔をみることができた。眼のぱちっとした子だ。私みたいに細くなくてよかった。産まれた瞬間から旦那似だとスタッフのみんなが言っていたもんね。私は寝たままの状態なので、抱くことはできなかった。その間、旦那がみゅーちゃんをずっと抱いていて、蔓延のほほえみで、「無事にうまれてきてくれてありがとう! みゅーちゃん」と話しかけていた。私には「無事に産んでくれてありがとう!」だった。対面から20分後には、2人は退室し、また一人で休憩モードにはいった。

17時前には病室に行く予定だったが、少し悪露が多いため、さらに30分延長して17時半ごろ車椅子に乗って病室に入る。さらに、20時半まではほぼ絶対安静で、自分一人でトイレに行かないように指示され(分娩中、のどがすごく乾いたので、水は1L近く飲んだので、排尿は分娩室を出る前にカテーテルを通して行った。ちくっと痛かった)、食事以外は寝た状態だった。でも、産んだことによる大きな仕事を果たしたような達成感と、無事に産まれたうれしさのあまり、出産直後とは思えないくらい、自分では元気であった。精神的にハイな状態と言ってもいいのかも… そのため、病室から携帯で、何人かに出産報告をしまくっていた私であった。しかし、この2日後からどっと疲れがくるというのを予期することができなかった私であった。

この続きの入院生活は、「みゅーちゃんといっしょ!」の方で公開します。
引き続き、子育て編もどうぞよろしくね!


  

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